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株式会社 日立システムズ

松原ぬくもりの家様(社会福祉法人楽晴会様)

福祉の森タブレット

松原ぬくもりの家様(社会福祉法人楽晴会様)集合写真

介護現場にタブレット端末を導入し、介護記録のICT化を実現
記録忘れの防止、転記作業の削減、正確な情報共有によりサービス品質を向上

特別養護老人ホームをはじめ、さまざまな介護サービスを提供する社会福祉法人楽晴会様(以下、楽晴会様)は、介護記録のICT化を実現するため日立システムズの「福祉の森タブレット」を導入しました。タブレット端末を利用して、介護記録を漏れなくスピーディーに作成することで、記録忘れの防止、転記作業の削減、正確な情報共有などのメリットを実現しています。「福祉の森タブレット」は現在、楽晴会様の高齢者関係施設8拠点に導入されており、介護サービスの品質向上に大きく貢献しています。

導入前の
課題1
ICTに不慣れな職員さまにも扱いやすい形で 介護記録のICT化を実現したい
導入後の
効果1
タブレット端末にタップするだけの簡単操作だから、ICTに不慣れな職員さまにも介護記録のICT化がスムーズに浸透
導入前の
課題2
申し送りや業務日誌など、各種書類に介護記録を転記する作業を削減し、業務効率化を図りたい
導入後の
効果2
介護記録から各種書類への転記はボタンをタップするだけ。書類作成の効率化により、残業時間の削減に成功
導入前の
課題3
正確でスピーディーな情報共有により、介護サービスの品質を高めたい
導入後の
効果3
画像やテキストでの情報伝達により、正確かつ客観的な情報共有が可能に。申し送り時間の削減により、介護サービスの品質向上が実現

導入の目的

介護記録のICT化・ペーパーレス化により、介護サービスの品質向上を図りたい

松原ぬくもりの家様は、介護記録やサービス内容の確認に長らく紙書類を利用してきました。しかし、紙書類を中心とした業務は利用者さまに向き合う時間を十分に確保できずにいました。状況を改善するため、職員の皆さまは介護記録のICT化・ペーパーレス化を本部に提案し、介護業務の効率化に向けた取り組みがスタートしました。

選定のポイント

ICTやタブレットに不慣れな職員さまに配慮した、段階的導入と手厚いサポート体制が導入の決め手

正式導入の4カ月前からタブレット端末に慣れる期間を設定するなど、システム化を段階的に進める提案により、ICTに不慣れな職員さまもサービスを使いこなせることが期待できました。システム導入後は質問や相談へのレスポンスが早く、運用方法の提案も積極的であるなど、手厚いサポートによりシステムの利活用を業務運用に乗せることができました。

導入の効果

タブレット画面をタップするだけで介護記録が完了
各種書類への転記が不要になり、業務効率化が実現

職員の皆さまはタブレット端末を携行して介護サービスを提供します。「福祉の森タブレット」は、入浴介助、排泄介助など、ケアごとに記録すべき内容がボタン化されているため、画面をタップするだけで必要事項を漏れなくスピーディーに記録できます。音声入力機能を使えば、タイピングをせずに文章記録を残すことも可能です。
タブレットでは画像撮影も行えるため、例えば、打撲痕などの患部画像をデータ保存することで、より客観的で正確な情報共有が行えるようになりました。

介護記録のICT化のメリットが特に感じられるのは情報連携です。以前は、介護記録用紙に手書きで情報を記入した後、24時間シートへの転記、利用者さまごとの特記事項をまとめたファイルへの転記、業務日誌への転記など、少なくとも3回の転記作業が発生していました。現在は、申し送りや業務日誌、各種報告書など、転記先のボタンをクリックするだけで介護記録の転記が行えるようになりました。情報の検索性も格段に向上しており、「福祉の森タブレット」を使えば、利用者ごとにバイタル、食事、入浴、排泄、投薬などの情報を時系列で確認できます。紙書類を1枚1枚めくりながら時間をかけて情報を探す必要がなくなるなど、介護業務のペーパーレス化が着実に進んでいます。

毎日の申し送り会議は、「福祉の森タブレット」の導入により、15分から5分程度に短縮されました。「時間がかかるうえに、聞く側の主観が反映されやすい口頭での申し送りが減りました。職員間の情報共有の即時性が増したことで、過去の記録に関する確認の話ではなく、共有されたケア記録を活用し未来に向けてサービスをどう改善するか、前向きな話し合いが増えています」と担当者さまは評価します。

「福祉の森タブレット」の高い導入効果を実感したセンター長さまは、グループ内のほかの施設にも導入を推薦し、現在はグループ内の高齢者関係施設8拠点に本サービスが導入されています。松原ぬくもりの家様は、これからも介護記録のICT化を推し進めることで、介護サービスのさらなる品質向上を実現していきます。

お客さまプロフィール

社会福祉法人楽晴会ロゴ

社会福祉法人楽晴会

設立
1967年5月
職員数
498名(2022年12月時点)
代表者
理事長 齊藤 淳
事業内容
特別養護老人ホーム、小規模多機能サービス、デイサービス、居宅介護支援センターなどをはじめとする各種社会福祉事業

日立システムズのサポートのおかげで、介護記録のICT化を推進できました。

以前は介護記録をつけるための時間を業務時間中に設けていましたが、今はケアの提供と同時に記録が行えるので、その必要がなくなりました。24時間シートや業務日誌など、書類作成のための残業もなくなっています。昔のような、紙書類中心の業務体制にはもう戻れないと実感しています。
ICTを施設内に浸透させるコツは、ICTに詳しい職員を何人か育成して、その職員を通じてサポートや質問対応を行っていくことだと思います。私たちも最初は苦労しましたが、ICT化により業務が確実に効率化している実感が得られたことで、職員に浸透していきました。日立システムズのサポートも大きな助けになりました。大変感謝しております。

担当より一言

介護・福祉に詳しい専門スタッフが、 親切にわかりやすく、ICT化を支援します。

誰にとっても扱いやすい形で、介護記録のICT化を推進できるというのが「福祉の森タブレット」のコンセプトです。
皆さまに安心してご利用いただけるよう、導入後も私たちがしっかりとサポートいたします。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2023年2月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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