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Hitachi
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株式会社 日立システムズ

茨城県牛久市様

Nutanixシリーズ

茨城県牛久市様集合写真

低コストで運用負荷の少ないHCI「Nutanix」でデスクトップ仮想化基盤を構築
業務効率化だけでなく、感染症対策にも有効な柔軟なテレワーク環境を実現

茨城県牛久市様は、感染症対策と業務効率化を目的に、庁内無線LANの導入とデスクトップ仮想化を行いました。デスクトップ仮想化基盤にはNutanix社のハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)製品「Nutanixシリーズ」(以下、Nutanix)を採用することで、低コストで運用がしやすく、拡張性に優れた仮想化基盤を構築しました。柔軟性に優れたテレワーク環境の実現により、感染症対策としての分散勤務要請にもスピーディーな対応が可能になりました。

導入前の
課題1
各課に1台ある専用PCでしかインターネットに接続できないIT環境を見直したい
導入後の
効果1
情報系とイントラ系の切り替えが可能なデスクトップ仮想化PCを全職員に配付。セキュリティを維持しながら自由なネット接続が可能に
導入前の
課題2
感染症対策のため、職員が柔軟に分散勤務できるテレワーク環境を構築したい
導入後の
効果2
デスクトップ仮想化、庁内無線LAN導入など、テレワークに必要な設備・機器のワンストップ手配により、スピーディーな環境構築を実現
導入前の
課題3
低コストで、運用負荷の少ない仮想化基盤を構築したい
導入後の
効果3
HCI 「Nutanix」の採用により、コストを抑えながら、運用負荷の少ない仮想化基盤の構築を実現

導入の目的

無線LAN&テレワーク環境の整備を行い、業務効率化と感染症対策の強化を図りたい

牛久市様は、感染症対策と業務効率化を目的にIT環境の見直しに着手しました。以前の有線LAN環境は、感染症対策として庁舎内で執務エリアを分ける分散勤務を行う際に、配線の引き直しが都度必要となり、デジタル推進課の業務を圧迫していました。また、牛久市様はネットワークの三層分離を行っており、基幹系、情報系、イントラ系の3系統でそれぞれ異なるPC端末を利用していましたが、イントラ系は各課1台のデスクトップPCでしか利用できず、職員様の業務効率を下げる原因となっていました。

選定のポイント

仮想化基盤の構築・運用を容易にする「Nutanix」のソフトウェア群を高く評価

牛久市様はこれらの課題を解決するため、庁内無線LANの導入と、デスクトップ仮想化により情報系とイントラ系を1台のノートPCで利用できるIT環境の構築をめざしました。デスクトップ仮想化の基盤において特に重視したのは「コスト」と「運用の容易さ」 でした。そこで牛久市様は、HCIを用いた仮想化基盤を採用することとし、HCI上で情報系とイントラ系のネットワークを論理的に分ける方法を考案しました。複数のHCI製品の中から「Nutanix」が選ばれたポイントは、ネットワークへの通信をセキュアに管理できる「Nutanix Flow」をはじめ、仮想化基盤を構築・運用するうえで使い勝手のよいソフトウェアが多数用意されている点でした。

導入の効果

柔軟性の高いテレワーク環境の実現により、緊急の分散勤務要請にも迅速な対応が可能に

約7カ月の期間を経て牛久市様のIT環境は刷新されました。職員様が利用するPCは、基幹系用のノートPCと情報系およびイントラ系用のノートPCの2台となり、すべての職員様がいつでも自由にインターネットに接続できる環境が整いました。セキュリティを保つため、「Nutanix Flow」や「FW」を用いて不要な通信を遮断しつつも、1台のノートPCで業務内容に応じて情報系、イントラ系の仮想デスクトップ環境を切り替えて利用できるなど、 利便性も確保した仕組みとなっています。

牛久市庁舎および出張所には62台の無線LANアクセスポイントが設置され、庁舎のどこにいてもネットワークに接続できる環境が整いました。ノートPCのセキュリティを高めるため、新たに二要素認証の仕組みも導入されています。庁内無線LANおよびデスクトップ仮想化の導入により、職員様は会議や打ち合わせにノートPCを持参し、インターネットで情報を収集しながら話し合いが行えるようになりました。分散勤務のための準備作業は、これまで5名の職員が1日がかりで行っていましたが、現在は2~3名の職員で半日程度で行えるようになり、作業工数に換算して30時間程度の削減効果が得られています。臨機応変なテレワークが可能なIT環境が整っています。

本案件において日立システムズは、Nutanixを用いた仮想基盤の設計・構築・運用から、Citrixを用いたデスクトップ仮想化、庁内無線LAN化、二要素認証システムの導入、ノートPC600台をはじめとするハードウェアの手配までワンストップにサービスを提供しました。牛久市様の効率的な行政運営を実現するため、日立システムズはこれからも高品質なワンストップサービスを提供してまいります。

お客さまプロフィール

茨城県牛久市ロゴ茨城県牛久市

所在地
茨城県牛久市中央3丁目15番地1
URL
https://www.city.ushiku.lg.jp/

どんな状況にあっても、真摯に丁寧に仕事に取り組む姿勢には大変感心しました

感染症対策として、これまで4回ほど執務エリアを分ける分散勤務を行いましたが、有線LANの配線引き直しがその度に必要で、業務負担はとても大きなものでした。無線LAN導入により、急な分散勤務要請にもすぐに対応できるようになり、大変助かっています。
今回のテレワーク環境導入では、従来のネットワーク設計を大幅に見直すことになり、また、こちらの要望も二転三転したため、日立システムズSEのみなさんには大変なご苦労をおかけしました。特に、導入作業の終盤はお互いに目の回るような忙しさでしたが、そんな時でも真摯に、丁寧に、お仕事に取り組む姿勢には大変感心しました。牛久市の安定したIT環境のために、これからも力を貸していただきたいと思います。

牛久市の見どころ

牛久シャトー
煉瓦造の建築で日本初の本格的ワイン醸造場で、国・重要文化財である「シャトーカミヤ旧醸造場施設」の建築群を今に残す施設です。牛久シャトーとそれに関するワイン文化・歴史は、令和2年度日本遺産に認定されました。

牛久大仏
世界最大120mの青銅製の大仏です。大仏の足元には極楽浄土をイメージして庭園が広がり、四季を通じて数多くの花々が色鮮やかに咲き誇ります。

担当より一言

固有の課題やニーズにあわせたIT環境の提案を通じて、自治体DXをさらに推進します

テレワークにおける「利便性」と「セキュリティ」の両立について、牛久市様と徹底的に議論を重ねることで、理想的な環境を構築することができました。これからも自治体様の課題やニーズにあわせたIT環境の構築に注力していきます。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2022年9月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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