ショッピングサイト「au PAY マーケット」の機能拡張にASTERIA Warpを活用
データ連携基盤の開発・運用コストを30%削減し、さらなる事業推進を実現
auコマース&ライフ株式会社様は、Pontaポイントがたまる・使える総合ショッピングサイト「au PAYマーケット」の機能拡張に、「データ連携ツール ASTERIA Warp」を活用しています。サプライヤーの基幹システムと、受注・在庫・出荷データをシームレスに連携することで、受注から発送に至るフローの効率化を実現しました。ASTERIA Warpの利用により、スクラッチ開発と比べて開発コスト・運用コストを30%削減したほか、業務効率化、サプライヤーとの連携強化など、事業推進につながるさまざまな導入効果を実現しています。
※ ASTERIA Warpはアステリア株式会社の登録商標または商標です。
自社システムと他社システムのデータ連携基盤をコストを抑えてスピーディーに開発したい
auコマース&ライフ様は、運営する総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」において、直営店である「au PAY マーケット ダイレクトストア」を開設しています。同社は、この直営店に仕入れ商材を提供する新たなサプライヤーとの契約にともない、双方の基幹システムをデータ連携させることで受注から発送までの流れを効率化することをめざしました。しかし、データ連携のための基盤はスクラッチで開発する予定だったため、開発工数の増大に加え、今後サプライヤーが増えるたびに個別開発、個別メンテナンスが必要になる点が懸念されていました。
ASTERIA Warpなら、機能・費用が異なる5つのプランの中から自社に合ったものを選択できる
auコマース&ライフ様において、システム開発事業を担当するサービス開発本部は、スクラッチ開発に代わるより効率的な開発方法を模索し、データ連携ツールの利用を経営層に提案しました。複数ツールの比較検討の結果、選ばれたASTERIA Warpは、大規模データ連携基盤向けのエンタープライズエディションをはじめ、標準機能を中心としたスタンダードエディションなど5つのプランを用意しており、auコマース&ライフ様は自社が必要とする機能だけをコストを抑えて調達することができました。無料のハンズオンセミナーなど開発者向けのトレーニングが充実しており、学習コストを抑えられる点も評価されました。
データ連携基盤の開発・運用コストを30%削減
業務効率化やサプライヤーとの連携強化にも貢献
auコマース&ライフ様は、ASTERIA Warpの稼働基盤にAmazon Web Servicesを採用しています。設定を簡易にするAWSコネクション機能を利用することで、環境の立ち上げは2日程度でスピーディーに完了しました。その後、ASTERIA Warpのトライアル期間を利用して開発が行われ、データ連携基盤の完成後に正式契約に移行しました。
ASTERIA Warpの利用エディションは基本機能にデータベース連携機能などが追加された「Core +」で、初期費用は0円、月額費用は6万円になっています。
完成したデータ連携基盤は、自社システムからサプライヤーシステムに受注データを1時間ごとに連携し、サプライヤーシステムから自社システムへは在庫データを15分ごと、出荷データを1日に数回連携します。データ連携にエラーが発生するとアラートメールが発報されますが、稼働開始後エラーはほとんど発生しておらず、運用工数がほとんどかからないデータ連携基盤が実現しています。
ASTERIA Warpにより、データ連携基盤の開発コスト・運用コストはスクラッチ開発と比べて約30%削減することができました。さらに、データ連携基盤は汎用的に利用できるため、新たなサプライヤーとのデータ連携を行う場合も個別開発をする必要はありません。連携先が10社程度までは同じエディションのまま利用できるため、連携先が増えるほど1社あたりの運用コストが下がる試算となっています。
auコマース&ライフ様の経営層は、コスト削減に加えて、サプライヤーとの連携強化に貢献する今回のデータ連携基盤が、開発現場からのボトムアップにより実現したことを高く評価しています。日立システムズはこれからもASTERIA Warpのサポート提供に加えて、EC事業の業務改善につながるさまざまなソリューションの提案を通じて、auコマース&ライフ様のビジネスの発展に貢献していきます。
auコマース&ライフ株式会社
ASTERIA Warpは、私たちが求める要件をすべて満たす理想的なソリューションでした
今回の開発プロジェクトでは、経営層からコスト削減に加えて開発スピードも求められていました。その点、ASTERIA Warpはスモールスタート向けのプランがあり、スピーディーな立ち上げも可能で、私たちの要件をすべて満たす理想的なソリューションでした。今回、新たなサプライヤー様とのデータ連携がスムーズに実現したことで、営業部門からは既存のサプライヤー様とも連携を拡大したいと要望を受けています。ステークホルダー全員が満足できるプロジェクトになったと評価しています。
ASTERIA Warpをこれからも積極活用していく予定ですので、日立システムズには変わらぬサポートをお願いしたいと思
います。
DXの進展とともに発生する「データ連携」の課題をASTERIA Warpで解決します
DXの進展にともない、さまざまな業務の現場においてデータ連携の課題が発生しています。日立システムズは、ASTERIA Warpをはじめとする多彩なソリューションでデータに関する課題を解決します。どんなことでもお気軽にご相談ください。
今回の取材にご協力いただいたお客さま
ご協力ありがとうございました。
*本内容は2024年12月取材時点の情報です。
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