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株式会社 日立システムズ

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2010年10月14日
日立電子サービス株式会社

日立電子サービス株式会社(以下「日立電サ」、本社:東京都港区三田、資本金:60 億円、代表取締役 社長執行役員:百瀬次生)は、世界的に著名なアーティストであるとともに環境保全活動に積極的な喜多郎氏を招き、神奈川県森林インストラクターの指導の下、当社新入社員88名による間伐作業を神奈川県の水源である神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)で10月13日に実施しました。

日立電サは、2008年9月に神奈川県が実施する「水源林パートナー制度」*1に参画、これまでも神奈川県の協力の下 “間伐作業”や“子どもたちのための水生生物観察会”などを行ってきました。今回初の試みとして、新入社員88名が企業人教育の一環として、世界レベルで活躍する一流アーティスト喜多郎氏と間伐作業を行うとともに、地球環境に関する思いや、プロとしての生き方などの講話を聞き、交流する中で、環境保全意識の高揚を図り、プロの企業人としての心構えについて、考える機会を設けました。世界を見てきた喜多郎氏に新入社員から、さまざまな質問が出る中、喜多郎氏は日本の自然や水の掛けがえのないすばらしさ、あきらめなければ必ず仕事の壁は突き破れることなど、熱い思いを語り、後半は廃材の竹を使ってその場で作った楽器で、全員で合奏を行い、多くの人が一体となって物事をやり遂げる体験、喜びなどについて教えてくださいました。

喜多郎氏とともに間伐作業
喜多郎氏とともに間伐作業

森の中での講話と合奏
森の中での講話と合奏

今回の経験を通して、新入社員が日本の自然環境の大切さ、神奈川県の水源林の現状や保全の必要性を理解し、実際に協力できただけでなく、コンピュータシステム技術学校*2のスローガンである「自律考動(=自分を律し、自分で考え、自分で行動)」できるプロフェッショナル人財*3へと一歩近づくことができたと考えます。

今後も、日立電サは、お客さまのICTシステムをトータルサポートしている企業として、従業員のICTスキルのみならず、ヒューマンスキルの向上(人間力向上)を重視し、情報社会を支えるにふさわしい人財育成に努めて参ります。また、ICTシステムのライフサイクルで排出されるCO2に大きくかかわっている企業として、CO2の吸収に少しでも役立てるため、全国の支社で森林保全活動に取り組み、環境保全に貢献していきます。

*1
水源林パートナー制度
水源地域の森林を健康で活力ある状態に保つという神奈川県の活動に賛同した企業・団体が参加する制度で、植栽作業や間伐作業などの森林保全活動を行うための専用エリアとして「パートナー林」が提供されます。
*2
コンピュータシステム技術学校
日立電サの新人教育機関。入社後8ヵ月間ここでICTスキルとヒューマンスキルを身に付けた後に配属します。
*3
人財
日立電サでは人は財産と考え、自社の人材を“人財”と表現します。

神奈川県の森林の現状と「水源林パートナー制度」

神奈川県の約40%を占める森林の多くは水源地域に位置しており、とても重要な役割を担っています。しかしながら近年、外国産木材の輸入増加などを背景に林業活動が徐々に難しくなり、それに伴い手入れの行き届かない森林が増加、県森林課が1996年度~2002年度に県内民有林の人工林30,413haを調査したところ、調査対象の約61パーセントの森林で荒廃が進んでいました。
手入れの行き届かない森林は、木と木の間が込み合いすぎて、地表に太陽の光が届かないため、木々の下に草木が生えず、雨が降ると表土が流されてしまいます。このまま放置すると、水を蓄えるといった森林の持つさまざまな働きが損なわれる心配があります。

そこで神奈川県では、水源の森林作りに企業・団体からの参加を促す制度として、「水源林パートナー制度」を1999年に設立。神奈川県への5年間以上継続した定額の寄付(1口30万円/年を2口以上)と森林活動への協力を呼びかけています。
なお、当制度に参画した企業・団体には、森林活動を行う専用の場所としてパートナー林が提供され、ここに企業名や団体名を入れて水源の森林作りへ参加協力をしている旨の表示を行うことができます。
また、2009年3月より、同制度は「森林再生パートナー制度」へ移行しました。

「水源林パートナー制度」における、これまでの日立電子サービスの取り組み

2008年9月 水源林パートナーとしての活動開始。役員や社員、家族など69人が集まり、「DENSAあんしんの森」オープニングセレモニーを実施。
2008年11月 社員や家族など32人が集まり、「間伐作業」と「間伐材を利用したベンチ作り」を実施。
2009年7月 社員や家族など31人が集まり、社員の子どもたち向けに「水生生物観察会」「木工クラフト体験」を開催。
2009年11月 社員や家族など11人が集まり、「間伐作業」と「間伐材を利用したベンチ作り」を実施。
2010年7月 社員や家族など65人が集まり、社員の子どもたち向けに「水生生物観察会」「木工クラフト体験」を開催。

喜多郎氏プロフィール

日本が世界に誇る作曲家・シンセサイザー奏者。1980年にNHK特集「シルクロード」の音楽を担当し、大反響を巻き起こす。その後、数多くの楽曲を発表。1987年、日本人初の全米ツアー(25都市31公演)を敢行し大成功を収める。1990年発表の「古事記」は、ビルボード誌ニューエイジ・アルバム部門8週連続第1位を獲得。グラミー賞、ゴールデン・グローブ賞など数々の賞を受賞し、世界的にも高い評価を得る。2000年、国際環境議員連盟GLOBE(国連が唯一認定した国会議員のためのNGO組織)より、グローブカウンシルの一員に迎えられ、“国際環境アーティスト”としての役割を担う。大自然の中に居を構え、自然との触れ合いの中から生まれる喜多郎氏の音楽は、人種や民族、政治や宗教の壁を越え世界中の人々に愛され続けている。

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