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株式会社 日立システムズ

RPAを活用し、経理業務を効率化する「経理自動運用シナリオ」を提供開始

内部統制の観点を取り入れ、不正やミスを防止し、業務の標準化・効率化を低コストで実現

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2018年11月5日
グローウィン・パートナーズ株式会社
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は会計・財務のプロフェッショナル集団であるグローウィン・パートナーズ株式会社(代表取締役 CEO:佐野 哲哉、本社:東京都千代田区/以下、グローウィン・パートナーズ)と連携し、ソフトウェアロボットを利用した業務の自動化手法であるRPA(Robotic Process Automation)を活用して企業の経理業務を効率化する「経理自動運用シナリオ」を本日から提供開始します。
本製品は、会計システム「SuperStream-NX 統合会計」を導入している企業に向けた製品で、これまで手作業で行っていた定型的な経理業務を、RPAツールを用いて自動化します。本製品は、すぐに利用開始できるようにRPAツールをあらかじめ設定した状態で提供するため、短期間・低コストで業務の自動化が図れます。さらに、グローウィン・パートナーズの知見を生かし、単純な業務効率化の観点だけではなく、会計監査や内部統制を考慮し、不正やミスを防ぐ仕組みを盛り込んだ形で提供します。
これらにより、企業は適切なコーポレート・ガバナンス体制を維持したまま業務の自動化が図れ、作業の属人化や入力ミスを減らし、業務の効率化を実現できます。

企業の経理・財務部門は、毎年のように行われる会計制度変更への対応、M&Aや事業規模の拡大に伴うガバナンスの徹底などを図りつつ、厳しい競争環境下でも事業拡大を図るため、生産性向上に向けた業務プロセスの改善を行う必要に迫られています。さらに、労働力の減少や政府による働き方改革の推進もあり、一層の業務の効率化とシステムによる省力化の実現に対するニーズが高まっています。一般的な業務においては効率化、省力化という観点でRPAなどの導入・活用が進んでいますが、経理・財務部門の業務は専門性が高く、万一、仕様などにミスがあった場合に会計監査などで指摘されてしまうことから、RPAの積極的な導入・活用が進んでいないのが実態です。

こうした背景を踏まえ、日立システムズとグローウィン・パートナーズは、本年3月に経理・財務部門向けの業務変革サービスの分野で協業し、両社の強みを生かした製品・サービスを提供しています。そして、今回新たに、「SuperStream-NX 統合会計」を導入している企業の経理・財務部門向けに、RPAを活用して経理業務を効率化する「経理自動運用シナリオ」の提供を開始します。

本製品は、会計システムに販売管理システムから売上データを取り込む業務や取引先ごとに管理している前渡金の残高明細作成業務など、自動化により効率化できると想定される6業務を対象に、会計システム「SuperStream-NX 統合会計」に関連する準備作業や後処理の工程も含めて業務を自動化するものです。想定した業務内容をRPAツールを用いてあらかじめ作りこんであるため、簡単な調整をするだけですぐに利用開始することが可能です。
また、本製品は、財務経理部門向けのコンサルティングサービスを350社以上に提供した実績を持つグローウィン・パートナーズの公認会計士が、内部統制の観点も含めて作成しているため、単に自動化するのではなく、「整合性」や「正確性」、「不正検知」などの内部統制の視点を考慮し、不正やミスを防ぐ仕組みが盛り込まれています。
例えば、為替レート登録シナリオでは、登録した為替レートのログを管理する機能があります。また、前渡金の残高管理シナリオでは、前渡金の取崩結果が会計システムの残高と一致しているかを確認する仕組みを用意するなど、ITに関わる内部統制で実務上考慮すべきポイントとなる「ログ管理」や「入力情報の正確性」等を管理する設定をしています。
これらにより、作業の属人化や入力ミスを減らし、業務効率化を実現することができます。サービス化前に実施した実証実験では、導入前と比較し、作業時間が90%以上も削減された事例もあり、大きな導入効果が期待できます。

今後両社は、企業の経理・財務部門向けの「経理自動運用シナリオ」を拡販し、2020年度末までに累計300社への販売をめざします。

「経理自動運用シナリオ」の業務フローの例(取引先別残高管理資料作成シナリオの例)

「経理自動運用シナリオ」の業務フローの例:従来の経理業務(上)経理自動運用シナリオ(下)

従来のRPA化との違い

従来のRPA化との違い

「経理自動運用シナリオ」の詳細について

対象業務業務概要最大削減率*
会計システムへの売上データ登録 販売管理システム等の売上データを加工のうえ、会計システムにインポートし、売上仕訳計上する業務 80%
会計システムからデータダウンロード 総勘定元帳や試算表などの帳票を期間指定し、用途に応じて会計システムからのダウンロードを実施する業務 90%
データからの経営会議、分析資料作成 経営会議資料に利用する、業績素推移分析などを行った結果を作表、グラフ化し、パワーポイントにて提供する業務 80%
取引先別残高管理資料作成 前渡金等の計上と取り崩し管理を行うとともに、会計システム上の取引先別残高との一致を検証する業務 90%
外貨レートマスタへの登録 外貨レートをwebサイトより日時で取得し、会計システムマスタへ登録する業務 70%
NX-CORE 仕訳並行稼働 SS-NX(新システム)とSS-CORE(旧システム)リプレイス時の並行稼働時に、両システムに同じ仕訳を入力する業務 80%

*日立システムズおよびグローウィン・パートナーズ調べ

価格(税抜)

シナリオ利用料(3シナリオの場合) 60万円~/年

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シナリオ追加などのカスタマイズ費用は個別見積りです。
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別途、初期導入費用、RPAツール利用料(年額)が必要です。

「経理自動運用シナリオ」のWebサイト

グローウィン・パートナーズについて

グローウィン・パートナーズ株式会社は、会計税務に強い公認会計士、金融機関出身者、ITコンサルティングファーム出身者、事業会社のCFO・経営企画部門・財務経理部門出身者など、多様なバックグラウンドを持つスタッフが多数在籍しており、クライアント企業や投資先企業の経営課題を、チームとして一緒に解決していくことを強みとした財務・会計のプロフェッショナル集団です。有用、かつ実務的なサービスの提供を特徴とし、ハイクオリティ、かつ価値あるサービスを提供いたします。近年では、豊富な会計ナレッジ・業務コンサルティングのノウハウ・経営分析力にAI・RPAなどの先進のITサービスを組み合わせて経理・財務部門の業務変革を支援する「Accounting Tech Solution」の提供に注力しています。

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

お客さまからのお問い合わせ先

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グローウィン・パートナーズ株式会社
コーポレートマネジメント部 鈴木/ストラクチャーデザイン部 長谷川
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-14-3 東急不動産赤坂ビル(赤坂東急プラザ) 8F
TEL:03-5157-1616(代表)
E-mail:press@growin.jp

株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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「Accounting Tech」は、グローウィン・パートナーズ株式会社の登録商標です。
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「SuperStream」は、スーパーストリーム株式会社の登録商標です。
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