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株式会社 日立システムズ

上海市第三社会福利院が基幹システムに「GNEXT養老事業管理システム」を採用

日本の介護事業者のきめ細かなサービスに対応したシステムの導入により品質を向上

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2013年4月24日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ) は、中華人民共和国(以下、中国)の上海市民政局に所属する市一級福祉施設である上海市第三社会福利院(代表者:陳 家発、住所:上海市)が、基幹システムに日立システムズの介護事業者向け業務パッケージ「GNEXT(ジーネクスト)養老事業管理システム」の採用を決定したことをお知らせします。今後、日立システムズは上海市第三社会福利院が抱える大規模施設特有の課題やニーズを吸い上げてシステムの機能強化を実施し、2013年夏頃の稼働を予定しています。

2001年に開設された上海市第三社会福祉院は、知的障がいがある高齢者や、単身の高齢者に生活介護と医療介護サービスを提供する総合介護施設です。構内には知的障がい老人ケアセンター、介護老人ケアセンター、老人医療リハビリセンターなどを設けています。また、オランダのロッテルダム市にある介護施設と交流し、介護サービス先進国のサービス理念、デザイン、生活環境などを知的障がい老人ケアセンターに導入しました。さらに、積極的に人材を確保して、入居者に精神面のサポートを提供しており、施設、人の両面から独自の介護サービス体系を持っています。
こうしたサービスの充実化への取り組みの一環として、入居者に応じたきめ細かなサービスの提供と業務の効率化を実現するため、上海市第三社会福祉院は日立システムズの「GNEXT養老事業管理システム」の採用を決定しました。採用を決定した主な理由は以下の4点です。

  • 現地企業で医療や介護分野のノウハウも豊富な上海万序がサポートする点
  • 介護分野で先端的な日本の介護システムのノウハウが反映されたシステムである点
  • 財務、人事、物品管理などの一般的な機能に加え、薬品管理や医療保険決済の機能を備えている点
  • 今後も継続的に新製品の登場が期待できる点

日立システムズはグローバルITサービス「GNEXT」の一つとして、中国国内の介護事業所や中国進出を検討中の日本の介護サービス事業者向けに「GNEXT養老事業管理システム」を、上海万序を通じて拡販し、2015年度末までに、上海市でのシェア50%をめざします。また、さらなる機能の追加を図るとともに、上海市での販売実績を踏まえ、他の地域へも順次、拡販する予定です。

中国国際介護サービス業博覧会について

日立システムズは、2013年5月1日(水)~3日(金)に国家会議センター(北京市)で開催する「中国国際介護サービス業博覧会」において、介護事業者向け業務パッケージ「GNEXT養老事業管理システム」を、ニチイ学館グループのブースで紹介します。詳細は http://cisse.casw.org.cn/index.asp(新規ウィンドウを表示)

「GNEXT養老事業管理システム」について

「GNEXT養老事業管理システム」は、日本の介護事業者のきめ細かなサービスに対応した「福祉の森」のシリーズ製品である「施設介護記録システム」をベースに、現地企業の上海万序計算機科技有限公司(総経理:董 正剛、本社:上海市楊浦区/以下、上海万序)が有するノウハウを取り入れ、中国市場向けに株式会社ティアックシステムクリエイト(代表取締役社長 松本 友伯、本社:東京都多摩市/以下、ティアックシステムクリエイト)と共同で開発したものです。
財務管理、人事管理、物品管理などの一般的な機能に加え、薬品管理や医療保険決済の機能を備えており、医療機能をもつ介護施設でも利用可能です。また、入居者(高齢者)の生活状況、介護スタッフのケア状況等、日々の介護情報の記録・検索・集計機能により介護サービスの質の向上を図ることができるほか、「ご家族への情報提供」としても活用でき、「介護現場の見える化」を実現することが可能です。中国の介護事業者は本システムの導入により、日本品質のきめ細かな介護サービスを提供するためのシステム基盤を容易に整備できます。また、中国進出を検討中の日本の介護事業者も、現地の法制度に対応し、日本型サービスの提供を支援するシステムを整備できます。

システムイメージ
システムイメージ

上海市第三社会福利院について

上海市第三社会福利院は上海市民政局に所属する市一級福祉施設であり、敷地面積が26,600平方メートル、建坪6,293平方メートル、設備総面積20,187平方メートルある大規模福祉施設です。施設内に老人宿泊施設、老人マンション、医療施設、認知症老人生活施設、多機能施設などがあり、敷地内の緑地の面積は11,877平方メートル、緑化率は44.7%に達し、市レベルの優秀施設とガーデン施設に認定されました。本施設は主に退職した単身老人および自費老人に向け、医療・介護・養護を含めたトータルサービスを提供しています。現在ベッド数は500と、老人の生活能力と需要によってランクを分けて介護サービスを提供しているほか、レクリエーション、リハビリテーションなどのサービスも提供しています。
詳細は以下をご覧ください。

上海万序計算機科技有限公司について

上海万序は、医薬業界向けのソフトウェア開発やシステムインテグレーションが主力事業で、上海市を中心に、病院、医薬会社、健康医療センター、老人施設、大学など500社・団体以上の顧客がいます。

介護・福祉事業者向け業務管理システム「福祉の森」シリーズについて

「福祉の森」は高齢者や障がい者をはじめ、さまざまな人々の生活を支えている介護・福祉事業者様の事務処理や介護・福祉スタッフの作業を支援するトータルシステムです。規模の大小やサービス事業形態にかかわらず、4,500以上の介護・福祉事業者様にお使いいただいています。
介護・福祉事業者様の多岐にわたる業務ごとに適したシステムをご用意して、介護・福祉事業者様のご要望に幅広くお応えいたします。ケアプラン作成や請求業務など、膨大な業務を軽減することができますので、利用者のケアに、さらに力を注ぐことができます。
詳細は、http://www.fukushi-no-mori.jp/(新規ウィンドウを表示) をご覧ください。

日立システムズは、日本国内でトップクラスの導入実績を持つ「福祉の森」シリーズを10年以上にわたり展開し、介護・福祉システムに関する多くの実績と業務ノウハウを蓄積しています。また、中国に対しても、現地パートナー企業と合弁会社を設立してシステム運用・監視サービスやクラウドサービスを展開するなど、ITサービスの事業体制を強化しています。

お客さまからのお問い合わせ先

商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム:https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 松林、杉山
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通) E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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GNEXTは、日立システムズの登録商標です。
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記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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