ぶどうの木保育園様（社会福祉法人神教福祉会様）

社会福祉法人神教福祉会様は、練馬区内に3園を展開するぶどうの木保育園様の全保育室内に紫外線照射装置「AEROSHIELD（エアロシールド）」を導入しました。高さ2.1ｍ以上の天井面に紫外線の層を作ることで、保育室内の生活・活動に影響を与えることなく、空気中の浮遊菌を減少させ、子どもたちが安心して過ごせる空気環境を作り出しています。装置の稼働前後の比較検査によると、空気中の浮遊菌数が最大91%減少するなど、高い効果が得られています。

練馬区に3園を展開するぶどうの木保育園様は、厚生労働省が定める「保育所における感染症対策ガイドライン」に則り、園を運営していました。しかし園長先生は、子どもたちがより安心して過ごせる環境を提供したいという思いから、さらに効果の高い感染症予防対策を探していました。そんな時、園長先生は「エアロシールド」を導入するある医療施設の記事に注目しました。「エアロシールド」が空気中の浮遊菌・ウイルスの減少に高い効果があると知り、早速、保育園への導入を検討することにしました。

第三者研究機関の実証実験では、「エアロシールド」は実空間における浮遊菌を86.9%減少したという結果が得られています。この高い実用性に加えて、運用やメンテナンスの手間がかからないことが導入の決め手になりました。「エアロシールド」は常時点灯して利用するため、毎日電源をON/OFFする必要がなく、半年に１回の部品交換・点検はすべて日立システムズが行います。業務量の多い保育士様の手を一切わずらわせない点が高く評価されました。また、機器は園児の手が届かない場所に設置され、紫外線が人体に直接当たらないよう入念に調整されるため、安全性についても不安はありませんでした。

現在、ぶどうの木保育園様では合計15か所に「エアロシールド」が設置されており、そのうち、移転に伴い「エアロシールド」の設置を行った分園新桜台では、設置費用が練馬区の助成金の対象として認められました。

右上図は「エアロシールド」稼働前と稼働後の室内浮遊菌を捕集し、それぞれ30℃の環境で48時間培養した結果の比較写真です。
「エアロシールド」設置場所15か所を対象に検査※を行ったところ、ほぼすべての場所で浮遊菌が作るコロニー（発育集落）が大幅に減少しました。分園新桜台では「エアロシールド」稼働前と稼働後で浮遊菌のコロニー数が91%減少するという結果が得られています。

「エアロシールド」に関して現場の保育士様は「いろいろと神経を使う感染症対策において、手間がかからず、効果のある対策が行われていてうれしい」と評価いただいています。保護者からも「子どもを安心して預けられる良い取り組み」と喜びの声が届いています。ぶどうの木保育園様は、これからも「エアロシールド」を利用して、浮遊菌やウイルスの少ない安心して過ごせる空気環境を整えることで、子どもたちの心と体の健やかな成長を支えていきます。

※検査概要：【検査の種類】エアーサンプラーを使用して浮遊菌を捕集・培養 ／【 測定機器】エアーサンプラーBIOSAMP ／【 サンプリング量】250リットル ／【 測定実施日】2022年8月8日 ／【 測定場所】ぶどうの木保育園様 ／【 培養・計測】大分大学理工学部応用化学科監修 ／【 培地】一般細菌用培地（SCD培地） ／【 培養条件】30℃ 48時間培養 ／【算出方法】コロニーカウント方式 ／ 【比較基準】日本建築学会環境基準AJIES-A002‐2005

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