あなたは仕事の関係で、アメリカで単身赴任しています。会社から十分な住宅手当が支給されるので、閑静な住宅街で一軒家を借りました。
ある日曜日の朝、隣に住んでいるお年寄りが、あなたの家にやってきました。
あなたの隣人は、にこやかに微笑みながら、こう言いました。
「おはよう。いい天気ですね。ところで、あなたの家の芝生は、あまり手入れされていないようですね。雑草も、たくさん生えています。ご自身で手入れができないのであれば、芝生の管理業者を紹介しましょうか?」
さて、あなたは、どういう対応をすべきでしょうか?
a)大きなお世話だと言って、相手にしない。
b)助言に対して礼は言うが、面倒なので芝生は放置する。
c)早急に、庭の手入れをするよう業者を手配する。
A氏は、南米の治安の悪い国に出張することになりました。
彼は事件・事故に巻き込まれないように、渡航前に外務省海外安全ホームページなどを熟読し、滞在中の安全行動について勉強しました。
ところが実際に現地に到着すると、現地の人々に緊張感はあまりなく、のんびりした平和な雰囲気でした。
「なんだ、百聞は一見に如かず。言われているほど危ない国じゃないな。心配するほどのことはなかった」と、周囲の雰囲気に安心しました。
さて、A氏の判断は、正しいのでしょうか?
a)正しい
b)どちらとも言えない。
c)間違っており、非常に危険。
A氏が米国に家族と一緒に駐在するようになって、2カ月が経過しました。
ある日曜日の午後、妻に買い物と2歳の息子の子守りを頼まれたので、息子を車に乗せて近所のスーパーに出かけました。
スーパーに着くと、いつものように息子は車に揺られて眠っていました。
A氏が日本にいたときと同様に、眠っている息子を車に残したままスーパーに入って行こうしました。
すると、A氏の車のそばを通りがかった年配の男性に「おい!お前、なんてことするんだ!」と、大声で怒鳴られました。
さて、なぜ、A氏は怒られたのでしょうか?
a)A氏の車が、駐車の枠からはみ出していたから。
b)子どもを車に置いて行こうとしたから。
c)A氏の態度が無礼だったから。
出発の一週間前、あなたが渡航する予定の南米の街で、タクシーに乗った日本人観光客が強盗被害に遭ったという事件が報道されました。運転手に人気のない場所に連れて行かれ、待ち伏せしていた仲間たちによって、銃で脅される内容でした。被害者はレストランで夕食を取ったあと路上で流しのタクシーを拾って、ホテルに帰る途中に被害に遭った模様です。
さて、この報道で安全管理上、最も注目すべき点は何でしょうか?
a)犯人の動機
b)被害金額
c)被害者が、「いつ」「どこで」タクシーを拾ったのか?
あなたは、ある途上国を旅行中です。
観光地で、数人の「呼び込み」らしき若者たちに囲まれ振り払うのに四苦八苦していましたが、あまりにしつこいので恐くなってきました。
そこに地元の人らしき初老の男性が来て、その若者たちを追い払ってくれました。
男性は、上手な日本語で「日本から来たのですか?私は以前、日本にいました。
この辺りは悪い連中がいるので気をつけてくださいね」と教えてくれました。
あなたは、この親切な男性に何かお返しをしなければと思いました。すると、「この辺りのレストランは危ない店が多いですから、よかったら私の知り合いが経営している安全な店で食事でもしませんか?」と、その男性に持ちかけられました。
さぁ、あなたならどうするのが適切だと思いますか?
a)助けてくれた人の申し出は断り難いので、一緒に食事に行く。
b)丁重にお断りする。
c)より安全と思われる、宿泊先のレストランでの食事を提案する。
あなたは、ある途上国に赴任しました。着任すると、先輩駐在員があなたに、こう教えてくれました。
「この国は治安が悪くてね、強盗が多発してるんだよ。「捨て金(強盗などに、盗らせるための金)」を準備してポケットに入れて、犯人に大人しく渡すようにすれば、被害が少なくて済む。金額は、そうだな…日本円3,000円相当でいいと思うよ。隣の国に出張するときは、その倍くらいかな」
あなたは先輩に教えてもらったとおり、捨て金を胸ポケットに入れるようにしておきました。
ある日、先輩と一緒に街を歩いていると強盗被害に遭いました。しかし、先輩は捨て金だけで済みましたが、あなたは所持金すべてを盗られてしまいました。
さて、あなたは何を間違えたのでしょうか?
a)捨て金の金額が少なかったので、犯人を怒らせてしまった。
b)恐かったので、つい自分から所持金のすべてを渡してしまった。
c)捨て金を紙幣のままポケットに入れていた。
あなたは急遽、治安の悪い国へ赴任することになりました。あなたの赴任地では銃を使った武装強盗の発生率が非常に高く、交通事故も多発している様子で、家族はとても心配しています。
会社からも、「治安が悪い国だから十分に注意して仕事をして欲しい」と言われました。
さて、あなたが「自分の身は、自分で守る」ために、最初にすべきことは何でしょうか?
a)防弾チョッキを買う
b)護身術を習いに行く
c)現地の治安情報を入手する
あなたは、ある途上国への出張を命ぜられました。現地に到着したあなたは、駐在員のアテンドで無事にホテルにチェックインできました。そのあと、お腹が減ったので、駐在員が近所のレストランに連れて行ってくれました。
レストランとは言っても、現地の人たちもよく利用する庶民的な感じのお店でした。駐在員が、「ここ、けっこう安くて美味しいですよ!」と太鼓判を押したので、安心して食事を始めようとした、そのとき…
あなたは駐在員に「あっ!それは食べちゃダメ!」と大声で注意されました。
駐在員は、何を食べてはいけないと言ったのでしょうか?
a)温かいスープ
b)生野菜のサラダ
c)パン
あなたは、ある企業の海外事業部長です。
このたび、途上国に派遣した駐在員の任期が満了したので、後任を派遣することになりました。今回は特に事業所長の後任なので、健康状態・過去の海外駐在歴・マネージメント能力・語学能力などを精査して人選し、いよいよ本人に内示する段階になりました。
さて、後任候補者へ内示する面談時に、特に配慮すべき点は何でしょうか?
a)駐在時の処遇
b)家族の状況
c)最近の健康状態
ある日の朝、あなたは上司に呼び出され、海外赴任の内示を受けました。
あなたは、「いつかは海外に行くことになる」と覚悟を決めていたので、「直ぐに準備します」と快諾しました。
しかし上司からは、赴任先の事業所の都合で赴任までに1カ月の猶予しかないと告げられました。
あなたは、幸いにもパスポートは持っていました。これから急いで人事と相談しながら、赴任準備をしなければなりません。
さて、お急ぎのところ恐縮ですが、あなたには最初に確認しなければならない、とても大事なことがあります。
それは、なんでしょうか?
a)ビザ申請に必要な書類の確認
b)健康診断の予約の確認
c)パスポートの残存有効期間の確認
あなたは、アメリカに赴任することになりました。もちろん、家族も一緒です。
車社会のアメリカでは、夫人も車を運転してもらわなければなりません。
赴任後まもなく、あなたは彼女の車を購入して現地の交通ルールやマナーをレクチャーし、いよいよ路上デビューとなりました。
さて、そこで問題です。
初めて車で路上に出る前に、理解しておかければならない重要事項があります。それは、何でしょうか?
今回は、一発でお答えください。
M氏は、ある途上国の事業所に駐在しています。現地従業員とは良い関係を築いてきたので、一体感のある職場に誇りを感じています。
ある日、M氏が半年前に採用した若い購買担当者が、ピカピカの新車で通勤してきました。マネージャークラスでも古い中古車に乗るのが一般的な地域で、彼の新車は目立つ存在でした。
M氏は、「ここで一生懸命働いて、貯金して買ったんだなぁ」と、従業員の生活向上に寄与できたことに幸せを感じました。
何気なく聞いていると良い話ですね。
でも、あなたがM氏だったら、どういう視点に立つのが妥当でしょうか?
今回も、一発で答えてみてください。
中小企業社長のA氏は、売り上げ低迷の打開策として海外進出を決心。得意先の社長から進出予定先国でコンサルティング会社を経営している日本人のN氏を紹介してもらい、現地調査に出かけました。
N氏は現地在住20年のベテランで、視察先に同行したり各種手続きを説明したりする際、笑顔で親切に対応してくれて好印象。さらに驚いたことに、N氏はA氏と同郷であることが判明し、良き友人になりました。
勇気づけられたA氏は、帰国後すぐに、N氏の会社とのコンサルティング契約締結を決めました。
ところで、この話には重要なプロセスが抜けているような気がしませんか?
今回は、一発で答えてみてください。
あなたは、ある途上国の事業所に出張することになりました。初めて行く国だったので、駐在員に現地従業員による空港出迎えを依頼しました。
空港の到着ゲートで待っていると、ローマ字であなたの氏名を書いた紙を掲げている現地の男性がいたので、話しかけてみました。ところが、その男性は予定していた人と違う名前を名乗り、「同僚が来られなくなったので代わりに来た」と言いました。
あなたは、どういう行動をとるのが適切でしょうか?
a)そのまま信用して、車に乗り込む。
b)事業所の身分証の提示などを求め、確認してから車に乗る。
c)念のため事業所の駐在員に電話をして、出迎えに来た人物の確認をする。
あなたは、ある国で事業所責任者として部下の現地マネージャーたちと会議をしています。マネージャーたちからの報告を聞いていた際、最も信頼している部下が重大なミスをしてしまったことが明らかになりました。
たまたま疲れていて虫の居所が悪かったあなたは、必死で言い訳する部下の姿に、我慢できないほどの怒りを感じました。
こんなとき、どういう行動をとるのが適切でしょうか?
a)会議の場では何も言わず、後で本人を呼んで個別に話し合う。
b)まったく問題にせず、ミスを許容する。
c)会議の場で、強く叱責する。
あなたは、ある途上国の事業所に赴任することになりました。
健康診断の受診は完了し、健康状態に関して問題ないと医師のお墨付きをもらいました。必要な予防接種もスケジュールどおり行いました。
持って行く常備薬、過去の病歴の英語訳、現地の感染症・現地医療機関の資料、海外旅行保険などなど、考えられるすべての健康管理事項の準備はできたと思っています。
ところで、大事なことを忘れてはいませんか?
今回は選択肢はなしです。一発でお答えください。
空手の有段者であるあなたは、中南米のある国で一人旅を楽しんでいます。観光をしているとき人通りの少ない路地に迷い込み、行き止まりに来てしまいました。すると突然、背後から「Money! Money!」と何者かに大声をかけられました。びっくりして振り返ると、中学生ぐらいの痩せた男の子が銃のような物を構えて立っています。逃げ道を塞がれたあなたは、どうするのが最も安全でしょうか?
a)子どもなので得意の空手で追い払う。
b)走って逃げる。
c)大人しく金を渡す。
あなたは、中南米のある国に出張中です。値段は高めですが、セキュリティーが良いと現地駐在員が推奨するホテルに宿泊しています。
部屋でくつろいでいると、頼んでいないのに「シャワーの修理人」がドアをノックしてきました。
不審に思ったあなたは、どう対応するのが一番安全でしょうか?
a)ドアスコープで相手を確認し、怪しい感じがしなければドアを開けて応対する。
b)直ぐにフロントに電話し、確認しにきてもらう。
c)ドアスコープで相手を確認し、チェーンを掛けたまま、ドアを少し開けて応対する。
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