FutureStageにおいて「標準カスタマイズ」または「カスタマイズ」と呼ぶ場合は、専用ツールを使用したカスタマイズを指します。 一般のパッケージでカスタマイズといった場合、ソースの変更による仕様変更を指す場合がありますが、FutureStageの標準カスタマイズではソースの変更を行いません。
独自に開発したカスタマイズツールを使用して、お客さまの業務ルールやご要望にあった仕様を実現します。
FutureStageの標準カスタマイズの良さは、パッケージングされたプログラムの安全性を保ったまま、長期の開発期間を必要とせずに、仕様変更ができることです。
ソースコードを直接変更するカスタマイズの場合、通常は設計書の作成、プログラムの変更作業、変更個所の動作テスト、システム全体として整合性を保っているかどうかのトータルテストなどの工程が必要となり、これらの作業には大変な時間と費用を必要とします。また変更個所が増えるほど、バグの発生確率も高くなっていきます。
これに対し、FutureStageの標準カスタマイズでは、入念な検査やテストを経て完成したパッケージの範囲でカスタマイズするため、予算超過やシステム障害といったリスクを回避できます。
FutureStageの標準カスタマイズのもうひとつの特長は、日本企業のさまざまな商習慣を想定して多数のパラメーターを用意しているため、標準カスタマイズで対応できる幅が非常に広いことです。
これらのパラメーター設定により、お客さまのビジネスや業務にフィットしたシステムを、短期間かつ低コストで構築します。
約460パターンの変更項目をご用意しています。
一部の例)
また、FutureStageの標準カスタマイズでは、将来のバージョンアップも保証されます。
大幅にソースの変更を行って導入したパッケージでは、パッケージ本体がバージョンアップしても、個別開発部分(アドオンプログラム)の改修にかかるコストが膨大になり、自社への反映の足枷となる場合があります。
これに対し、FutureStageのカスタマイズツールでは、カスタマイズの内容を維持したままプログラムのバージョンアップが可能です。
また、FutureStageでは、利用者が操作できるカスタマイズ機能を提供しています。
実は、基幹業務パッケージの導入プロジェクトの遅延の原因のひとつに、プロジェクトチームとユーザー部門の調整の困難があると言われています。
また、ERP研究推進フォーラムが基幹業務ソフトを導入している企業に対して行ったアンケート調査によると、「導入企業が運用で抱えている問題や不安点」として、「ユーザー部門からのクレーム、改善要求」が上位にあげられたという結果が出ています。
以上から、現場で実際にシステムを利用するユーザーの使いやすさが、導入成功の隠れた肝ともいえます。
FutureStageのユーザーカスタマイズメニューは、FutureStage利用メニューから起動でき、個人仕様の問い合わせ画面を設定することができます。追加開発費用を軽減できるだけでなく、各利用者が、使いたいときに使いやすいようにカスタマイズでき、ストレスの少ない利用環境を設定できる利点があります。
ユーザーカスタマイズは、全社単位、グループ単位のほか、利用者が個人単位のメニューを作成することが可能です。
FutureStageを利用する一人ひとりの使い勝手を支援します。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。