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Hitachi

株式会社 日立システムズ

株式会社豊島屋本店様

「FutureStage 卸売業向け販売管理システム」

CS版からWeb版へのシステムリプレースをわずか4カ月半の短期間で実現

写真:株式会社豊島屋本店様

お客さまの声

創業500年を迎えるための基礎作りには、安心感・トータルサポート力・ワンストップ性があり、信頼できる担当者のいる会社が選定条件でした。

導入前の課題
導入後の効果
食品を扱っているため、精密な販売予測と営業進捗管理が必要。
FutureStageから売上データなどをCSV形式で抽出し、販売予測と営業進捗管理を精密に行えるようになった。
OSやサーバー機器の老朽化、サポート切れなどにより、システムの刷新をしたいが操作性は保持したい。
カスタマイズにより、キー操作・画面イメージなどの操作性はCS版から継承。データベースの移行もスムーズに完了。

株式会社豊島屋本店様(以下、豊島屋様)は、慶長元年(1596年)に江戸で創業した老舗の酒屋です。現在では、酒類製造販売および業務用食品卸として、5,000点もの商品アイテムを扱っています。食品を仕入・製造・販売していることから精密な販売予測と営業進捗管理が必須であり、そのためにはFutureStageに蓄積したデータが欠かせないとのこと。今回は、その導入経緯と評価について代表取締役社長の吉村俊之氏にお話を伺いました。

導入の経緯

稼働環境の老朽化に伴い、Web版の「FutureStage」へリプレースすることを決断

豊島屋様のシステム導入履歴

  • 2001年以前は、オフコンの業務システムを利用。主な業務は受発注業務と伝票の印刷。
  • 2001年、日立システムズ「天商」(CS版の販売管理システム)を導入。
  • 2011年、「天商」から日立システムズ「FutureStage 卸売業向け販売管理システム」へリプレース。

導入の経緯について教えてください。

豊島屋では、「FutureStage」を二世代導入しています。
クライアントサーバー型の「天商」と、その後継となるWeb版の「FutureStage」です。
「天商」を導入したのは、2001年です。
元々5年を単位にシステムの更新を考えており、ハードの更新は行っていましたが、「天商」導入から10年が経ち、OSやサーバー機器などの老朽化、サポート切れなどの問題が見過ごせなくなったことと、クライアントサーバー型からWeb方式への移行も時代の流れと考え、CS版の「天商」からWeb版の「FutureStage」へシステムを切り替える決断をしました。


豊島屋本店
代表取締役社長
吉村俊之氏

選定のポイント

リプレース時、日立システムズから他社に変更する理由は全くありませんでした

「天商」導入時のポイント

  • 商品マスタのメンテナンスが煩雑な豊島屋の業務と整合性があるか
  • 中長期的に付き合える、安心感・トータルサポート力・ワンストップ性がある会社で、担当者も人間として信頼できるか

「FutureStage」への切り替えの決定ポイント

  • 天商からのデータベース移行がスムーズにできるか
  • キー操作・画面イメージなどの操作性が天商から継承されているか

選定時、他社の製品と比較しましたか。

はい。2001年の「天商」導入時には、5社から提案依頼書を出してもらいました。
最終選定では、日立システムズともう1社の一騎打ちになりました。

選定のポイントは何でしたか?

  1. 豊島屋の業務との整合性
  2. 中長期的にお付き合いできる会社か

この2点です。

豊島屋は、会社の規模のわりに商品アイテム数が多いのが特長で、天商導入当時に3,000点以上ありました。 商品アイテムは、同じ商品でもパッケージの仕方や内容量などで区別するので、マスタの変更や追加も頻繁です。単価もよく変わります。要するにマスタ管理が大変なのです。
そこで2社にマスタ管理業務のデモを見せてもらい、使い勝手の良い方に決めました。また、卸売業なので伝票枚数が多く、1日平均で約300枚ありましたが、天商は帳票管理の機能も優れていました。

中長期的にお付き合いできる会社かどうかについては、日立システムズが圧倒していました。
まず日立グループであることの安心感がありました。
私は、大学院修了後、日立製作所に勤めていましたが、そのときに製品の堅牢性を追求する日立の姿勢に感心した覚えがあります。グループ全体でトータルに対応してくれるだろうという期待もできました。
さらに、日立システムズがワンストップ性を強みにしているのも重要なポイントでした。
また、最終的には人と人とのお付き合いになりますので、営業担当者やエンジニアの仕事に対する姿勢はシビアに観察させてもらいました。問い合わせのメールを送ると基本的にはその日のうちに何らかの回答があるなど、その点に関しても日立システムズは合格でした。もちろん対応の内容自体も問題ありませんでした。

「FutureStage」へのリプレース時には、他社との比較はしましたか?

いいえ。このときには他社との比較はしませんでした。
理由は、天商導入の時点で、導入した会社とは長くお付き合いするつもりだったからです。
もちろん、大きなトラブルがあれば考え直したかもしれませんが、そのようなことは一切なく、途中で担当者が替わるときも一定期間は現担当者と次期担当者が同行するなどスムーズな引継ぎをしてくれました。
したがって、日立システムズから他の会社に変更する理由は全くありませんでした。

ただし、リプレースするかどうかについては、以下の2点が満たされているかどうかで判断しました。

  1. データベースがスムーズに移行できること
  2. 操作性が変わらないこと

実は、最初にリプレースの提案を受けたときには、上記の(2)を満たしていませんでした。しかし、要望に短期間で対応してくれたので、採用に踏み切ったのです。

「操作性が変わらないこと」への対応とは具体的にどういうことでしょうか?

天商を導入するときに、担当者の使い勝手を良くするために、操作性の工夫をしてもらいました。
たとえばエンターキーを押した際のカーソル移動を、オフコンでの画面状況に近い形で再現してもらいました。
豊島屋では伝票入力業務が多いので、このほうが使いやすいのです。
エンジニアの作業が必要になりますが、FutureStageにはキー操作の設定を変更できるカスタマイズ機能があり、この点についてはクリアしていました。
ところが、当初のFutureStageの提案では、画面上でコード入力をしたときに商品名が分かるという天商ではできていたことが、できなくなっていました。これは、FutureStageでは一覧画面から商品を選択するという方式に変更されたためでした。ポリシーが違うので対応は大変だったと思いますが、短期間でコード入力をすると商品名が分かるように対応してくれました。

評価

システム導入時と運用時に担当エンジニアが替わらない会社の存在はうれしい

導入システムと日立システムズの評価

  • カスタマイズとデータベースの移行を4カ月半の短期間で実現してくれた
  • 商品アイテム数や取引データが増えても、ハードウェアなどの増強が不要なほど拡張性が高い
  • 導入時と保守・運用時に同じエンジニアが対応してくれるのがありがたい

「FutureStage」に切り替えたときの日立システムズの対応はいかがでしたか?

キー操作の設定以外にも細かいカスタマイズをいくつかお願いしました。どのカスタマイズに関しても、こちらが要望を出すとすぐに対応してくれました。
一番重要なカスタマイズは、データベースの洗い替え機能です。
先ほど、精密な販売予測と営業進捗管理のために前年売上実績と当年受注状況を比較すると言いました。担当者/商品群ごとに比較するわけですが、前年度と担当者が変更になっている場合があります。そのままだと正確な比較ができないので、比較の際には前年の担当者をつけかえる必要が出てきます。このようなカスタマイズにも短期間で対応してくれました。

これ以外にも高く評価しているのは、データベースの移行作業についてです。
移行ツールはもちろんありましたが、細かい部分では人手の作業が必要です。これは誰にでもできるわけではなく、データベースの構造に精通している人が作業する必要があります。
この件に関しては、日立システムズのエンジニアが、大変な苦労をしながら迅速に対応してくれました。感謝しています。
結果、導入プロジェクトの開始から稼働開始までわずか4ヵ月半という極めて短期間に、カスタマイズとデータベース移行を成し遂げてくれ、当初の予定通りにシステム稼働開始を実現できたことに深い敬意を表します。

数値化できる導入効果はありましたか?

はい。これもカスタマイズの1つで、従来の複写伝票を廃止して、汎用のレーザープリンターで伝票を印刷するようにしてもらいました。これにより伝票に必要な紙の量を50%以下に低減し、用紙のコストを大きく削減できると共に、環境対応が実現できました。また、専用のドットプリンターを撤去したので、その保守費用も不要になりました。

その他に高く評価しているところはありますか?

昨年、販売基盤が拡大されて商品アイテム数が約4,000点から約5,000点に増えました。これに伴い取り引きデータも約20%増えましたが、ハードウェアの増強もなく、スムーズな拡張ができました。作業に伴う人件費以外のコストは掛けずに、これだけの拡張ができたことを高く評価しています。

日立システムズへの全般的な評価をお聞かせください。

先述したこと以外でいえば、導入したエンジニアが保守までしてくれるのがありがたいです。
話も対応も早いからです。
ワンストップ性を標榜する会社は多いのですが、通常は組織的なレベルだと思います。導入時と運用時に人が替わらない会社の存在はうれしいですね。

今後の期待

創業500年を迎えるための基礎作りに日立システムズの力を貸してほしい

今後の予定

  • 今後は「お金の流れ」と「物の流れ」を一元管理し、機動的な経営資源管理を実現したいので、  日立システムズの提案力に期待している

今後、日立システムズに期待することはありますか?

FutureStageの活用によって、売上などのお金の流れが管理できるようになりました。これに加えて、ハンディターミナルを導入したことで物の流れも管理できるようになりつつあります。
将来的には、物流データをFutureStage側に取り込んで、「お金の流れ」と「物の流れ」を一元管理できるようにし、機動的な経営資源管理などを実現していきたいと思っています。このような展望を理解したうえで、FutureStageの範囲にとどまらずに、ハードウェアもソフトウェアも進歩していく中で、豊島屋により適したソリューションを提案していって欲しいと思っています。
豊島屋も創業417年、社長も私で16代目となりました。私自身は豊島屋の“リレーランナー”の一人に過ぎず、500年目を迎えられるための基礎を作ることが役割だと思っています。この基礎作りに日立システムズが力を貸してくれることを期待します。

お客さまの概要

株式会社豊島屋本店ロゴ

株式会社豊島屋本店

創業
1596(慶長元)年
会社設立
1936(昭和11)年2月1日
所在地
東京都千代田区猿楽町1丁目5番1号
URL
http://www.toshimaya.co.jp/

豊島屋様は、創業417年を迎える老舗の酒屋であり、現在は商品アイテム5,000点の酒類製造販売、および業務用食品卸を営んでいます。資本金2,500万円。東村山市の豊島屋酒造株式会社は、同社から分社した酒造専門の企業です。
豊島屋様の白酒は、江戸時代には「山なれ富士、白酒なれば豊島屋」と詠われ、庶民に親しまれ、清酒「金婚正宗」は、明治神宮、神田明神、および日枝神社の御神酒として納められています。


担当より一言

『不易流行』という言葉を忘れず、今まで以上に貢献していきます。


日立システムズ
営業 稲垣智史


日立システムズ
設計 藤田昭博

豊島屋本店様の行動指針「不易流行」という言葉、考え方は、私たちにとっても常に心にとどめておかなければならないものと考えます。この言葉を忘れず、今まで以上にお客さまから信頼していただくことができるよう、日立システムズ一丸となり、お手伝いをさせていただきたいと思います。末永いお付き合いを今後ともよろしくお願いいたします。(稲垣)

新システム立ち上げにあたっては、お客さまのご負担やご不安を最小限に抑えることを念頭に、プロジェクトを進めてきました。今回、当初からのスケジュールの遅れもなく、無事システムの本稼働を迎えられたことは、お客さまのご尽力の賜物と感謝しております。今後も、お客さまの業務の一助となれれば光栄です。(藤田)

今回の取材にご協力いただいたお客さま

豊島屋本店
代表取締役社長 吉村 俊之氏

ご協力ありがとうございました。
2013年8月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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