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原材料の試験成績結果をタイムリーに収集して品質管理データとして活用

化学系製造業向けAI-OCR「DX Suite」と
RPAを活用した
帳票の電子データ化

原材料納品時の試験成績結果から、管理対象のデータをAI-OCRで読み取り、品質記録データとして活用する事例・ケースです。

1,000種類以上におよぶ紙帳票を電子化し、
基幹システムへのデータ入力を自動化!
さらに、原材料の試験成績結果をタイムリーに収集し、
製品品質の細部までの分析を可能に!

お客さまプロフィール
  • 業種:化学系製造業(A社)
  • 課題:製品に利用される原材料を管理し、製品ロット単位での製品品質を把握できるようにしたい。
    しかし、そのために有効な試験成績表は1,000種類以上もあり、原材料の納品時に紙帳票として添付されているだけ。この処理を、いかに自動化できるかが課題。

事例適用前の業務の仕組み

1,000種類におよぶ紙帳票から、紙帳票ごとに必要なデータ(品目ごとの成績データ)を担当者が読み取る。
読み取ったデータは、基幹システムに全件手作業で入力している。

実現した業務の仕組み

AI-OCR「DX Suite」と、RPAの連携を利用。
担当者の作業は、原材料の納品時に添付されている紙帳票のPDF化と、AI-OCR「DX Suite」とRPAによって電子化されたデータの確認が中心に。作業の属人化を解消し、作業に必要な工数の削減を達成。

Before事例適用前の業務の仕組み/IT

紙帳票(成績試験表)を基幹システムにデータ入力する上での課題

  1. 膨大な紙帳票から、必要なデータを目視で読み取り、チェックする作業が属人化。
  2. 必要なデータを読み取ったあと、
    基幹システムへの手作業でのデータ入力や原紙の保管作業が生じ、膨大な工数が必要。
  3. 管理が部署に依存していて、品質記録のデータが必要なときにタイムリーに得られない。​

製品品質の分析時に、都度、”紙帳票の記録”にまで遡った
担当者による確認(手戻り)が発生…

After実現した業務の仕組み/IT

AI-OCR「DX Suite」とRPAの連携による解決

  1. 担当者の作業を、紙帳票のPDF化と画面上に表示される読み取り結果の確認だけに減らして
    属人化を解消し、工数を削減。
  2. 画面上に表示される読み取り結果に、訂正や追加が必要な場合は、
    担当者自身で変換ルールの更新が可能。
  3. 統一された手順・ルールに則って電子データ化することで、データベース化がはかれ、
    不良時の要因分析、傾向分析に活用。

各工場からの記録項目が統一され、
タイムリーに必要なデータを確認できるように!

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。