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株式会社 日立システムズ

日立システムズ「希望の響き」シリーズ イベントレポート 「日立システムズ エンジョイ!クラシック コンサート2021」を開催

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、2021年10月31日(日)に日立システムズホール仙台(仙台市青葉区)のコンサートホールにおいて、「日立システムズ エンジョイ!クラシック コンサート2021」を開催しました。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客とし、インターネットを活用した無料ライブ配信で開催しましたが、今回は、有観客でのクラシックコンサートにおける感染対策が明確になってきたこと、宮城地域における感染が落ち着いてきたことなどから、仙台市のガイドラインに従い、収容人数を定員の50%にするなど感染対策を徹底したうえで有観客とし、多くのお客さまにご来場いただきました。

今回の公演では、心を開放する「踊り」「旅」をテーマに曲を選定し、パーソナリティが楽曲の背景、演奏の聴きどころなどを分かりやすく解説することで、より音楽への理解や親しみを深めてもらうとともに、多くの人に明るさ、楽しさを感じていただけるようなコンサートをめざしました。

特に今回は、昨年はやむなく実施を見合わせたプロの演奏家と高校生の交流企画を再開。前半パートは仙台フィルメンバーと東北高等学校音楽部の共演で「陽はまた昇る」、続いて吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス part1(パートワン)」を演奏しました。昨年実現できなかった悔しい想いを胸に素晴らしいハーモニーを奏でました。
演奏が終わるたびに盛大な拍手が送られました。

仙台フィルと東北高等学校音楽部の共演

休憩をはさみ、後半パートは仙台フィルの演奏。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」つづいて「動物の謝肉祭」より“白鳥”、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」の“小序曲”から“花のワルツ”までを演奏し、2年ぶりのコンサートを心待ちにしていた多くのファンにタイトル通りの「希望の響き」を届けることができました。
また、最後のアンコールでは、当日で音楽部を引退することになる東北高等学校3年生も一緒にシュトラウス1世「ラデツキー行進曲」を演奏。お客さまの手拍子で会場に一体感が生まれました。


仙台フィル


ヴァイオリンコンサートマスターの西本幸弘さん

公演後の取材で、チェロソロ主席の三宅進さんは「待ち望んだ有観客となり、お客さんの反応や空気を感じて同じ空間で音楽を共有し一緒にコンサートを作り上げられた」と述べられ、また、オーボエ主席の西沢澄博さんは「コロナ禍で集まっての練習ができていない中で、震災10年を迎えてチャリティー曲を高校生と演奏でき、最高な形で共演ができました。より中高生に音楽を楽しんでもらうために賞レースだけじゃない音楽の魅力をさまざまな機会をとおして伝えていきたいです」と語っていただきました。

ヴァイオリンコンサートマスターの西本幸弘さんは「去年共演が実現できず、悔しい思いをした高校生たちの情熱が詰まった演奏だったと思います。まだ制限がある中でもとてもいいキッカケになるコンサートでした」と、みなさんそれぞれに充実した表情で今回のコンサートを振り返っていらっしゃいました。
さらに東北高校音楽部長・佐々木七海さん(高校2年生)の話として「プロの方々と一緒に演奏でき、貴重な経験となりました。本番では、部員一人一人が基礎練習を積み重ねてきた成果が出せたと思います。震災からの復興に向けて歩む人たちに、演奏が少しでも励みになったらうれしいです」との感想がありました。

公演の模様は11月15日から東北放送の公式YouTubeチャンネルでアーカイブ視聴ができるほか、12月19日16時放送のtbcラジオ特別番組「日立システムズ エンジョイ!クラシック スペシャル」でご紹介します。ぜひお聴きください。

日立システムズは、今後も日立システムズホール仙台を活用した文化面からの復興支援の取り組みを「希望の響き」シリーズとして展開し、若者の人材育成に貢献していきます。なお、本コンサートの売上金の一部は東日本大震災復興支援のために寄付します。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。