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滋賀県様事例


滋賀県庁外観

クラウド型の電子入札システムの導入で、
県内自治体との共同利用を実現
低コストかつ豊富な機能を利用可能にする
新しい共同利用モデルの確立へ

「電子入札システム(クラウド型サービス)」

滋賀県は、独自導入による「電子入札システム」を2006年より運用していたが、システムの中核となる「電子入札コアシステム」のバージョンアップに伴い、現行システムに改修の必要が生じていた。そこで県は、バージョンアップへの対応と同時に、県内市町から要望があがっていたシステムの共同利用に対応するため、電子入札システムの再構築を決断。システム要件を綿密に定めた選考の結果、共同利用を効果的に推進できる点を評価し、日立システムズのクラウド型パッケージシステム「CYDEEN電子入札システム」の採用を決定した。

導入効果

  • 「電子入札コアシステム」のバージョンアップをはじめ、先々の利用環境の変化にも対応が可能に。
  • 市町とのシステム共同利用に対応。すでに大津市、愛荘町ほか、複数団体が共同利用に参加。
    今後もさらに増加予定。
  • クラウド型のパッケージシステムの採用により、サーバーの管理費が不要に。
    低コストでのシステム導入を実現。

課題・ニーズ

  • 「電子入札コアシステム」 のバージョンアップに伴う個別カスタマイズ部分の改修など、現行システムの改修には多額の費用発生が予想された。
  • 滋賀県内の市町とのシステム共同利用について対応が求められていた。
  • 従来は、システムの維持に対し多大な運用管理コストが発生していた。
電子入札コアシステムは一般財団法人 日本建設情報総合センター(JACIC)と一般財団法人 港湾空港総合技術センター(SCOPE)が開発・販売する公共発注機関向け電子入札システムです。

導入経緯

電子入札システムの刷新により、滋賀県下の市町とのシステム共同利用を実現したい。

滋賀県は、独自導入型「電子入札システム」を利用していたが、「電子入札コアシステム」 のバージョンアップに伴い、システム改修を行なう必要に迫られていた。以前より各市町から電子入札システムの共同利用の要望が出されていたこともあり、県ではこれを機会にシステム再構築を決定。コアシステムのバージョンアップへの対応と、市町とのシステム共同利用をめざし、システム再構築を実施した。

選定のポイント

さまざまな自治体ユーザーの要望を反映した「CYDEEN」の機能性、サポート体制を高く評価。

県は新システム構築にあたり、市町との共同利用の実現、サポート体制の充実、そしてクラウド型システムであることを必須要件として定めた。日立システムズの「CYDEEN」はこれら条件をすべて満たすことに加えて、共同利用の推進につながる機能面の優位性が評価された。 「CYDEEN」では継続的にエンハンス(機能追加)が実施されるため、滋賀県が求める機能に加え、他の自治体からの要望で実現した機能の中から、自分たちにとっても必要な機能を自由に選択することができる。この優位性が「CYDEEN」選定のポイントとなった。

システム導入効果

追加費用なしで豊富な機能が利用できる、滋賀県独自のシステム共同利用モデルを確立。

こうして新システムは2013年11月に稼働を開始。新システムが従来からの入札方式に対応できたことでスムーズな移行が実現した。現在は滋賀県と愛荘町がシステムを利用中で、今後さらに共同利用が拡大される予定である。今回の共同利用では協議会などを設立せず、各団体が直接日立システムズと契約をする独自方式を採用。そのため、県が煩雑な事務手続きに悩まされる必要がない。市町は滋賀県をはじめさまざまな自治体の要望で実現した機能を追加費用なしで利用でき、電子入札コアシステムの基本利用料は共同利用ユーザー間で分割負担されるためコスト削減効果も期待できる。従来の共同利用モデルにはなかったさまざまなメリットが実現している。

今後の可能性

「CYDEEN」は競争参加資格申請受付、契約管理など、電子入札以外の領域もトータルにサポートできる公共事業ソリューションであり、電子入札以外の領域のシステム化も可能だ。

滋賀県土木交通部監理課様の声


若山滋氏


冨永健志氏 

滋賀県は古代より交通上の要所であったことから、日本史上の重要な歴史的・文化的資源を多数有しています。
世界遺産の比叡山延暦寺をはじめ、国宝や文化財の指定件数は全国トップクラスです。
琵琶湖とそれを取り囲む豊かな山々を有することから県民の環境意識も高く、「環境先進県」として環境保全活動や環境に関する情報発信など、積極的な環境行政を推進しています。

お客様概要

滋賀県土木交通部監理課

庁舎所在地 大津市京町四丁目1番1号
URL http://www.pref.shiga.lg.jp/


日本最大の面積と貯水量を誇る琵琶湖


滋賀県キャラクター うぉーたん


映画やドラマのロケ地としても人気の彦根城
天守は国宝指定されている

担当より一言

クラウド型パッケージシステムの良さを生かし、共同利用の推進を支援させていただきます。


日立システムズ
北村計士


日立システムズ
岡本真歩

今回は、クラウド型パッケージシステムの良さを生かした提案をさせていただきました。その甲斐あって、滋賀県向けの機能を市町がそのまま利用でき、同時に、パッケージが持つその他の機能も自由に選択できる環境を実現できました。今後も、共同利用推進のお手伝いを積極的にさせていただき、各団体の利便性があがるような提案をさせていただきたいと思います。

2014年11月掲載

本事例に記載の情報は取材日時点のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

導入商品

電子入札

国内トップシェアの電子入札コアシステム※を採用したクラウドサービス(工事・委託・物品役務に対応)
※JACICとSCOPEが共同開発する電子入札システム

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。