~日立アジア社と連携し、タイに進出する日系企業に向けて提供~
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2012年6月26日
株式会社日立システムズ
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也/以下「日立システムズ」)は、Hitachi Asia (Thailand) Co., Ltd.(社長:唐沢 和男/以下、「日立アジア社(タイ)」)と連携し、タイに進出する日系企業に向け、クラウド型の多言語会計システム「Caliver AC(カリバー エーシー)」を、本日より販売開始します。
「Caliver AC」は、多言語会計システムとして約100社以上の導入実績を持つMankichi Software Vietnam Co.,Ltd. (代表者:榊原 賢、本社:ベトナム ホーチミン市)の会計パッケージを、日立システムズのクラウド技術と運用ノウハウを生かし、日立アジア社(タイ)のデータセンターを利用したクラウド型サービスとして提供するものです。あわせて、GNEXTコンソーシアム(*1)加盟企業であるタイの会計コンサルティング会社、A.I.NETWORK (THAILAND) CO. LTD. (代表者:井上 慶太、本社:タイ バンコク市)より、初期導入時の会計コンサルティングサービスや会計業務のヘルプデスクサービスなどを提供します。
アジアにおける生産拠点の中核的存在の一つであるタイには、日本の製造業も多く進出しています。また、サービスの自由化などを背景に、日系企業のさらなる進出が見込まれています。タイにある多くの日系企業は、タイ独自の税制や現地通貨に対応するため、現地の会計システムや表計算ソフトウェアなどで財務管理を行っています。しかし、現地会計ソフトウェアは日本語をサポートしていないケースが多く、また表計算ソフトウェアではタイムリーな情報提供が行えないことから、日本の本社部門にとっては、現地の財務報告内容の確認に時間がかかる、内部統制が徹底できないなどの課題がありました。
こうした背景から、日立システムズは日立アジア社(タイ)と連携し、多言語・多通貨に対応し、タイの税制度に対応した月次レポートの発行機能などを備えたクラウド型の多言語会計システム「Caliver AC」の販売を開始します。
本サービスの利用により、日本人担当者とタイ人担当者がそれぞれの母国語で作業することが可能となり、コミュニケーションミスを軽減できます。また、タイ国税法に対応した各種の帳票を簡単に作成することができ、業務の効率化を実現できます。さらに、インターネットに接続できる環境があれば国・地域・場所を問わずどこからでも利用できるため、日本本社から現地の会計業務をリアルタイムに把握可能です。なお、本サービスの営業活動は、タイ国内では日立アジア社(タイ)が行い、日本では日立システムズが行います。
日立システムズは、タイの日系企業に向けたクラウド型の多言語会計システム「Caliver AC」を、日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud(ハーモニアスクラウド)」の下、グローバルITサービス「GNEXT(ジーネクスト)」の一つとして、日立アジア(タイ)と連携して拡販し、2014年度末までに累計80社への提供を目指します。
「Caliver AC」は、日立システムズのグローバルITサービス「GNEXT」の一つです。クラウド型の多言語対応(日・泰・英)会計システムであるため、お客さまはサーバー、ソフトウェアを新規に購入する必要がなく、インターネットにつながる環境があれば、月額費用を払うだけで、国・地域・場所を問わずどこからでも利用できます。また、システムの改修やバージョンアップはデータセンター側で対応するため、保守・運用負荷を軽減できます。タイ国会計事務所との連携により、タイ国税制変更に即座に対応できることに加え、システム操作及び会計業務に関するサポートも充実しています。
言語切替機能の利用イメージ図
マスター登録や仕分け入力作業・固定資産の登録などの日常入力業務はローカルスタッフの方がローカル言語で行います。「多言語機能」により、日本人担当者はいつでも必要な時、必要な情報を日本語で操作、確認することができます。
機能名 | 内容 |
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タイ国税務レポート対応 | 月次法人経費の源泉徴収税の申告・納税(P.N.D.53) *、月次個人所得(給与)の源泉徴収税の申告・納税(P.N.D.3) *、月次付加価値税(VAT)の申告・納税(P.P.30) *の帳票を自動出力できます。 |
言語切替機能 | ワンクリックでタイ語、日本語、英語の言語切り替えができます。 |
入力作業履歴管理 | 「誰が」「いつ」「どの画面で」「どの項目・数字を操作したのか」作業内容を操作ログに記録し、履歴を参照することができます。 |
アクセス権管理 | それぞれの機能に各操作「参照、追加、更新、削除、実行」のアクセス権を設定することができます。 |
ERP連携機能 | ERPシステムから出力したトランザクションデータを取り込み、Caliver ACの各種帳票画面で確認・印刷することができます。 |
初期費用:無料
月額費用:55,000円から(20,000 THB/タイバーツから)
「GNEXT」は、海外へ進出を検討されている、または、すでに進出し、事業拡大を目指しているお客さまのためのグローバルITサービスです。クラウドサービス、ネットワークサービス、パッケージソリューション、運用サービスなどにおいて日本品質のITサービスをご提供するだけではなく、コンソーシアム加盟企業との連携による専門サービスをご提供し、お客さまの海外進出、拡大をワンストップでサポートします。
詳細は、https://www.hitachi-systems.com/global/index.html をご覧ください。
グローバルITサービス「GNEXT」は、2012年7月19日(木)~20日(金)に東京国際フォーラムで開催される「Hitachi Innovation Forum 2012」で紹介します。
http://iforum.hitachi.co.jp/ (新規ウィンドウを表示) をご覧ください。
日立アジア社(タイ)は、1958年設立の、株式会社日立製作所バンコク事務所を前身とし、1992年に設立されました。タイにおいて、日立グループ各社の製品販売(電力・産業・社会システム、情報システム、電子部品等)、業務支援、情報提供、調達活動支援、社会貢献活動の取纏め等を行っています。
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Mankichi Software Vietnam社は在ベトナムの日系ソフトウェアカンパニーで、当地の日系企業で最も使用されている多言語・多通貨対応の会計ソフトウェア「MKS」を中心に、給与計算ソフトウェアの「Easy GA」、購買管理ソフトの「Easy Purchase」、販売管理ソフトの「ESIM」、そして在庫・原価計算モジュールの「Easy Costing」をベトナムに展開しています。開発拠点はホーチミンにあり、営業および顧客サポートはホーチミン・ハノイ事務所を中心にベトナム全土を網羅しています。
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A.I.Network (Thailand) Co., Ltd.は、日本人公認会計士・税理士が主宰する海外進出コンサルティンググループであるa.i.n.groupの中核拠点として2001年にタイ国・バンコクで設立された会計コンサルティング会社です。タイ進出日系企業100社以上に進出前から進出後のコンサルティング、会計サービスをワンストップにて提供しています。拠点はバンコクの他、ハノイ、ホーチミン、ウラーンバートル(モンゴル)、ジャカルタ(準備中)に有しています。GNEXTコンソーシアム加盟企業の1社です。
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クラウド型多言語会計システム in Thailand 「Caliver AC」
商品お問い合わせ窓口: TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム:https://www.hitachi-systems.com/form/index.html
株式会社日立システムズ
CSR本部コーポレート・コミュニケーション部 松林、杉山
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@hitachi-systems.com
以上
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。