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株式会社 日立システムズ

三沢デイサービスセンター様(社会福祉法人楽晴会様)

福祉の森タブレット

三沢デイサービスセンター様(社会福祉法人楽晴会様)集合写真

デイサービス事業にタブレット端末を導入し、介護記録・書類作成業務を効率化
介護従事関係者間のスマートな情報共有と、サービス品質の向上を同時に実現

デイサービス(通所介護)をはじめ、さまざまな介護サービスを提供する社会福祉法人楽晴会様(以下、楽晴会様)は、日立システムズの「福祉の森タブレット」を導入しました。介護記録のICT化により、スピーディーで漏れのない介護記録の作成を実現。さらに、情報がデジタル化されたことで、通所介護計画書などの書類作成や、介護従事関係者間の情報共有もスマートに行えるようになりました。業務効率化により創出された時間を利用して、レクリエーションに充てる人員を増やすなど、利用者さまのサービス品質向上にも取り組んでいます。

導入前の
課題1
入浴、排泄、食事、リハビリなど、ケアごとに行う介護記録を簡易化・省力化したい
導入後の
効果1
タブレット端末の画面をタップするだけで介護記録の作成が可能に。記録内容の標準化により、正確 な情報共有も実現
導入前の
課題2
申し送り表や業務日誌、利用者さまの家族向けの連絡帳など、各種書類の作成を効率化したい
導入後の
効果2
介護記録から各種書類への転記はボタンをタップするだけ。新たに創出された時間をサービス品質の向上に充てることが可能に
導入前の
課題3
ケアマネジャーなど介護従事関係者との情報共有を効率化したい
導入後の
効果3
介護記録のICT化により、データの検索・抽出が容易になり、介護従事関係者とのスムーズな情報共有が実現

導入の目的

介護記録のICT化により、事務作業の省力化と関係者間の情報共有を効率化したい

デイサービス(通所介護)を提供する三沢デイサービスセンター様は、開設以来、介護記録を手書きで行ってきました。そのため、申し送り表や利用者さまの家族向けの連絡帳作成では、介護記録を手書きで転記する必要があり、事務作業の負担が大きくなっていました。利用者さまごとの情報もすべて紙書類で管理していたため、ケアマネジャーなど介護従事関係者から情報を求められた際には、分厚いファイルを1枚1枚めくりながら、目当ての情報を探す必要がありました。三沢デイサービスセンター様は、介護記録の簡易化・省力化と、介護従事関係者間の情報共有を効率化するため、介護記録のICT化を検討することにしました。

選定のポイント

ボタンを押すだけで簡単に介護記録が作成できる
柔軟なデータ出力により、情報活用しやすい点も評価

「福祉の森タブレット」は、入浴、排泄、食事、リハビリなど、ケアごとに記録すべき内容がボタン化されており、画面をタップするだけで必要事項を漏れなくスピーディーに記録できます。わかりやすい画面構成のため、システムに不慣れな職員さまにも取り扱いやすく、また、入力された情報の中から指定した情報を一覧性のある形で出力できるなど、情報活用がしやすい点が導入の決め手となりました。

導入の効果

ICT化により介護記録や書類作成が劇的に効率化
ペーパーレス化で関係者への情報共有もスマートに

三沢デイサービスセンター様は3台の共用タブレット端末を使い、「福祉の森タブレット」を利用しています。介護記録が手書きからタブレット画面上のボタン操作に変わったことで、記録がスピーディーになっただけでなく、記録内容に属人性がなくなり、正確かつ客観的な介護記録が行えるようになりました。記録内容を申し送り表などの各種書類に転記したい場合は転記先のボタンを選択するだけでよく、作業負担の大きい手書きでの転記作業がなくなっています。

タブレット端末は介護従事関係者が集まる会議の場にも携行されており、利用者さまの介護記録やバイタルデータなど、さまざまな情報の閲覧に使用されています。所長さまは「ケアマネジャーから、直近3カ月の血圧データが欲しいとリクエストされても、すぐに対応できます。分厚い個人ファイルを持ち運ぶ必要もなくなりました」と「福祉の森タブレット」の検索性の高さを評価します。過去数カ月分のデータが容易に検索できるため、通所介護計画書の作成にかかる時間も、1件あたり1時間から10分程度に短縮しています。

利用者さまの家族向けの連絡帳は、「福祉の森タブレット」で作成した内容をプリントアウトして配られます。連絡帳には、介護記録で取得したバイタルデータなどが転記できるほか、今後の行事予定などあらかじめ登録しておいた内容の挿入や、自由記入のコメントを挿入できます。タブレットで撮影した画像を掲載することもできるため、食事を摂る時の正しい姿勢など、在宅での生活で意識してほしいポイントを画像で伝えることもできます。レクリエーションの様子を画像で掲載すると、「施設で楽しく過ごせている様子がわかり安心しました」とご家族から喜びの声が届くこともあるそうです。

三沢デイサービスセンター様は、今後も「福祉の森タブレット」をはじめICTを積極的に活用することで、利用者さまの健康増進と、地域社会の創造に貢献していきます。

お客さまプロフィール

社会福祉法人楽晴会ロゴ

社会福祉法人楽晴会

設立
1967年5月
職員数
498名(2022年12月時点)
代表者
理事長 齊藤 淳
事業内容
特別養護老人ホーム、小規模多機能サービス、デイサービス、居宅介護支援センターなどをはじめとする各種社会福祉事業

ICTだけでなく、介護保険制度にも詳しいサポート対応のおかげで、大変助かりました。

サービスを使い始めた頃は、日立システムズに頻繁に問い合わせをしてサポートしていただきました。サポート担当の方はサービスの操作方法はもちろん、介護保険の制度に もお詳しいので、業務運用についても相談に乗っていただき、大変助かりました。
「福祉の森タブレット」を導入してから、介護記録や書類作成の作業時間がかなり削減できたと感じます。新たに創出できた時間を利用して、レクリエーションに参加する職員を増やすなど、利用者さまのサービス向上にも取り組めています。導入によるメリットは間違いなく大きいと思いますが、それがしっかりと伝わるよう、まずはシステムやタブレットをきちんと扱えるスタッフを確保し、そのスタッフが周囲をフォローする体制を作ることが必要だと思います。これからも「福祉の森タブレット」を積極的に活用させていただこうと思います。

担当より一言

介護・福祉事業のみなさまのニーズに応えるサービスをこれからも提供していきます。

「福祉の森タブレット」開発にあたっては、「連絡帳作成の効率化」など、デイサービス事業者さまのお困りごとに応える機能もしっかりと組み込みました。介護・福祉事業のみなさまの効率化に向けて、今後もサービスをさらに充実させていきます。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2023年2月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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