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グループウェアの歴史

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グループウェアの歴史

2002年FIFAワールドカップで日本中が盛り上がっていた頃、日本のIT業界では、グループウェア市場にサイボウズガルーンという製品が開発されパッケージ製品としてリリースされました。

現在、サイボウズガルーンは3,000社以上(参照元:2014年2月サイボウズ社発表)の企業に導入されていて、現在も実績を伸ばしグループウェア市場に存在感を示しています。

サイボウズ社の創業は、2002年FIFAワールドカップで盛り上がる5年前の1997年のことです。サイボウズ社はWindows95の普及に伴ってWebが世の中に浸透していく中、社内の情報共有もWeb化すると感じ、スタートしています。当時、既にグループウェアと言うジャンルはありましたが、クライアントサーバー型が主流でした。そのグループウェアの誕生は、1989年のことです。

旧ロータス社が発売したLotusNotes/Dominoが火付け役となり、グループウェアの先駆者として長年市場を牽引してきました。
先駆者のLotusNotes/Dominoは、製品の進化を続けるべくバージョンアップを繰り返し続けてきましたが、旧バージョンのサポート終了やWebでクリックすれば開き、情報を書いて終了する簡単な操作の情報共有基盤のWeb化が主流になった今では、お客さまからマイグレーション(移行)のニーズが高まっています。
そこで、お客さまが問題視している多くは、3つあります。「LotusNotes/Domino固有の問題」、「企業方針との整合性の問題」、「IT戦略上の問題」です。

さっそく、見ていきましょう。

LotusNotes/Domino固有の問題

まず最初は、LotusNotes/Domino固有の問題です。

難しいと思われているLotusNotes/Dominoのアプリケーション作成ですが、実は、製品の言語を理解すれば簡単にアプリケーションを作成できるのです。

しかし、その便利さが故にEUC(End User Computing)であるLotusNotes/Dominoは業務部門でも作成できてしまい、気が付けば数千ものアプリケーションが情報システム部門の知らないところで作成運用しているのです。そのため、どこにどんな情報があるのか分からない状態に陥ります。

LotusNotes/Domino固有の問題

企業方針と整合性の問題

2つ目に企業方針と整合性の問題です。

実際の経営は業種や事業内容、会社規模によってそれぞれ方法が異なりますが、システムの導入、リプレースするにあたっての順序として大きな会社方針を定め、その後、情報システム部門としてのシステム化方針を決めていくような展開が行なわれます。

先ほどお話したとおり、LotusNotes/DominoはEUCです。そのため、業務部隊の作成したアプリケーションを、情報システム部門が管理や把握が困難となり、不便が生じ、方針に沿ったシステム化が難しくなります。ワークスタイルの変革、業務工数のスリム化が進む現在では、EUCである情報基盤は会社方針とそれに伴うシステムの改善に整合性が取れなくなってきます。

企業方針と整合性の問題

ITの戦略上の問題

3つ目の問題として、ITの戦略上の問題、つまりシステム基盤の今後の発展があります。

クラウド化していく業務システムの中で、業務システムとLotusNotes/Domino業務アプリケーションの連携に問題が生じます。情報基盤と連携する業務システムはスリム化ができても、基盤となるLotusNotes/Dominoのスリム化は容易ではありません。

EUCであるLotusNotes/Dominoには、業務部門が独自で作成し、情報システム部門が管理していない業務アプリケーションがあるからです。状況によっては、LotusNotes/Dominoとの連携ができないために業務システムですらスリム化できない問題も生じます。これでは日々変化していくワークスタイルの時代の流れに遅れをとり、時代遅れのシステムを運用し続け、改善できるはずのシステム運用の効率化に問題が生じるでしょう。これは単純に思えますがIT戦略上は難しい問題です。

ITの戦略上の問題

課題解決のために

長きに亘り市場を牽引してきたLotusNotes/Dominoから、他グループウェアにリプレースに悩まれているお客さまの声にお応えすべく、日立システムズでは、「Notes移行ソリューション」を提供します。

日立システムズの「Notes移行ソリューション」は、標準化されたWeb技術を用いることで環境依存が少なく、グループウェアで対応していないアプリケーションも関連製品との併用により各種アプリケーションの移行が可能です。

お客さまと一緒に、「確実な移行で、新しいはたらき方を。」

参考文献:シェアNo.1の秘訣
著者:日本IT特許組合

移行ソリューション 一歩先のコミュニケーションへ。確実な移行で、新しいはたらき方を。
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