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株式会社 日立システムズ

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2016年7月25日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、M2M(Machine to Machine)環境の導入を支援する「NETFORWARD M2Mサービス」のラインアップを拡充し、遠隔地に点在する装置からデータを収集・蓄積するとともに、装置の遠隔稼働監視や制御を行えるIoT(Internet of Things)・M2M環境を短期間・低コストで提供するクラウド型のプラットフォームサービスを本日から販売開始します。
今回のラインアップ拡充により、多拠点にある装置へのセンサー導入やネットワーク構築、装置の制御や監視・保守、データの収集・管理、さらにはセキュリティ対策までをワンストップで支援します。

企業においてIoT・M2Mを活用し、ビジネスを革新しようとする取り組みが進んでいます。例えば、製品の売り切りにより収益を得るモデルから、利用した時間だけ課金するサービスへの転換だけでなく、製品を効率的に利用するためのコンサルティングサービスや出荷した装置の遠隔稼働監視、故障の予防保守によりメンテナンスコストを低減するサービスなど、新しいビジネス領域へ踏み出す動きが進んでいます。

こうした背景を踏まえ、日立システムズは、遠隔地に点在する装置からデータを収集・蓄積するとともに、装置の遠隔稼働監視や制御を行えるIoT・M2M環境を短期間・低コストで提供するクラウド型のプラットフォームサービスの販売を開始します。本サービスは、日立システムズのクラウド型のIT基盤提供サービスである「リソースオンデマンドサービス」や運用・監視サービスと、米国PTC社のIoT・M2M向けソフトウェア製品である「ThingWorx®」を組み合わせて提供するクラウド型のプラットフォームサービスです。

PTC社の「ThingWorx」はIoT・M2M分野でトップクラスの実績を誇るプラットフォーム製品で、お客さまが国内外に保有する装置からセンサーにより収集したデータを「見える化」し、装置の動作傾向の把握や、異常を検知できます。収集したデータを参照する管理画面は、ユーザーが直感的に操作・編集できるように工夫されているため、画面のカスタマイズやデータの集計・加工を容易にできます。また、遠隔監視制御機能を利用することで、予防保守の実施や、異常を検知した際に遠隔操作で迅速な原因究明や復旧を行うことができます。
さらに、「ThingWorx」は装置の位置情報を取得する機能も備えているため、装置の現在位置や移動経路のデータについても収集可能です。そのため、これまでも車両や医療機器など移動する装置の利用データの収集や紛失防止などを目的とした活用実績が多く存在します。

今回新たに開始するプラットフォームサービスは、「ThingWorx」の機能をクラウド型で提供するサービスで、管理対象装置が少ない場合でも初期費用をかけることなく、短期間で利用開始できます。また、利用開始後にビジネスが拡大して管理対象装置が増加した場合でも、迅速に拡張することが可能です。
日立システムズが提供している「NETFORWARD M2Mサービス」はこれまでIoT・M2M環境向けのネットワーク提供が中心のサービスでしたが、今回のプラットフォームサービスの拡充によりIoT・M2M環境に必要な装置へのセンサー導入からデータの収集・管理、センサーやネットワークを含むシステムの監視・運用サービスまでをワンストップで提供することが可能になりました。

今後日立システムズは、IoT・M2Mを活用したビジネスの革新をめざす企業に向けて「NETFORWARD M2Mサービス」に加え、コンタクトセンターや全国約300か所のサービス拠点を活用した機器の保守サービス、制御システム向けのセキュリティサービス、BEMS(ビルエネルギー管理システム)などのサービスを組み合わせて提供するなど、お客さまの要望に合わせた最適なソリューションを提供してまいります。
これらを通じて、2018年度までに累計300億円の売上をめざします。

なお、今回のサービス販売開始にあたり、PTC 社の日本法人であるPTCジャパン株式会社(代表取締役社長:桑原 宏昭、本社:東京都新宿区/以下、PTCジャパン)から以下のコメントをいただいています。

PTCジャパンはこの度の日立システムズの発表を心より歓迎いたします。PTCの提供するThingWorx はコネクティッドな時代に適したアプリケーションを構築、実行するためのIoTプラットフォームで、センサーより収集されるさまざまなデータの見える化、利活用や機械の自動制御を実現します。装置の遠隔監視制御と組み合わせて活用していただくことにより、ThingWorxは装置の事前異常予測や感知およびリモート操作による復旧などで、装置のサービス品質の向上やダウンタイムおよびサービスコストの削減に貢献してまいります。

PTCジャパン株式会社
代表取締役社長 桑原 宏昭

サービスの概要図

サービスの概要図

「ThingWorx」について

海外の先進的な企業も多数採用している、IoT・M2M向けのプラットフォーム製品です。Webベースのマッシュアップ機能を使って、装置の稼働状況や収集したデータの管理画面を容易に作成することができ、導入期間を大幅に短縮することが可能です。また、AlwaysOn™プロトコルにより、安全かつ低レイテンシーの通信を提供するため、お客さまの情報を安全に守るとともに、レスポンス良く装置を遠隔保守することが可能です。その他、多数のAPIや他のシステムと連携するための仕組みが用意されており、日立システムズが提供するさまざまなBIツールやERP、CRMなどの企業内情報システムとの連携を実現でき、フィールドでの生きた情報を基にした機動的な経営戦略策定やタイムリーな営業活動が可能となります。
なお、ThingWorxは、PTC社の国内代理店である株式会社日立ハイテクソリューションズとの協業により本サービスに活用されています。

「リソースオンデマンドサービス」について

日立システムズのデータセンターにプールしたITリソースを必要なときに必要量だけ、ご提供するクラウドサービスです。導入コストを抑えて短期間でシステムを立ち上げたい、ビジネス規模に合わせてシステム規模を柔軟に変更したい、プライベート環境のように自由に環境を変更したい、といったお客さまのニーズにワンストップでお応えします、これまでお客さまに1,500台以上の仮想サーバーを提供してきた運用ノウハウと技術でシステム安定稼働が実現可能です。

「NETFORWARD M2Mサービス」のWebサイト

お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)

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株式会社日立システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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ThingWorxは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
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記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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本サービスの遠隔操作を通じた原因究明や復旧については、条件を満たす一部の機器において対応が可能です。
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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。