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Hitachi

株式会社 日立システムズ

荒川化学工業株式会社様

プロセス製造業向け基幹業務パッケージ「Ross ERP」

荒川化学工業株式会社様写真

お客さまの声
創業138年の化学メーカーが中国ビジネス拡大のために選んだのは「Ross ERP」
海外現地での導入サポートにより、中国、台湾4拠点へのシステム導入を実現
導入前の
課題1
拡大する海外グループ会社に対し、「業務プロセスの標準化」を実現するERPパッケージ導入を検討していた。
導入後の
効果1
化学品製造への親和性、原価計算、多言語対応、海外現地での導入サポートから「Ross ERP」を採用。「業務プロセスの標準化」に向けたシステム基盤を整備。
導入前の
課題2
売上、原価、利益、在庫状況など、海外グループ会社の経営情報をタイムリーに把握できない。
導入後の
効果2
「Ross ERP」により経営情報の可視化が実現。原価予実差異、セグメント別利益などをスピーディに把握できる体制を確立。
導入前の
課題3
海外拠点を新設する際のオペレーションが明確でなく、工数・労力がかかっていた。
導入後の
効果3
「Ross ERP」を核に業務プロセスの標準化により、新拠点設立にあたってのオペレーションを効率化。

荒川化学工業株式会社様(以下、荒川化学工業様)は、天然樹脂ロジン(松やに)を主原料とする製紙用薬品などで国内トップシェアを誇る東証一部上場の化学メーカー。事業のグローバル化を推進する中で中国事業が順調に成長し、さらなる拡大のため2010年「Ross ERP」の採用を決定した。すでに中国では梧州市、上海市、南通市、台湾では台北市の4拠点で導入され、経営情報の可視化を実現している。世界35か国以上、2,500社を超える導入実績を持つ「Ross ERP」の導入効果について、導入プロジェクトのキーマンの皆さまに話を伺った。

導入の目的

中国ビジネスさらなる拡大のために、現地法人向けのERPパッケージを導入したい。

荒川化学工業様は1990年代より積極的に事業のグローバル化を進め、1995年には初の中国現地法人を設立。以降、中国ビジネスは順調に推移してきたが、属人的な業務処理やExcelによる数値管理のため必要な経営情報がタイムリーに得られず、これが中国ビジネス拡大の足かせになることが予想された。そこで同社は、販売、購買、製造、原価計算など各業務プロセスをシステム化することで、業務プロセスの標準化と経営情報の可視化をめざし、中国現地法人向けのERPパッケージ導入の検討を開始した。

選定のポイント

独自の原価計算に対応できる唯一のパッケージ。海外現地での導入サポートも選定の決め手に。

ERPパッケージの選定においては「導入サポート体制」「内部統制への対応」「業務管理機能」の三つの観点から総合評価が行われ、「Ross ERP」の導入が決定した。他社システムに比べ化学品製造業への親和性が高く、原価計算・予実管理における自社プロセスとの適合度も高いため、カスタマイズなしでの導入が期待できたことが大きな決め手となった。その他にも、ユーザー側での帳票開発を支援するプラットフォームがあり拡張性が望めることや、日立システムズによる中国現地での導入サポートが受けられることなども評価のポイントとなった。

システム導入効果

中国、台湾4拠点への導入を実現、業務プロセスの標準化により月次決算を5日短縮。

導入作業は梧州市の拠点でスタートし、日立システムズSEが現地に毎月1~2週間滞在し、荒川化学工業様スタッフとの二人三脚により進められた。中国特有の商習慣、言語、文化の違いもあり、導入には想定を上回る時間と労力を要したが、中国現地法人スタッフの頑張りと、会社を越えたチームワークにより導入は完遂された。中国各拠点への水平展開を見据え、初回の導入プロセスから作業内容の標準化に努めたことにより、続く上海市、南通市、台湾・台北市の拠点における導入作業は極めてスムーズに行われた。
現地法人の経営情報を知りたい場合、以前はまず現地に問い合わせを行い、揃った一次データをもとに集計を行い、やっと必要な経営情報が得られるという状況だった。現在では、各ユーザーが自らシステムにアクセスし、販売商品別の利益推移などセグメント別の詳細情報まで速やかに取得することができる。共通のITインフラを導入したことで、これまでブラックボックス化されていた現地法人のオペレーションも標準化され業務効率が向上し、現地拠点での月次決算は5日程度の短縮が実現している。

今後の展望

現地法人拠点間のシステム連携も見据え、事業のグローバル化をさらに推進していく。

「Ross ERP」の運用定着は段階的に進められており、まずは原価計算を含む業務のシステム化、次いで経営情報の見える化、そして予実管理へと順調に推移してきた。現在、荒川化学工業様では次のステップとして、進出日系企業の多くが経営課題とする中国現地における債権管理のシステム化に取り組んでいる。ゆくゆくは各拠点間のシステム連携によるグループ間取引の効率化も見据えており、事業のグローバル化に向けて、今後も「Ross ERP」をフル活用していく予定だ。

荒川化学工業株式会社様の声

日立システムズは中国ビジネスにおけるさまざまな困難を一緒になって乗り越えてくれました。


宮下泰知氏


延廣徹氏


中谷博氏


平井聡一郎氏

化学メーカーの原価計算手法は各社各様、独自性の塊とも言えます。これをパッケージシステムで実現するのは想像以上に難しく、当初は原価計算をシステム範囲から外す予定でしたが、唯一「Ross ERP」だけが当社の要望を満たすことができました。プロセス製造業に特化しているという点が、当社業務との親和性の高さにつながったのだと思います。
中国では使用する会計システムを財政局に電算化登録する必要があり、上海市ではこの審査基準が特に厳しく対応には苦労しました。さまざまなデータを何度も提出する必要がありましたが、データ作成の仕組み作りを日立システムズに依頼し、繰り返し修正を行うことで審査をクリアすることができました。現地法人を含め、会社の枠を越えてチームが一丸になることで乗り越えることができたのだと思います。

お客さまの概要

荒川化学工業株式会社ロゴ

荒川化学工業株式会社

創業
1876年
設立
1931年
資本金
31億2,830万円
従業員数
(連結)1,330名(単体)732名(平成26年3月末現在)
代表者
取締役社長 谷奥勝三
事業内容
製紙用薬品、印刷インキ用樹脂、粘着・接着剤用樹脂、電子材料の中間素材などの製造・販売

荒川化学工業様 企業キャラクター
「マツタロウ」。

松の幹から分泌する生松脂を採取し、松脂(ロジン)を精製。

松脂(ロジン)は、製紙用ロジンサイズ剤(にじみ止め)、接着・粘着剤などの原料。

松脂(ロジン)技術は、最先端の半導体にも活用。

担当より一言

世界35か国以上の導入実績を持つ「Ross ERP」を核に、グローバルな事業展開を支援いたします。


日立システムズ
末澤秀雄


日立システムズ
湯峯健三


日立システムズ
徳永矩子

「Ross ERP」は化学・食品業界を中心に、国内100社以上(130サイト以上)、世界35か国以上2,500社を超える導入実績を持ちます。日立システムズは「Ross ERP」開発元の「Aptean 社(旧CDC Software 社)と連携し、日本国内だけでなくグローバルな事業展開も支援しております。中国に限らず、海外展開をご検討の際にはお気軽にご相談ください。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

荒川化学工業株式会社
宮下泰知氏          延廣徹氏
中谷博氏             齋藤博氏
平井聡一郎氏
岡本賢氏

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2014年11月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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