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株式会社 日立システムズ

第10回 豊臣秀吉編
まさに人たらし!コミュニケーション能力に長けたプロジェクトマネージャー!

今回は、農民から関白まで登り詰め、天下を統一した、現代でも一二を争う人気を誇る太閤・豊臣秀吉を取り上げて、セキュリティについて考えてみましょう。

下克上とはまさにこのこと!戦国の夢を体現した武将


黎嘉 絵

織田信長の草履を温めたエピソードなど、さまざまな気配りを見せ、「人たらし」とも評される豊臣秀吉。その人たらしの技術で農民の身分から織田信長に気に入られ、ついには天下を統一するに至るという、まさに下克上の言葉をそのまま体現したような武将です。
しかし、実力主義の信長の元で、これほど出世したということは、人たらしだけではない魅力があったことが伺えます。事実、墨俣の一夜城や備中高松城の水攻めなど、奇抜な発想でさまざまな功を上げました。
信長亡き後は電光石火の中国大返しで、仇敵・明智光秀を討つと織田家を掌握、天下統一へと一気に駆け上がり、ついには武家ではなく、貴族の最高位・関白までたどり着きます。晩年には朝鮮出兵をはじめとした失策も多く、豊臣家に禍根を残すことになりますが、それでもそのエピソードと人柄は、今なお多くの人の心を捉えて離しません。

企画力・コミュニケーション力に優れた、調整能力抜群のプロジェクトマネージャー

そんな豊臣秀吉をセキュリティ担当者に例えるならば、コミュニケーション能力を駆使して、チームやプロジェクトを円滑に調整するセキュリティマネージャーといえます。

そんな秀吉の力が垣間見える事例として、信長の後継者を決める清州会議での動きが挙げられます。当初、清州会議では後継者候補として、二男・織田信雄と三男・織田信孝の争いになると思われましたが、秀吉は第三の候補となる、まだ幼い長男・信忠の嫡男・三法師を擁立します。また、会議に参加した秀吉以外の三重臣のうち、池田恒興・丹羽長秀を懐柔し、自分の側へと引き込みました。最後まで織田信孝を推して対立した柴田勝家に対しても、三法師の後見人を信孝にするとして、最終的には従わせることに成功しています。

二択で進んでいたプロジェクトに対し、新たな案を投げかけ、なおかつ達成するというこの事実は、秀吉の企画力・プロジェクト調整能力の高さを伺わせます。

ではセキュリティで考えてみましょう。
セキュリティには、安全性を高めると利便性が低下し、利便性を高めると安全性が低下する、というトレードオフの関係があります。
情報漏えいを防ぐためにUSBメモリの使用を禁止している企業は多くありますが、自宅で仕事するためにメールでファイルを添付してしまっては意味がありません。
リスクを正しく認識し、ファイル共有サービスを使用して適切な権限を設定するなど、利害関係者にメリットとデメリットを説明するとともに、他の選択肢を含めて検討、提示できる能力が求められるのです。

また、生え抜きの家臣がいなかった秀吉は、それゆえか、人材発掘・育成にも優れた才能を発揮しています。後の賤ヶ岳の七本槍となる若武者たちや、石田三成など優秀な人材を自ら見つけ出し育てました。彼らは後に秀吉にとって、なくてはならない武将へと成長し、天下統一に貢献しています。また、元・野武士であった蜂須賀小六や、敵方の武将であった竹中半兵衛なども登用しています。これらは、人心掌握はもちろんですが、チームビルディング力の高さも示しています。

権威への憧れから、トップに立つことで権威に溺れることも…

低い身分の生まれであるからこそ、人をよく見て、それらを調整する能力に長けていた秀吉ですが、欠点も身分が低いことに起因していると考えられます。
身分が低かった秀吉は、それゆえに天下統一が近づくにつれ、身分や権威を求めるようになります。これは、武家の最上位である征夷大将軍ではなく、関白を叙任したことにもよく現れているといえるでしょう。有名な「金の茶室」は千利休と袂を分かつ原因となり、権威に任せた安易な処罰は、後の豊臣家への離反を招いています。

武将が伝える教訓

徳川家康とは異なり、自分一代のみの短い天下となってしまった秀吉。しかし戦国の世にあって、後ろ盾のない中で自分の才覚だけで頂点まで登り詰めた手法には、現代でも学ぶべきことが多くあります。豊臣秀吉の人生から学ぶべき教訓をまとめてみましょう。

現場感覚を持ち続ける大切さ

秀吉は一武将として活躍していた際、敵方の武将であっても仲間に引き入れるなど、相手を思いやる度量の広さを持っていました。しかしながら権力を極めた晩年は、権力奪取を恐れるあまり、横暴な態度が目につくようになり、それが後の豊臣政権の崩壊へとつながったのです。
いつまでも現場目線のままではダメですが、たとえプロジェクトリーダーという広い視点が必要な職になったとしても、現場の感覚を覚えていなければ、現場の人間は操れません。
上に立つものこそ、現場感覚を忘れないことが重要です。

周りを巻き込むことの大切さ

秀吉は、清州会議はもちろんその前の山崎の戦いでも、いち早く織田家家臣と連携を取っています。また、数々の戦においても調略を持って、さまざまな武将を自分の側へと引き入れています。
現代においても大規模なプロジェクトを実行するためには、周りとの連携が不可欠です。自分自身や自分のチームだけではできないことも、周りの協力を仰げば達成することも可能です。

秀吉の持つ企画力や調整能力はプロジェクトを率いるリーダーには必要不可欠な能力です。欠点であった現場感覚を大切にしながら、それらの能力を振るえば、きっとどんな困難なプロジェクトも乗り越えられるはず。秀吉の長所を学び、現代の下克上を成し遂げましょう!

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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