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株式会社 日立システムズ

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2008年4月22日
日立電子サービス株式会社

~ ネットワーク機器との通信暗号化に対応 ~

日立電子サービス株式会社(以下「日立電サ」、本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:百瀬 次生)は、ネットワーク機器の設定情報(コンフィギュレーション)を自動管理するソフトウェア「Configvisor®(コンフィグバイザ)」について、ネットワーク機器との通信路暗号化としてSecure Shell(SSH)*1に対応した機能強化を行い、4月23日より提供を開始します。

今回は、通信に対するセキュリティ要求の高いお客様に対応するため、Configvisorと対象ネットワーク機器との通信経路にセキュアな通信プロトコルを提供するものです。

*1
暗号や認証の機能を用いた、セキュアな遠隔操作に利用する通信プロトコル

背景・目的

近年、ネットワークの複雑化、構成機器のマルチベンダ化などで、ネットワーク機器の設定情報管理は、各機器からの設定情報収集や世代管理が大変難しくなってきています。さらにネットワーク機器についても、内部統制の監査対象に取り上げられつつあります。

この管理作業はお客様の運用管理担当者の業務ですが、最近のネットワーク規模拡大に伴い、ますます重要性が高まるとともに、負担が増大しています。日立電サでは、この負担を軽減するために「ネットワーク機器設定情報管理ソフトウェアConfigvisor」を開発し、下記の機能を提供して参りました。

  1. 設定情報定期自動収集
  2. パスワード定期自動変更
  3. 設定情報世代管理
  4. 設定情報変更通知
  5. 設定情報・履歴参照

今回、上記機能に加え、SSH対応ネットワーク機器とのセキュアな通信に対応する機能を追加しました。

システムイメージ

システムイメージ

Configvisorの特長

1.マルチベンダのネットワーク機器に対応

複数のネットワークベンダの機器に対応しています。
Telnetによる接続が可能かつ、コマンドラインから設定情報の確認が可能なネットワーク機器について対応が可能です。

2.運用コンソールのWebブラウザ化

Configvisorの運用者(ユーザ)毎に、操作可能な機能(権限)を割り当てることができます。
運用者はその権限に従って、管理コンソールでなく自席PCのWebブラウザから閲覧、運用操作を行うことができます。

3.設定情報の自動収集、世代管理、変更検知

Configvisorに設定したスケジュールに従って、対象ネットワーク機器に対して自動的にアクセスし、設定情報を収集します。収集した設定情報とConfigvisorで管理している設定情報に差異があった場合は変更検知として記録し、SNMP Trap*2やE-mailとして通知可能です。また差異が正しいと承認した場合は新世代の設定情報として管理します。

*2
ルーター、スイッチなどのネットワーク接続機器が、管理装置に対して状態通知のために送信するパケット。

4.パスワードの自動変更、管理

Configvisorに設定したスケジュールに従って、対象ネットワーク機器に対して自動的にアクセスし、ネットワーク機器のログインパスワード/設定パスワードを設定変更、管理します。
一時的にネットワーク機器へのログインパスワードを変更することも可能で、ネットワーク機器に対する変更作業用にパスワードの貸し出しを行う運用も可能です。

5.設定情報の参照、操作履歴の参照

Configvisorで収集した設定情報は、ネットワーク機器に対して再設定可能な形式に整えて保存することができ、ネットワーク機器の障害・入替え等により設定情報を戻す際に使用できます。また、Configvisorを介しての操作については履歴を保存しており、後日、監査対応時の証跡を作成するための資料として使うことが可能です。

Configvisorで提供するサービス

Configvisorで提供するサービス
サービス項目 サービス内容
(1) ソフトウェア提供 お客様にソフトウェアのライセンスを販売し、サポート、作業代行のサービスを行います
(a) ソフトウェア販売 お客様にソフトウェアのライセンスを販売します
(b) ソフトウェアサポート 販売したソフトウェアに対して、以下のサポートサービスを提供します
(i) 問い合わせ対応 問い合わせ対応を実施(E-mail)
(ii) バグフィックス ソフトウェアのバグを修正します
(c) 作業代行 販売したソフトウェアに対して、以下の作業代行サービスを提供します
(i) ソフトウェア導入作業 お客様の環境に合わせた導入設計、導入、確認を実施
(ii) ソフトウェア設定変更作業 お客様ネットワーク更新に伴う設定変更作業を実施

提供価格

50ノード*3、パスワード変更オプション付加の場合で

  • ソフトウェアライセンス費:180万円~(税別)
  • ソフトウェアサポート費:27万円/年~(税別)

なお、別途構築サポート費が必要となります。
また、Configvisorサーバとして専用サーバが必要となります。

*3
ノード数はConfigvisorで管理するネットワーク機器の台数です。

販売開始

2008年4月23日(水)より

販売目標

2008年度中に3,000ノードをめざす

日立電子サービス株式会社について

日立電子サービスは、「お客様の飛躍を支えるベスト・ソリューション・パートナーになる」を経営ビジョンに、情報システムにおける企画・調達から設計・構築、導入、運用、保守のライフサイクル全体にワンストップで対応する「統合サポートサービス」を展開。ハードウェア/ソフトウェアが一体となった、より進化したトータルなソリューションを提供。全国320ヵ所のサービス拠点網と日立ソリューションサポートセンタを中心に、24時間365日万全の体制で、安心と信頼の情報システムを“安心の「電サ」”が実現します。

商品・サービスに関する問い合わせ先

日立電子サービス株式会社
サービス事業本部 プラットフォームインテグレーション事業部
ネットワークシステム部 開発グループ
【担当:池田】
〒108-0073 東京都港区三田3-13-12(三田MTビル)
TEL:03-5441-9489(ダイヤルイン)、FAX:03-5441-9263

報道機関問い合わせ先

日立電子サービス株式会社
社長室広報グループ
【担当:城戸崎(きどさき)】
〒108-0073 東京都港区三田3-13-12(三田MTビル)
TEL:03-5441-9262(ダイヤルイン)、FAX:03-5441-9243
E-mail:ans1@hitachi-densa.co.jp

  • * 本リリースに記載の会社名および製品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。