八戸市役所外観
東北地方No.1のシェアを持つ、
電子入札システム「CYDEEN」を採用
入札業務の効率化・省力化と、
質の高い市民サービスの提供を実現
「電子入札システム(クラウド型サービス)」
青森県八戸市は、2015年4月より日立システムズのクラウドサービス「CYDEEN電子入札システム」※の利用を開始した。公募型プロポーザルにより行われた選定では、全国の自治体に多数の導入実績を持つCYDEENの高いシェアと、東北エリアに密着した日立システムズのサポート体制が高く評価された。八戸市の行財政改革を推進するソリューションとして、大きな期待を集めている。
青森県八戸市は、平成8年から4次にわたる積極的な行財政改革に取り組んでおり、平成22年には第5次となる行財政改革をスタートさせていた。その方針をまとめた「八戸市行財政改革大綱」では、入札の見直しも改革の一つとして取り上げられている。具体的には、電子入札システムの導入による入札事務作業の効率化・省力化と、入札参加者の増加による質の高い市民サービスの提供の実現である。
公募型プロポーザルによる選定の結果、八戸市は日立システムズのクラウドサービス「CYDEEN電子入札システム」の採用を決定した。採用のポイントは豊富な導入実績にあったという。CYDEENは電子入札クラウドサービスとして全国規模で高い導入シェアを占めており、東北6県ではすでに4県が導入。特に県内自治体との入札方式共通化による地元企業へのメリットが大きいと評価された。そのほか、継続的なエンハンス(機能追加)や、業者向け説明会の開催サポートを含んだ提案内容が評価され、日立システムズは提案ベンダー中もっとも高い評点を獲得した。
利用者向け説明会、テスト入札など約6カ月の準備期間を経て、電子入札システムは正式稼働を迎えた。詳細な操作マニュアルの提供をはじめ、SEら専門スタッフの訪問対応など、日立システムズの充実したサポートにより、導入プロセスはスムーズに進行した。原課職員の限られた作業リソース、準備期間の短さを考慮すれば「日立システムズでなければ導入は不可能だったといっても過言ではありません」と八戸市 契約検査課・梶山氏は導入当時を振り返る。
CYDEENの導入により、開札1件あたりの所要時間は2分の1程度に短縮されたほか、入札会場の手配、開札時の立ち会いなど、入札事務にかかる職員の作業負担が軽減されている。「入札情報公開オプション」の利用により、落札結果をスピーディーにWebサイトに反映できるなど、関連業務の効率化も加味すれば大幅なコスト削減が期待できる。歳出削減、業務の効率化、質の高い市民サービス提供を同時に実現した、クラウドサービスの理想的な活用事例といえるだろう。
ASP・クラウド方式で電子入札システムを採用する全国の公共発注機関89団体※中、54団体にて「CYDEEN電子入札システム」をご利用いただいています。
財政部 契約検査課
課長
秋山直仁氏
財政部 契約検査課
副参事
梶山優氏
財政部 契約検査課
主幹
山端和幸氏
青森県の南東部に位置する八戸市は、臨海部には大規模な工業港、漁港、商業港が整備され、その背後には工業地帯が形成されています。このため、優れた漁港施設や背後施設を有する全国屈指の水産都市であり、北東北随一の工業都市となっています。
庁舎所在地 | 青森県八戸市内丸1丁目1-1 |
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URL | http://www.city.hachinohe.aomori.jp/ |
290年の歴史を持つ、八戸地方最大の祭り
「八戸三社大祭」(はちのへさんしゃたいさい)
八戸のマスコットキャラクター
「いかずきんズ」
日立システムズ
桜田恭平
今回ご導入いただいた社会・公共ソリューション「CYDEEN」は、電子入札のほかにも、契約管理、成績評定、社会インフラ維持管理など、公共事業のライフサイクルをトータルにサポートする機能を備えています。全国に拠点を持つ日立システムズならではの地域密着サポートと、豊富な自治体向けソリューションのノウハウを生かし、自治体さまの行財政改革を支援させていただきます。
2015年9月掲載
本事例に記載の情報は取材日時点のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
電子入札
国内トップシェアの電子入札コアシステム※を採用したクラウドサービス(工事・委託・物品役務に対応)
※JACICとSCOPEが共同開発する電子入札システム
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