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株式会社 日立システムズ

在宅勤務などを支援するセキュアなクライアントPCサービスを販売開始

エンドユーザーと情報システム部門の働き方改革を支援

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2018年12月17日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、在宅勤務を検討中の企業や営業などの外出業務が多い部門向けのITインフラとして、物理PCと同等の操作性に加え、シンクライアントと同等のセキュリティの確保をリーズナブルなコストで実現するクライアントPCサービス「データレスPC Flex Work Placeテレワークスタ-トパック」を本日から販売開始します。
本サービスは、横河レンタ・リース株式会社(代表取締役社長:金川 裕一、本社:東京都新宿区/以下、横河レンタ・リース)のデータレスPCソリューション「Flex Work Place」と、株式会社日立ソリューションズ(取締役社長:星野 達朗、本社:東京都品川区/以下、日立ソリューションズ)のセキュリティソリューション「秘文」に加え、日立システムズのサービスインフラを生かしたキッティング(設定代行)サービスやヘルプデスクサービス、モバイルデータ通信サービスなどを組み合わせて提供します。
本サービスにより、在宅勤務などの実現をITインフラの側面から支援するとともに、新たなインフラ導入に関わる情報システム部門の負荷軽減も支援し、働き方改革の推進に貢献します。

近年、PCの紛失、盗難などによる情報漏えい防止や、在宅勤務の推進などの観点からシンクライアントの導入ニーズが高まっています。シンクライアントとは、データの処理や保存をPC側では行わずに、サーバー側で行う端末のことです。シンクライアントは、操作を行うための画面表示機能しか持たないため、仮にPCの紛失、盗難、破損が発生しても、データはすべてサーバー側で保全されます。そのため、場所を問わずに働くためのITインフラとして有効的です。シンクライアントは、高度なセキュリティを確保できること、各端末のアプリケーションの追加・変更をサーバーで一括に行うことができることなど、多くのメリットがある一方で、導入コストや操作性を中心とした課題もあり、中堅・中小企業などではシンクライアントの導入に踏み切れない企業も多いのが現状です。

こうした背景を踏まえ、日立システムズは、セキュアなクライアントPCサービス「データレスPC Flex Work Placeテレワークスタ-トパック」を販売開始します。
本サービスでは、物理PCに専用ソフトウェアをインストールし、データ保存機能を制御することで、端末上にはデータを残さない状態(データレス)にします。必要なデータは、作業時にのみサーバーから読み込まれて物理PCのメモリー上に格納され、作業が終了するとサーバーに書き込まれ、サーバー側で保存されます。端末に格納されたデータへの追加・変更などの処理は物理PC上で制御を行い、データの読み込み、書き込みのみをサーバーと行うため、サーバーにかかる負荷が抑えられ、処理が集中しても物理PCと遜色のない快適な操作性を実現します。端末の電源を切るとメモリー上に格納されていたデータは自動で消去されるため、端末の盗難、紛失、破損があっても情報漏えいを防ぐことができます。
また、「秘文」により、社内LANや会社から貸与したモバイルデータ通信など、あらかじめ許可されたアクセスポイントのみに接続できるよう端末を制御することで、なりすましのアクセスポイントへの接続を防止し、データの盗聴(情報を盗み見る行為)を防ぐことができます。さらに、会社が許可していないネットワークの利用を禁止することで機密情報の情報漏えいを防ぎ、在宅勤務者などに対してもより安全なテレワーク環境を提供することができます。
お客さまのニーズに応じて端末のキッティングサービスや、エンドユーザーからの操作方法の問い合わせに対応するヘルプデスクサービス、サーバーとの通信に必要なモバイル通信機器なども提供が可能で、これにより情報システム部門の負担増大を防ぐことができます。
本サービスにより、一般的なシンクライアントサービスと比べて初期導入費用を抑えつつ、物理PCの快適な操作性、シンクライアントと同等のセキュリティを兼ね備えたクライアントPC環境を実現できます。

今後、日立システムズは、働き方改革を推進している企業やクライアントPCのセキュリティ対策を検討している企業に向けて本サービスを積極的に拡販し、2021年度末までに関連ソリューションの売上を含めて累計5億円の売上をめざします。

横河レンタ・リース株式会社からのエンドースメント

横河レンタ・リースは、日立システムズによる「データレスPC Flex Work Placeテレワークスタ-トパック」の提供開始を心より歓迎します。
データレスPCソリューション「Flex Work Place」と「秘文」を組み合わせることにより、指定したセキュアなモバイルデータ通信のみに利用を制限し、より強固にセキュリティが確保できます。また、日立システムズのサービスインフラを活用することで、IT管理者の負担なく低コストでこれらのソリューションを利用可能になります。
横河レンタ・リースは、日立システムズとの協業を通じて、IT管理者・利用者双方の生産性の向上に寄与するソリューションを提供してまいります。

横河レンタ・リース株式会社
執行役員 事業統括本部 システム事業部長
本間 英俊

価格(税抜)

ライセンス費用:15,000円(1端末あたり/最低購入数10ライセンス)
年額サポート費用:2,520円(1端末あたり/最低購入数10ライセンス)

ライセンス費用は「Flex Work Place」および「秘文」の費用となります。
年額サポート費用は「Flex Work Place」および「秘文」の製品サポートのみの費用であり、初年度は必須となります。

日立システムズのデータレスPCソリューション「Flex Work Place」のWebサイト

本サービスの強固なセキュリティ対策によるリスク解決イメージ

リスク①:
アクセスポイントがなりすましの場合、機密データの盗聴などが発生する。
解決策:
アクセスポイントまたは有線LANの接続先が社内ネットワークであるかを確認し、管理者が許可していないネットワークへの接続を禁止します。

秘文導入前:社内のアクセスポイントになりすまし 秘文導入後:アクセスポイントまたは有線LANの接続先が社内ネットワークであるかを確認し、管理者が許可していないネットワークへの接続を禁止

リスク②:
社内のポリシー違反者が、個人所有のスマートフォンのテザリング機能を利用することで、管理者が意図しない危険なネットワーク(社内ファイアウォール(FW)/ゲートウェイ(GW)を通らない)を経由して、機密情報が社外へ持ち出される。

リスク②

解決策:
管理者が許可するアクセスポイント、および社内ネットワーク経由のインターネットアクセスを制御することにより、会社が許可していないネットワークの利用を禁止することで機密情報の情報漏えいを防ぎます。

リスク②に対する解決策

本サービスとシンクライアントとの違い

一般的なVDI

全ての処理(OS・アプリケーション)は、サーバーのリソースを使用する=リソースが高価
段階的に拡張していく場合は、ある程度拡張を見込んだハードウェアが必要となる

テレワークスタートパック

全ての処理(OS・アプリケーション)は、PCのリソースを使用する=リソースが安価
サーバーに負荷がかからないので段階的に導入しやすい

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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