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株式会社 日立システムズ

奈良県大和高田市様

CYDEEN 電子入札システム

奈良県大和高田市様集合写真

クラウド型電子入札システムの導入により、入札事務作業工数を3分の1に削減
入札参加者との対面接触機会の削減で、感染症対策としての効果にも期待

奈良県大和高田市様は、日立システムズのクラウドサービス「CYDEEN電子入札システム」を利用して、電子入札の導入を行いました。入札事務作業の電子化により、従来の郵便入札に比べて作業工数を3分の1程度に削減できる見込みのほか、入札参加受付時や開札時における人の密集・密接を防ぐことで、新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症対策としての効果が期待されています。

導入前の
課題1
入札書類の回収、開札、必要な場所の確保など、入札事務作業の負担を軽減したい
導入後の
効果1
案件情報の公開から、入札、開札まで一連の業務をデジタル化することで、事務作業工数の削減が可能に
導入前の
課題2
入札参加者の事務作業負担を減らし、入札参加率を高めたい
導入後の
効果2
電子入札の実施により、入札参加者の事務作業負担が軽減し、入札参加率の向上や競争性の向上が期待できる
導入前の
課題3
感染症対策として、入札における対面接触の機会を減らしたい
導入後の
効果3
電子入札の実施により、開札立会人が不要になるなど、入札参加者との対面接触機会の削減が可能に

導入の目的

補助金を利用した電子入札の導入により、入札事務作業の効率化と感染症対策を実現したい

大和高田市様は、令和2年に始まった新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、電子入札の導入検討を本格化させました。これまで実施してきた郵便入札では、入札参加受付時や開札時に多くの入札参加者や開札立会人が市庁舎に集まり、密集・密接が生まれやすくなっていました。
大和高田市様は当初、令和3年度の電子入札導入をめざし、準備を進めていましたが、近隣他市が令和2年度の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を利用し導入するとの情報を得て、計画を1年間前倒しし、交付金を利用して電子入札システムの導入を進めることにしました。

選定のポイント

クラウドシステムの柔軟性と、他システムとのデータ連携のしやすさを評価

電子入札システムの選定では、以下2つの点が重視されました。
1つはクラウドシステムであることです。大和高田市様には新庁舎への移転計画に加えて、電子入札システムを複数の部門で利用する予定がありました。そのため、電子入札システムは柔軟性の高いクラウドシステムであることが求められました。
もう1つはデータ連携のしやすさです。大和高田市様は電子入札システムの導入とあわせて、契約情報や業者情報の管理を行う契約管理システムの導入も検討していました。2つのシステムで取り扱うデータを相互に連携可能なものとすることで、二重入力を排除し、事務作業のさらなる効率化をめざしました。
懸念材料は、令和2年度の交付金を利用するため、システム導入の準備期間が4か月しかなかったことです。公募型プロポーザルを実施したところ、日立システムズの提案は前述した2つの点を満たしていたことに加えて、タイトなスケジュールに対応した導入プランが提案されていました。審査の結果、これらの点が評価され日立システムズが業者に選定されました。

導入の効果

入札事務作業の工数は3分の1程度に削減!
業務プロセスの見直しでさらなる効率化へ

以前の郵便入札では、入札参加者の提出書類の回収、開札作業、開札立会人の選定、必要な場所の確保など、多くの事務作業が発生していました。電子入札システムの導入により、これら事務作業の工数は3分の1程度に削減できると契約監理室は導入効果を見込んでいます。入札参加者にとっても、インターネット経由での入札、結果の確認が可能になり、利便性の向上が期待できます。
電子入札システムの導入にあわせて、業務プロセスの見直しも行われました。これまでは入札前に入札参加資格を確認する「事前審査型」の入札を行っていましたが、日立システムズから他自治体の電子入札事例の情報提供を受けたことをきっかけに、開札時に入札参加資格を確認する「事後審査型」に変更しました。このような業務の見直しにより、さらなる事務効率の向上が期待できます。
大和高田市様は今後、電子入札への参加資格を持つ業者数や実施件数を増やしていくことで、入札の公正性や透明性、競争性を高めていき、市民サービスのさらなる向上につなげていく考えです。

お客さまプロフィール

奈良県大和高田市ロゴ奈良県大和高田市

所在地
奈良県大和高田市大字大中98 番地4
URL
https://www.city.yamatotakada.nara.jp/

豊富なシステム導入経験に基づく提案や情報提供に今後も期待しています

導入スケジュールはとてもタイトでしたが、日立システムズは私たちがやるべきタスクを一つ一つ丁寧に示して、適切なプロジェクトマネジメントを行ってくれました。電話での相談や質問も頻繁にしましたが、そのたびに丁寧に対応いただき助かりました。
コロナ禍により事業者向け説明会が開催できず、急遽Webサイトでの情報発信に切り替えるなど、想定外の出来事もありましたが、その際にも事業者向け説明資料の作成を支援いただきました。
システム導入を機に、業務プロセスを一部変更していますが、これも日立システムズが他自治体での電子入札事例を積極的に提供してくれたからこそです。自治体への豊富な導入実績に基づく、さまざまな提案、情報の提供をこれからも期待しています。

大和高田市について

奈良県の北西、奈良盆地の南西部に位置する、中和・葛城地域の都市です。1948年(昭和23年)、県内では奈良市に次いで2番目に市制を施行し、2018年(平成30年)に市制施行70周年を迎えました。本市の総面積は16.48平方キロメートルで、人口は63,466人(2021年4月1日現在)。市域に6駅を擁し、地域の中核病院として市立病院を経営し、市立商業高等学校を運営する、暮らしやすいコンパクトシティです。令和 3年7月に新庁舎が開庁し、新たな庁舎で新システムが稼働します。


桜の名所 高田川畔の千本桜


令和3 年に完成した新庁舎

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2021年9月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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