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株式会社 日立システムズ

「ハイパーコンバージド・ソリューション VDI Windows10向け高性能モデル」を販売開始

通常時でもグラフィックリソースを多く消費するWindows10を快適に利用できるVDI環境を提供

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2017年12月1日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、従来のITインフラよりも大幅に省スペース化と低コスト化が見込めるIT基盤を提供する「ハイパーコンバージド・ソリューション」のラインアップに「VDI*1 Windows10向け高性能モデル」を追加し、本日から販売開始します。
今回追加した「VDI Windows10向け高性能モデル」は、グラフィックス処理ユニット(GPU:Graphics Processing Unit)の大手メーカーであるNVIDIA社(本社:米国カリフォルニア州)の仮想GPUソリューションを搭載したハイパーコンバージド・インフラと、VDI環境およびWindows10への移行サービスや移行後の運用サービスなど、クライアント環境を幅広く支援する付帯サービスを含め、国内で初めて*2提供開始するものです。本モデルは、グラフィックス処理のためのハードウェアリソースを大量に必要とするWindows10の特性を踏まえたモデルであり、本モデルを活用することで、セキュリティ対策の強化やシステム運用効率化、働き方改革の推進にも寄与するITインフラを低コストかつ短期間で導入することが可能になります。

*1
VDI:Virtual Desktop Infrastructure(デスクトップ仮想化)
*2
NVIDIA Tesla M10を搭載したハイパーコンバージド・インフラは国内初(NVIDIA社調べ)

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図(1)
「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図(1)

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図(2)
「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図(2)


2020年1月に米国Microsoft CorporationによるWindows7の製品サポートが終了することから、多くの企業や団体では、米国Microsoft Corporationの最新OSであるWindows10へPC環境を更新することを検討し始めています。その際に、セキュリティ対策の徹底、クライアントPCサーバー管理の効率化に加え、定期的に発生する機能更新プログラム適用時のネットワークトラフィックの課題解消や、働き方改革に向けて場所を問わず働ける環境を提供するための一助として、VDI化するニーズが再度高まっています。
Windows10は、より使いやすく操作性が改善され、セキュリティ機能も強化された一方で、グラフィックリソースを大量に消費する*3という特性があります。テレビ会議システムなどのグラフィックス機能を多く使用するアプリケーションの利用も活発化することが見込まれていることから、Windows10のVDI基盤にはグラフィックリソース不足を防ぐための対策が求められていました。

*3
NVIDIA社調べ(一部 Lakeside調査結果に基づく)
  1. Windows10はDirectXベースで常にデスクトップ描画を行っており、グラフィックスの利用が頻繁になる。
  2. Windows7と比べて、グラフィックスの使用が約32%増加。
  3. Windows10はアイドル時でも256MBのフレームバッファが必要。
  4. Microsoft Officeや、GoogleChrome、Skype等のデジタルワークスペース製品の利用においては、2012年に比べ、約2倍のグラフィックリソースを消費。

こうした背景を踏まえ、日立システムズは、NVIDIA社の仮想GPUソリューションを搭載した米国Super Micro Computer, Inc.(CEO:Charles Liang/以下、スーパーマイクロ)のハードウェアを利用したハイパーコンバージド・インフラと、Windows10への移行サービスや移行後の運用サービスなどの付帯サービスを含め、クライアント環境をトータルで提供する「ハイパーコンバージド・ソリューション VDI Windows10向け高性能モデル」を販売開始します。
ハイパーコンバージド・インフラは、サーバーやストレージの集約により省スペース化を実現できることや、機器を増設することでデータの記憶容量やシステムの処理能力を簡単に増強できること、サーバーとストレージ、ネットワークを一つの管理ソフトウェアで統合的に管理できることなどの特長があります。高性能モデルは、こうしたハイパーコンバージド・インフラが持つ一般的な特長に加えて、グラフィックス処理性能に優れたNVIDIA社のGPUを搭載しているため、グラフィックスリソースを多く使用するWindows10やアプリケーションなども快適に利用できます。さらに、VDIシステムとして多くの実績があるヴイエムウェア株式会社(代表取締役社長:ジョン ロバートソン、本社:東京都港区/以下、ヴイエムウェア)のVMware Horizonをあらかじめセットした状態で提供します。

ハイパーコンバージド・インフラの運用・保守面では、ヴイエムウェア社認定プレミアパートナーであり、かつ国内で唯一のスーパーマイクロ社保守パートナーである日立システムズが総合受付窓口を設け、仮想化ソフトウェアとハードウェアに関する問い合わせの双方に対応します。さらに、万一ハードウェアにトラブルが発生した際には、全国約300か所のサービス拠点網を生かし、オンサイト対応(訪問での修理・交換)などの迅速な保守サービスを提供します。
また、ニーズに応じてVDIシステムの運用業務を代行するほか、エンドユーザーに対するヘルプデスク業務の代行、クライアント端末の調達、キッティング、維持・保守なども含めてトータルにサポートすることが可能です。

お客さまは、本モデルを導入することで、Windows10を活用したVDI環境を短期間かつ低コストで導入することが可能です。また、付帯する業務のアウトソーシングサービスも活用することで、さらなる業務効率化やエンドユーザー向けのサービス向上を図れます。

日立システムズは、クライアント環境の刷新にあわせてWindows10のVDI化を検討する企業や団体向けに幅広く本モデルを拡販し、2020年度末までに累計20億円の売上をめざします。

「ハイパーコンバージド・ソリューション」における連携イメージ図

「ハイパーコンバージド・ソリューション」における連携イメージ図

  • 障害連絡や、ハードウェアとソフトウェアに関する技術的な問い合わせを総合受付窓口で一括受付。
  • 日立システムズの技術者独自のナレッジベースと各製品パートナーから提供される技術情報を活用し、問題解決を支援。

VDIモデルのスペック

項目VDI
エントリーモデル
VDI
スタンダードモデル
VDI
Windows10向け高性能モデル
(今回販売開始)
規模 30クライアント程度 100クライアント程度 128クライアント程度
用途(例)
  • スモールスタート
  • ワークスタイル変革
  • 部門単位導入
  • 在宅勤務
  • テレワーク
  • PoC基盤
  • クライアントリプレース向けセキュリティ強化(強靭化)
  • 一括導入
  • Windows10リプレース
  • Office365ユーザー
  • 音声会議/ビデオ会議
  • 映像配信
  • CAD/CAEエンジニアユーザー
  • 専門アプリケーションユーザー
  • マルチタスクユーザー
構成
  • 1U 2Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(2台)/All Flashモデル
  • 2U 3Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(3台)/All Flashモデル
  • 2U 1Node(3台)/All Flashモデル
価格 4,980,000円~10,000,000円~18,000,000円~

※上記価格はハードウェア3年保守、ソフトウェア1年保守、総合受付保守サポート1年を含む価格です。

日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション」のWebサイト

パートナー企業からのコメント

なお、本モデルの販売開始にあたり、NVIDIA社から以下のコメントをいただいています。

NVIDIAは、このたびの日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション VDI Windows10向け高性能モデル」の提供開始を心より歓迎いたします。Windows10 VDIにグラフィックスリソースの考慮は必要不可欠です。NVIDIA仮想GPUソリューションが本製品に大きく寄与できるものと確信しております。

エヌビディア合同会社 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎 真孝

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のセミナー情報

2017年12月5日に日立システムズのソリューションスクエア東京で開催される「第4回ハイパーコンバージドインフラストラクチャを考えるセミナー」にて、今回発表した「ハイパーコンバージド・ソリューション VDI Windows10向け高性能モデル」をご紹介します。

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

ヴイエムウェアについて

ヴイエムウェア(本社:カリフォルニア州パロアルト)は、クラウド インフラとビジネス モビリティの分野で世界をリードし、顧客のデジタル トランスフォーメーションを加速させています。顧客はヴイエムウェアのソリューションを利用してデータセンターの革新とパブリッククラウドとの統合、最新のアプリケーションを用いたイノベーションの推進、デジタルワークスペースを活用した卓越した体験の創出、そして、セキュリティ変革による信頼性の確保を実現し、ビジネスの俊敏性を向上しています。今日、全世界で50万社を超える顧客、および7万5,000社を超えるパートナーを有し、2016年度の売上高は、70億9,000万米ドルに上ります。

スーパーマイクロについて

Super Micro Computer, Inc.は、高い技術力でデータセンターやクラウドサービス、高速演算処理を必要とするHPC(High Performance Computing)、GPU(Graphics Processing Unit)コンピューティングの分野を中心に世界中で採用・評価されており、最先端技術の導入スピードや豊富なラインアップで、お客さまのさまざまなニーズに対して最適な製品を柔軟に提案することができます。1993年に米国カリフォルニア州サンノゼにて設立以後、毎年急成長(*)をし続けながら、シリコンバレーのみならず、オランダ、台湾にも生産拠点を拡張し、さらなる世界的な事業拡大に向けて日々努力をしています。

*
「FORTUNE 100 Fastest-Growing Companies」に2年連続ランクイン
2016年度 世界的にも大きな米国上場企業の中で、最も急成長している企業 第18位

NVIDIAについて

NVIDIAが1999年に開発したGPUは、PCゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピュータ グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになりました。今日、NVIDIAは「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。

お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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