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Hitachi

株式会社 日立システムズ

日本フェィウィック株式会社様

販売管理システム「TENSUITE for Wholesale」

お知らせ

2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本事例に記載の商品情報は初掲載時のものです。

複雑な部品在庫管理のシステム化に成功

写真:日本フェィウィック株式会社様

お客様の声

部品在庫管理が効率化して、決算や棚卸が大幅に早くなりました。

導入前の
課題1
営業など現場部門が使いやすいシステムにしたい。
導入後の
効果1
検索がしやすくなり、現場部門の作業効率が向上。伝票1件の検索に30分~1時間を要することもあったが、1分程度で済むようになった。
導入前の
課題2
セット品部品の在庫管理をシステム化したい。
導入後の
効果2
セット品部品の在庫状況を、先々の組み付け可能数にいたるまで把握できるようになり、お客様への納期回答がスムーズになった。
導入前の
課題3
諸口コードを使わずに商品を管理したい。
導入後の
効果3
コード体系を整理しマスタに整備したことで、従来3~4日を要していた月末の在庫照合作業がなくなり、決算や棚卸もスピード化できた。
導入前の
課題4
分析機能などを利用して、集計資料作成の作業を省力化したい。
導入後の
効果4
BI機能をフル活用し、毎月2日を要していた月次の予実算の分析資料作成が、わずか1クリックで作成できるようになった。

産業用クラッチブレーキと関連機器の組み立て・修理・輸入販売、およびゴルフグリップの輸入販売という2本柱で事業を行われている日本フェィウィック株式会社様(以下、日本フェィウィック様)。同社が日立システムズの「TENSUITE」を導入して、組み付け加工を伴う複雑な部品在庫管理のシステム化した経緯と効果について、総務・業務部 副部長 川田 彰一氏、商品管理部 副部長 金田 剛芳氏、機械営業部 副部長 三隅 徳之氏にお話を伺いました。

導入の目的

現場サイドにメリットのあるシステムを構築

日本フェィウィック様が抱えていた課題

  • 旧システムは検索機能が乏しかったので、営業部門では伝票を探すのにかなりの時間がかかっていた。
  • 分析機能やグローバル対応など、進歩したIT技術を取り入れ、会社全体の利益にかなったシステムが必要だった。

「TENSUITE」を導入するまでの経緯を教えていただけますか?

「TENSUITE」導入以前のシステムは、オフコン上で稼働する自社開発システムで、主に受注・売上・請求業務で使用していました。

オペレーションミス防止のために、システム制限を多く設けていた点と、日次締めによる移動平均法を採用していたのが特長です。このシステムをハードの再リースを繰り返しながら長年利用していましたが、いよいよ延長が不可能となった時、将来的に今のシステムのままでよいのかという議論になりました。(川田氏)

なぜ刷新に踏み切ったのでしょうか?

改良に改良を重ねて同じシステムでずっとうまくやってきましたので、システムを変えることに、自分は最後まで反対していました。しかし、それは管理部門側の意見で、旧システムは営業部門の役には立っていませんでした。旧システムは検索機能が乏しかったので、営業が伝票1つ探すのに30分や1時間かかることがあったのも事実です。それに今後は、会社全体の利益を考慮し、分析機能が使用できたりグローバル対応できたりすることも必要だと考えました。(川田氏)

現場の意見をお聞きし刷新するきっかけとなったのですね?

はい。管理部門だけでなく、現場サイドが使いやすいシステムを構築しようと決意しました。それから、新システムでは現場のあらゆる人間から今までのシステムで不便だったことや、新しいシステムに求めることなど、できるだけ多くの意見を集めて現場サイドから作っていこうと考えました。(川田氏)


日本フェィウィック株式会社
総務・業務部 副部長 
川田 彰一氏

選定のポイント

セット品部品の在庫管理・原価管理と輸出入管理業務のシステム化

選定のポイント

  • 複雑なクラッチブレーキの部品の動きや、共通部品の在庫も反映した在庫管理と原価管理ができること。
  • 輸出・輸入管理機能があること。


日本フェィウィック株式会社
商品管理部 副部長 
金田 剛芳氏

どのような点を検討されたのでしょうか?

クラッチブレーキ関連のセット品に関する業務は、部品を仕入れ外注加工して、自社で組み立てます。その後、加工工場へ支給して外注で鋳物部品に組み込み、自社へ再入庫して出荷するという流れになっています。

部品にはさらに複数の共通部品が存在するので、それらを使って何個組めるかということを把握できなくてはいけません。クラッチブレーキの部品展開の複雑な動きを捉え、共通部品の在庫も反映した在庫管理と原価管理ができるかどうかを検討しました。 選定のもう一つのポイントとして、システム未対応であった輸出・輸入管理業務をシステム化することも、今回の大きな柱でした。これらをパッケージの機能を利用しシステムに組み込むことを意識して、要件定義とパッケージ選定を行いました。(金田氏)

以上のような状況を受けて、日本フェィウィック様は販売管理パッケージの「TENSUITE」を採用し、販売管理システムを構築しました。

システム概要

諸口コードを廃止し、厳密なマスタ化を実施

システム機能としては、受注から売上請求、発注から仕入支払といった販売管理業務、セット品の部品を含む在庫管理業務、輸出・輸入管理業務、分析業務までカバーしています。 システムを構築するにあたっては、月末の在庫照合作業をなくすため、諸口コードを廃止し厳密なマスタ化を実施しました。また、セット品部品の動きや、加工時の原価の動きをシステムに組み込み、在庫や原価の状況をリアルタイムで把握できるようにしました。

図:システムイメージ図

導入効果

決算や棚卸、月次処理の大幅スピードアップ

導入効果のポイント

  • 現場主導で進めた結果、「時間効率の向上」という効果が得られ、お客様への回答も素早く行えるようになった。
  • 最新のデータを参照できるようになり、経営の意思決定も早くなった
  • 諸口コードを撤廃、セット品の部品管理をシステム化できたことで作業負担を解消できた。

実際に稼働してどのような効果が得られましたか?

現場主導で進めた結果、充実した検索機能による「時間効率の向上」という効果が得られ、営業からお客様への回答も素早く行えるようになりました。

以前は伝票を探す際、「何年何月頃に納めた○×社の製品の~」と言われても調べようがなく、1画面ずつ伝票を送ったり帳面をめくったりして探していましたが、今では一瞬で見つかります。(三隅氏)

新システムに対しては『分析機能の活用』も視野に入れていましたが、「TENSUITE」のBI機能には本当に助かっています。毎月2日かかっていた幹部向けの予実算の分析資料が、今では1クリックで作成できるようになりました。幹部もBI機能を使って常に最新の状況を把握しているので、経営の意思決定が早くなったと言えます。(川田氏)

月末や決算時、棚卸時に3~4日かけて行っていた諸口の在庫照合作業が、今は完全にゼロになりました。さらに、先々の日付の在庫管理も可能になったことで、営業側も在庫を組めるかどうかをセンターに問い合わせしたり、商品管理部に聞きにいくことがなくなりました。これは諸口コードを撤廃し、セット品の部品管理もシステム化できたことによる負担の解消が非常に大きかったと言えます。(金田氏)


日本フェィウィック株式会社
機械営業部
副部長 三隅 徳之氏

今後の展望

会社の成長性維持と海外ネットワークの強化

今後の展望について、教えていただけますか?

今後の事業方針としては、海外ネットワークの強化を計画しています。 そのため、グローバル化を意識した日立システムズの今後の方向性に期待したいと思っております。

お客様の概要

ロゴ:FAWICK

日本フェィウィック株式会社様

設立
1962年6月1日
所在地
本社 千葉市美浜区中瀬2-6 WBGマリブウエスト22F
URL
http://www.fawick.co.jp/index2.html/

日本フェィウィック様がクラッチブレーキとゴルフグリップという全く異質の商品群を取り扱うようになったのは、どちらも、社名の由来である創業者トーマス・フェィウィック氏の発明であることがゆえんです。
市場の情況を常に見通し、飽和状態となりつつある国内市場、現状の海外販売チャネルの限界といった障壁に立ち向かうため、海外ネットワークの拡充強化による既存事業の運営転換、新規事業の開拓導入といった新しい戦略で市場に臨んでいます。成長性の維持と会社組織の強化に向かって常に邁進し続ける企業です。


自動車や船舶などの製造設備のほか、製缶プレス機や新聞印刷機などに組み込まれるクラッチブレーキ。


世界中のトッププロから選ばれるゴルフグリップ「ゴルフプライド」。


ゴイスペル社の「エアクラッチ/ブレーキ」と、そこへ空気を送る「ローターシール」。組み付け加工を施して納品する。


今後販売を強化する、減速機付クラッチ/ブレーキパッケージ「プラネットプレスシステム」。減速シャフトが不要になり、スペース・コスト共に削減できる。

担当より一言

今回のシステム導入プロジェクトで一番うれしかったことは、お客様から「導入して本当に良かった!」というお言葉をいただけたことでした。


日立システムズ
富澤 幸司

私たちの仕事は「システムを構築する」ことではなく、「お客様に満足していただく」ことだと改めて認識しました。今後も、日本フェィウィック様のビジネスのお役に立てるよう、IT面でのサポートを末永く続けさせていただきたいと思っております。

日本フェィウィック様と二人三脚で、「現場がうれしい」システムの構築に成功しました。


日立システムズ
谷口 友一

今回取材にあたって、各現場部門の皆様から導入効果についての大変多くのコメントをいただき、本当にうれしく思っております。この効果の背景は、打ち合せの初期段階から、積極的に現場の皆様にご参加いただけたことが大きかったと思います。それにより、日本フェィウィック様の業務や課題について徹底的にヒアリングさせていただき、その内容に合わせてシステムの仕様や運用方法をご提案させていただくことができました。今後も引き続き、日本フェィウィック様の成長をシステム面からご支援させていただければ幸いです。

今回の取材にご協力いただいたお客様

日本フェィウィック株式会社
監査役 西牧 春寿氏
総務・業務部 副部長 川田 彰一氏
商品管理部 副部長 金田 剛芳氏
機械営業部 副部長 三隅 徳之氏
機械営業部 技術 主事補 斉木 寛之氏

ご協力ありがとうございました。
取材日:2010年8月
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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