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株式会社 日立システムズ

日立システムズ「希望の響き」シリーズ イベントレポート 「キャサリン・ジェンキンス リサイタル」を開催

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、2019年3月21日(木・祝)に日立システムズホール仙台(宮城県仙台市青葉区)のコンサートホールにおいて、東日本大震災復興祈念チャリティーコンサート「キャサリン・ジェンキンス リサイタル」を開催しました。


キャサリン・ジェンキンス氏
(イベント公式プログラムより)


開場前から長蛇の列

地元の中高生で構成された「希望の響き」合唱団との共演

2018年度の「希望の響き」シリーズは、英国・ウェールズ出身のメゾソプラノ歌手、キャサリン・ジェンキンス氏を迎えました。ジェンキンス氏は、クラシックと異なるジャンルの音楽を融合させたクラシカル・クロスオーバーの歌手として世界的な人気を誇り、2016年にはエリザベス女王90歳記念式典でも歌声を披露。聴き手を温かく包み込むような美声は多くの人々を魅了しています。
本コンサートでは、歌劇『カルメン』より「Habanera(ハバネラ)」や、世界中で愛される名曲「Time to Say Goodbye(タイム・トゥ・セイ・グッバイ)」、映画『グレイテスト・ショーマン』の劇中歌「Never Enough(ネヴァー・イナフ)」など、アンコールも含め全17曲を歌い上げました。

なかでも、「Jealous of The Angels(天使への嫉妬)」と、アンコールの「Amazing Grace(アメイジング・グレイス)」の2曲は、本コンサートのためだけに結成された「希望の響き合唱団」(宮城第一高等学校、仙台二華中学校・高等学校、仙台三桜高等学校の生徒約60名)と共演。「音符のひとつひとつで合唱団の皆さんと通い合っているようだった」とジェンキンス氏が語るように息の合ったハーモニーをホールいっぱいに響かせ、600名の観客からは盛大な拍手が送られました。共演した生徒からは「支援される側から、合唱を通じて勇気や元気を与えられる側になったことがうれしい」「相手の心にしっかり届く歌を今後も歌い続けたい」といった感想をいただきました。


「Jealous of The Angels(天使への嫉妬)」
を共演


アンコールで「Amazing Grace(アメイジング・グレイス)」を共演

もうひとつのエピソード 8年前に交流した宮城の子どもたちと再会


8年前にキャサリン・ジェンキンス氏が
慰問した玉浦小学校の位置マップ

本コンサートにジェンキンス氏を迎えた背景には、歌を通して人々を勇気づけたいというジェンキンス氏の想いと、宮城の子どもたちとのつながりがありました。教師の経験を持ち、子ども好きでチャリティー活動に熱心なことで知られるジェンキンス氏。東日本大震災直後の2011年12月に宮城県内の小学校2校を慰問し、生徒たちへの歌と歌唱指導をプレゼントしていました。
ジェンキンス氏は、生徒たちが温かく迎え入れてくれたことにとても感動し、「また必ずここに帰ってくる」と約束。本コンサートには、ジェンキンス氏が当時訪れた学校のひとつ、岩沼市立玉浦小学校の生徒だった約30名が招待されました。

うち2名は前日のリハーサルも見学し、ひと足先にジェンキンス氏と再会。初めはとても緊張している様子でしたが、「学校はどう?」「好きな教科は?」とフレンドリーに接してくれるジェンキンス氏のおかげで、生徒たちは笑顔になっていきました。

コンサート当日、公演の最後にはその2名がサプライズでステージに登場し、ジェンキンス氏に花束を贈呈。そして終演後、招待された生徒たちがステージに集結し、ジェンキンス氏と8年ぶりの再会を果たしました。
高校生に成長した生徒たちの姿に感動し、ジェンキンス氏が目をうるませる一面も。女子生徒の一人は、「震災後の大変な時に来てくれたキャサリンさんから、とても勇気をもらった。今度は自分が復興に役立てる大人になりたい」と今後の夢を話しました。
本コンサートで披露した「Amazing Grace」は、2012年に発表したアルバムで当時の玉浦小学校の生徒たちとコラボレーションした歌でした。「子どもたちと一緒に歌って以来、この曲は私にとって特別な意味を持つものになっている。今回『また必ずここに帰ってくる』という約束を守れたことがうれしい。この曲をコンサートの最後に歌ったことで、今日という日が私にとって忘れられない思い出になった」とジェンキンス氏。慈愛に満ちた歌声同様、その人柄も人々を魅了しました。


ジェンキンス氏と8年ぶりの再会を果たした玉浦小学校卒業生

日立システムズは、今後も文化面から復興支援に取り組み、若者の人材育成に貢献していきます。なお、本コンサートの売上金の一部は震災復興支援のために寄付します。

日立システムズの復興支援の取り組み(ご参考)

日立システムズは、東日本大震災発生直後から、ITサービスを活用した復旧・復興支援やボランティア活動を通して生活・環境面での支援を行なってきました。また、2013年7月には、復興に向けた財源確保施策の一貫として仙台市が募集したネーミングライツ(施設命名権)を取得、「仙台市青年文化センター」の愛称を「日立システムズホール」と命名。日立システムズホール仙台を拠点とし、復興を担う若者の人材育成をテーマにコンサートやイベントなどの施策を「希望の響き」シリーズとして継続的に展開するとともに各種イベントへの協賛を通じ、文化面からの復興支援に取り組んでいます。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。