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株式会社 日立システムズ

兵庫県信用組合様

Finnova 為替イメージ処理システム BPOサービス

兵庫県信用組合様集合写真

月平均12,000件の為替処理をアウトソーシングし、職員の業務負荷を大幅に軽減
新たな本部集中化への人員配置を通じて組合全体の業務効率化をめざす

地域経済の繁栄に貢献することを組合理念とし、兵庫県一円に全24店舗を展開する兵庫県信用組合様は、日立システムズの「Finnova 為替イメージ処理システム BPOサービス」を導入しました。月平均12,000件の為替処理を日立システムズに委託することで、為替業務を担当する職員の業務負荷の軽減を実現。さらに、BPOによって生まれた人員リソースを新たな本部集中化に振り向けることで組合全体の業務効率化を推進しています。

※BPO(Business Process Outsourcing)

導入前の
課題1
業務の本部集中化が進展する中、為替業務に人員が偏る体制を平準化させたい
導入後の
効果1
為替処理のアウトソーシングにより、業務の平準化が実現。新たな本部集中化への人員配置により組合全体の業務効率化が可能に
導入前の
課題2
為替処理を担当する職員の業務負荷を軽減したい
導入後の
効果2
遅れやミスが許されない為替処理のアウトソーシングにより、職員の業務負荷・精神的負荷の軽減が実現
導入前の
課題3
FAXを利用した為替処理フローを 見直したい
導入後の
効果3
スキャナーを利用した振込依頼書の読み取りにより、FAXからの脱却と営業店の業務負荷軽減が実現

導入の目的

毎月12,000件以上におよぶ為替処理
担当職員にかかる業務負荷を軽減したい

兵庫県信用組合様では、為替処理の業務負荷が課題となっていました。各営業店は振込依頼書を受け付けるとFAX-OCRシステムで本部に送信し、本部はこれを受信すると5台の為替処理端末でOCRデータの補正と内容の検証を行います。為替処理は毎月12,000件以上におよぶため、職員一人ひとりの業務負荷は大きく、また、遅れやミスが許されない為替処理のため職員の精神的な負担も大きなものでした。FAXが今後いつまで業務利用できるかも不透明なことから、兵庫県信用組合様は為替業務の改革に着手されました。

選定のポイント

業務効率化の効果が大きいBPOサービス
全国の信用組合への豊富な導入実績が決め手

兵庫信用組合様では当初はFAX-OCRに代わり、スキャナーを利用したOCRシステムの導入を検討されていました。しかし、多額の導入コストに加え、職員の業務負荷がほとんど変わらないことから導入は見送られました。そこで新たに検討されたのが為替業務を代行するBPOサービスの導入です。振込処理をアウトソースすることで、業務負荷の軽減に加え、新たな本部集中化への人員配置による業務効率化の実現をめざしました。複数のサービスが比較検討された結果、SKCセンターとの連携インターフェースが標準機能として搭載されており、全国の金融機関に豊富な導入実績を持つ「Finnova 為替イメージ処理システム BPOサービス」の導入が決まりました。

導入の効果

為替処理にかかる職員の工数を大幅に削減
新たな本部集中化でさらなる効率化が可能に

試行店での導入トライアルが成功すると、翌月には全店でのサービス稼働がスタートしました。FAXに代わって新たに各営業店に配備されたスキャナーで振込依頼書を読み取ると、イメージデータは日立システムズのBPOセンターに送られ、初回入力(エントリ)、検査入力(ベリファイ)、エントリベリファイの不一致項目チェック、最終結果検証が行われ、振込承認待ちデータが生成され、お客さま本部に設置の送信クライアントから自動で振込がオンライン処理されます。以前の為替処理では、各営業店からのFAX受け付けの際に本部端末側での操作が必要で、さらに受付未処理のFAX件数が一定数を超えると営業店ではFAX送信自体ができなくなる閉塞が発生していました。サービス導入により営業店側の閉塞が解消したことに加え、本部では為替処理に必要な職員数が大幅に削減されたことで、これまで営業店が行っていた業務をさらに本部に集中させることが可能になりました。現在新たに自治体からの預金照会を営業店から本部に集中化する取り組みが進められています。
「Finnova 為替イメージ処理システム BPOサービス」は、新型コロナウイルス感染症の対策としても有効と兵庫県信用組合様は評価しています。組合では新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、職員の出勤日・出勤時間を減らす取り組みを行ってきましたが、本サービスを導入したことで職員の出勤を減らした状態でも月末の為替業務に問題なく対応することができました。ニューノーマルに向けた業務体制の整備が着々と進んでいます。
兵庫県信用組合様は、地域経済の発展にさらに貢献するため、今後もさまざまな業務改革、業務効率化に取り組んでいく計画です。

お客さまプロフィール

兵庫県信用組合様ロゴ

兵庫県信用組合

設立
1951年3月
出資金
15億円
役職員数
360人(2020年9月時点)
代表者
理事長 土肥 貴弘
事業内容
預金及び定期積金の受入れ、資金の貸付け及び手形の割引、為替取引、債務の保証又は手形の引受け ほか

スピーディーかつ真摯な対応が心強いです

本サービスの稼働を開始して間もない頃、ある営業店からサービスに関する問い合わせが発生したのですが、日立システムズの担当SEの方が、スピーディーに店舗の状況を確認し対応してくれました。業務の合間をぬって営業店に向かう対応は私たちには難しいことなので大変助かりました。私たちからのさまざまなリクエストに真摯に対応いただける姿勢は大変頼りになります。今後も変わらぬサポートをお願いしたいと思います。

毎月約12,000件におよぶ為替依頼を処理するため、以前の職員は月末になると常に精神的に張り詰めた状態で業務を行っていました。為替処理をアウトソースすることで業務の平準化だけでなく、職員の精神的負荷を減らすことができました。労務管理上のメリットも大きいと感じています。

サービスの稼働開始後に発生した課題はすべて日立システムズと共有し、定例会議や都度の相談を通じて一つ一つ解決してきました。必要に応じて担当SEの方が立ち合いの元解決してくれるので、BPOサービスでありながら顔が見える安心感がありました。サービス稼働前も稼働後も変わらぬサポートに感謝しています。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2021年3月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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