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株式会社 日立システムズ

日機装株式会社様

データ連携・統合ソリューション DataSpider Servista

日機装株式会社様集合写真

複数拠点・複数システムをつなぐデータ連携基盤をスピーディーに構築
「DataSpider」で工場のデジタル化を実現し、さらなる品質の向上をめざす

高い技術力を強みに、工業・医療・航空の3分野で世界初・日本初の製品を多く生み出す日機装株式会社様(以下、日機装様)。同社の航空宇宙事業本部は、日立システムズの「データ連携・統合ソリューション DataSpider Servista」(以下、DataSpider)を利用し、システム間および既存の基幹システムとのデータ連携を実現しました。複数拠点・複数システムのデータ連携を標準化・共通化し、一元的に運用できるデータ連携基盤を構築することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進め、さらなる技術力・品質の向上をめざします。

導入前の
課題1
システム間のデータ連携インターフェースを、工数を抑えてスピーディーに開発したい
導入後の
効果1
アイコンをドラッグ&ドロップするだけの簡単操作。プログラミングの必要なく、データ連携インターフェースをスピーディーに開発できる
導入前の
課題2
システム間のデータ連携を含む、システム運用業務を効率化したい
導入後の
効果2
多様な連携先に対応したアダプタや、トラブル発生時の対応支援機能など、豊富な運用支援の仕組みによりシステム運用業務が効率化できる
導入前の
課題3
データの利活用を推進し、意思決定や業務改善に生かしたい
導入後の
効果3
「DataSpider」で構築したデータ連携基盤をデータ収集基盤としても活用することで、データの利活用を推進できる

導入の目的

複数拠点・複数システムのデータ連携を標準化・共通化し、システム運用業務を効率化したい

日機装様の航空宇宙事業本部は、ベトナム・宮崎などに工場を展開しています。事業拡大 に対応するため、各工場はERP・PLM(製品ライフサイクル管理)・MES(製造実行システム)を新規導入しましたが、ここで新たに生まれた課題がシステム間のデータ連携です。各工場内のERP・PLM・MESをそれぞれ連携させる必要があり、さらに、各工場のERPと全社会計システムも連携させる必要がありました。連携インターフェースを独自開発することも検討しましたが、拠点ごと・システムごとの接続を個別管理するとシステムの運用負荷が増大します。航空宇宙事業本部はシステム間のデータ連携を標準化・共通化するため、データ連携ツールの導入を検討しました。

選定のポイント

ノンプログラミングでスピーディーに開発できる
シンプルな開発・運用を実現する機能群を高く評価

「DataSpider」選定のポイントについて担当者さまはこう話します。「機能がシンプルで、データやファイルのやり取りと項目のマッピングに特化している点を評価しました。どのファイルやDBをつなぐか、どの項目をつなぎ、どう変換するかを設定するだけで利用できますし、接続用のアダプタが充実している点も魅力的でした」。さらに「DataSpider」は、JavaなどのコンポーネントやFTPサーバーが不要で、サーバーのみ構築すれば利用できます。開発・運用工数を最小限にできる期待から「DataSpider」の導入がスムーズに決まりました。

導入の効果

開発工数を抑え8つの連携インターフェースを開発
一元的に運用できるデータ連携基盤の構築をめざす

複数拠点・複数システムを連携する8つのインターフェース(下図参照)は、「DataSpider」の利用経験がある担当者さまが1名で、約3カ月の期間で開発しました。現在、宮崎工場へ の導入作業が進められています。

今回のケースのように連携個所が多い場合、「DataSpider」で連携方法を共通化・標準化しておくことで、システム運用負荷を大幅に軽減することができます。今後、工場やシステムが増えた場合にもスムーズな対応が期待できます。また、「DataSpider」はログが分かりやすく、開発時と同じ画面でエラー発生個所を表示できます。エラー内容も直感的に理解できるものになっており、想定外のトラブルが発生した際にもスピーディーに対応できます。

「DataSpider」により、一元的に運用できるデータ連携基盤を確立した日機装様の航空宇宙事業本部。今後、各システムから得られるデータの収集・保存・活用を行うことでDXを推し進め、製品品質のさらなる向上をめざしていく計画です。

※インタビュー時期(2020年8月)の図

お客さまプロフィール

日機装株式会社ロゴ

日機装株式会社

設立
1953年12月
資本金
6,544,339,191円(2022年6月時点)
従業員数
2,029名(グループ会社連結 : 8,762名 2022年9月時点)
代表者
代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業内容
産業用特殊ポンプ・システム、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製航空機部品、血液透析、ヘルスケア関連製品の製造・販売

データ連携はDXに向けた第一歩です。
これからも製品品質の向上に努めていきます。

当初は連携インターフェースの独自開発を検討していました。システムごとにインターフェースを1度開発してしまえば、あとは設定を変えるだけで各拠点に展開できるからです。しかし、拠点ごと・システムごとに接続状況を個別管理すると、システム運用負荷が増大してしまうため、「DataSpider」の導入を決めました。
これまで業務によっては紙でやり取りしているケースもありましたが、各工場にERP・PLM・MESを導入し、 「DataSpider」で連携することで全面的なシステム化が実現できました。しかし、システム導入はゴールではなく、これからDXを進めるための第一歩にすぎません。各製品についてさらに高い品質を突き詰めていくために、システムでどう貢献できるか、そのためにどうデータを取得・保存し活用できるのか、検討を進めていきたいと思います。

担当より一言

社内・社外に存在するさまざまなデータ資産の連携・統合を実現し、DXを推進します

「DataSpider」を活用すれば、専門的なプログラム知識がなくても、欲しいデータを欲しい形で入手することができます。データ連携・統合に関する課題やお悩みごとはお気軽にご相談ください。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2023年3月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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