-鉄道ダイヤをWebから容易に作成できる国内初のサービス-
このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。
2011年8月3日
株式会社日立情報システムズ(取締役社長:原 巖、本社:東京都品川区大崎、以下 日立情報)は、全国の鉄道会社向けに、「鉄道輸送計画」(以下 ダイヤ)を短期間で容易に作成できるクラウド型のサービス「SmartDia(スマートダイヤ)」を、本日より提供開始します。
「SmartDia」は、Webブラウザとインターネット回線があれば利用できる国内初のクラウド型のダイヤ作成サービスです。ダイヤの作成を短期間・低コストでシステム化したい鉄道会社、現状利用しているダイヤ作成システムの保守・運用費用を削減したい鉄道会社に特にお勧めします。
全国には、高額な導入費用や保守・運用費用が発生するという理由から、鉄道ダイヤを作成する
システムを導入できない、またはリニューアルできないという悩みを抱える鉄道会社が多数存在します。
こうした背景から、日立情報では「ハイパーダイヤ」をはじめとするダイヤ関連システムの豊富な開発
実績を活かし、月額料金で利用できるクラウド型のダイヤ作成サービス「SmartDia」を開発しました。
「SmartDia」は、「鉄道線」、「軌道線(路面電車)」、「LRT(Light Railway Transit)」に対応したダイヤ(「列車運行計画」、「車両運用計画」、「乗務員運用計画」)を短期間で容易に作成できるサービスです。ダイヤ改正やイベント等による臨時ダイヤ検討の際、車両や乗務員の運用計画を簡単に組むことができるため、限られた検討期間内に多彩なシミュレートを行うことが可能です。既に本年7月から先行して提供している広島電鉄株式会社では、「鉄道線」と「軌道線」が混在する路線のダイヤを従来の1/5の時間で作成できることを確認済です。また、路線間の「繋ぎ」の作成やダイヤの合理性も簡単にチェックできます。さらに、日立情報の強みである仮想化技術、セキュリティ技術、データセンタの運用技術を活かし、高信頼性と低コストを両立したサービスとして提供します。
今後、日立情報では「SmartDia」の多言語(英語、中国語他)対応を進め、日立グループが取り組む
鉄道事業のグローバル展開に対応できるサービスとして強化を図る予定です。合わせてバスダイヤへの
対応も進め、海外の都市交通基盤として導入が進むLRTと鉄道・バスの乗り継ぎなどのグローバルニーズを
取り込み、地球規模の環境問題や日本や欧米の高齢化社会到来に向け、人と環境にやさしい質の高い
街づくりのサポートを目指します。
日立情報では、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして「SmartDia」を全国の鉄道会社に拡販し、2013年度(2014年3月)までに30社への販売を目指します。また、日立情報の交通総合案内web「ハイパーダイヤ」と連携し、全国の鉄道ダイヤが表示可能な「SmartDia_web」を2011年10月までに開設する予定です。
(1)マスタデータ管理:「SmartDia」で使用するマスタデータを使用開始日毎に管理します。
(2)ダイヤ計画管理:改正日における各案(平日案、土曜案、休日案)の管理をします。
(3)列車計画:「列車計画」を作成します。「山ダイヤ図」にて計画します。
(4)車両運用計画:「車両運用計画」を作成します。「山ダイヤ図」及「横棒ダイヤ図」にて計画します。
(5)乗務員運用計画:「運転士・車掌運用計画」を作成します。「山ダイヤ図」及「横棒ダイヤ図」にて計画します。
(6)ダイヤ図出力:各計画で作成したダイヤ図をプロッタに出力します。
(7)帳票出力:各計画で作成した内容をEXCEL帳票にしてプリンタに出力します。
株式会社日立情報システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部
〒141-8672 東京都品川区大崎1-2-1
TEL:03-5435-5002 E-Mail:press@hitachijoho.com
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。