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株式会社 日立システムズ

日立システムズ「希望の響き」シリーズ イベントレポート 「日立システムズ エンジョイ!クラシック コンサート」を開催


開場とともにたくさんのお客さまが来場

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、2019年11月4日(月・休)に日立システムズホール仙台(仙台市青葉区)のコンサートホールにおいて、「日立システムズ エンジョイ!クラシック コンサート」を開催、700名の方が来場しました。

日立システムズの復興支援の取り組み

日立システムズは、東日本大震災発生直後から、ITサービスを活用した復旧・復興支援やボランティア活動を通して生活・環境面での支援を行ってきました。また、2013年7月には、復興に向けた財源確保施策の一貫として仙台市が募集したネーミングライツ(施設命名権)を取得。「仙台市青年文化センター」の愛称を「日立システムズホール仙台」と命名し、このホールを活用したイベントや施策を「希望の響き」シリーズとして展開するなど、文化面からの復興支援に取り組んでいます。特に復興や地方創生を担う若い力を応援することを目的に、宮城を中心としたラジオ局であるTBCラジオにて中高生にも楽しんでいただける音楽番組も提供しています。

「希望の響き」シリーズの7回目となる今回は、TBCラジオで毎月第2土曜に放送中の「日立システムズ エンジョイ!クラシック」とのコラボレーション企画。スタジオを飛び出して、仙台フィルハーモニー管弦楽団(以下、仙台フィル)を迎えた初のコンサートで、番組パーソナリティが楽曲の楽しみ方や演奏の聴きどころなどを分かりやすく解説しながらオーケストラの生演奏をじっくり楽しんでいただけるプログラムをご用意。地元高校である宮城第一高等学校(以下、宮城一高)管弦楽部との共演も実現しました。

事前指導の様子


宮城一高での事前指導(全体練習)

共演の前に、公演の約2カ月前の9月2日(月)、2週間前の10月19日(土)の2回、ラジオ番組のパーソナリティを中心とした仙台フィルのメンバーが宮城一高へ訪問し、事前指導が行われました。今回共演する演目は、華やかなオーケストレーションと親しみやすいメロディーで知られるジョルジュ・ビゼーの「カルメン」。初回は、弦楽器を担当する生徒たちへ曲の理解から。2回目は、前半は弦楽器、木管、金管、打楽器とパートごとに分かれみっちりと1時間練習、後半は全体練習へ。仙台フィルのメンバーからアドバイスを受ける生徒たちの姿勢はみな一生懸命で、生徒たちからは「コンサートマスターや各パートの首席の方々から、分かりやすく的確な指導を受けられたので、とても勉強になりました」「プロのオーケストラと共演できることが嬉しい。本番は楽しく演奏したい!」との感想が寄せられました。

いよいよ当日のコンサート


司会者とパーソナリティ3名による曲解説

今回のコンサートでは、司会のTBCアナウンサー 大久保悠氏と仙台フィルのメンバーで、ラジオ番組のパーソナリティでもある西沢澄博氏(オーボエ首席)、西本幸弘氏(ヴァイオリン/コンサートマスター)、三宅進氏(チェロ ソロ首席)が曲間ごとに登壇。出演者ならではの目線から、それぞれの曲の内容や魅力などを分かりやすく解説。オーケストラを「定食」に例えるなど会場が大きな笑い声で包まれるシーンもありました。
仙台フィルによるプロコフィエフの「古典交響曲」第1楽章からスタート。
その後は宮城一高管弦楽部との共演曲「カルメン」組曲第1番が続きます。「カルメン」では、木管と金管が低音を奏でる「前奏曲」から、踊り出したくなるようなテンポのいい「アラゴネーズ」、フルートの美しい音色が会場いっぱいに響き渡る「間奏曲」などが演奏され、最後はおなじみのメロディーが情熱の国・スペインを想起させる「闘牛士」へ。練習の成果を存分に発揮し、躍動する旋律を楽しげに奏でる宮城一高管弦楽部と仙台フィルが、一体になったかのような演奏が会場を沸かせます。指揮者の角田鋼亮さんも時に笑顔で、生徒たちとの共演を楽しんでいる姿が印象的でした。

仙台フィルと宮城一高管弦楽部の共演の様子

生徒たちとの共演によるフレッシュな演奏の後は休憩をはさみ、後半は仙台フィルによるチャイコフスキーの「白鳥の湖」。「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」と共に、3大バレエと言われるバレエ音楽の名曲中の名曲で、「カルメン」同様、誰もが耳にしたことのあるおなじみのメロディーに、聴衆が引き寄せられます。仙台フィルの優しく、ゆったりと奏でられる一音一音の向こうに、オデット姫の踊る姿が見えてくるような珠玉の演奏でした。
最後、番組パーソナリティたちは「高校生たちとの演奏は、ひとつのオーケストラと呼べるほどの一体感がありました。僕たちはただの共演者ではなく仲間です」と笑顔でコメント。高校生たちにもその思いは通じていたようで、演奏終了後、宮城一高管弦楽部の部長 黒川優歩さん(ファゴット)は「コンサート前は不安が大きかったのですが、本番が始まると楽しくて演奏に夢中になりました!」とはじけんばかりの笑みを浮かべながら話してくれました。

そして、コンサートはアンコール曲ルロイ・アンダーソンの「そりすべり」でフィナーレへ。クリスマスの定番曲である同曲は、ひと足早いクリスマスプレゼントのように、仙台フィル、宮城一高管弦楽部、満員の聴衆に、光輝く音となって降り注いだのでした。

なお、このコンサートの模様は12月21日(土)午後6時から、TBCラジオ特別番組「日立システムズ エンジョイ!クラシック スペシャル」として放送予定です。

日立システムズは、今後も日立システムズホール仙台を活用した文化面からの復興支援の取り組みを「希望の響き」シリーズとして展開し、若者の人材育成に貢献していきます。なお、本コンサートの売上金の一部は東日本大震災復興支援のために寄付します。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。