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株式会社 日立システムズ

日立システムズの新入社員136名が、神奈川県の森林保全活動に参加

~アーティスト喜多郎氏を招き、水源林を守り・育てる間伐作業を実施~

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2011年10月31日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区、以下、日立システムズ)は、世界的に著名なアーティストで環境保全活動にも積極的な喜多郎(きたろう)氏を招き、神奈川県とNPO法人「かながわ森林インストラクターの会」の指導のもと、新入社員136名による森林保全活動を、神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)で10月28日に実施しました。

日立システムズでは、ITによる消費電力削減は避けて通れない各企業共通の経営課題であると認識し、お客さまの環境対策を支援するサービスを開発・提供するなど、社会全体の環境負荷低減に取り組んでいます。この一環として環境保全活動にも力を入れており、2008年9月から神奈川県が実施する「水源林パートナー制度」(*1)に参画し、神奈川県の水源のひとつである神奈川県足柄上郡松田町寄に「パートナー林」の提供を受けました。このパートナー林を「あんしんの森」と命名し、神奈川県とNPO法人「かながわ森林インストラクターの会」の協力のもと、水源林を守り・育てるための間伐作業や子ども向けの水生生物観察会、径路づくりなどを行ってきました。
今回、グローバル人財育成と企業人教育も兼ねて、世界で活躍する作曲家・シンセサイザー奏者である喜多郎氏を「あんしんの森」に招き、新入社員と間伐作業を行いました。その後、地球環境に関する思いやプロとしての生き方などを語っていただくとともに、喜多郎氏の音楽や生き方に関する活発な質疑応答が交わされました。最後に、自然の素材から作られた民族楽器や廃材の竹を使った楽器を使用して、全員で合奏を行いました。

間伐作業を行う新入社員の様子
間伐作業を行う新入社員

喜多郎氏の講演後、新入社員を交えて合奏をする様子
喜多郎氏の講演後、新入社員を交えて合奏を実施

日立システムズでは今回の間伐作業を通じて、新入社員が日本の自然環境の大切さや神奈川県の水源林保全の必要性を理解できただけでなく、コンピュータシステム技術学校(*2)のスローガンである「自律考動(=自分を律し、自分で考え、自分で行動)」できるプロフェッショナル人財へと一歩近づくことができたと考えています。今後もお客さまのITシステムをトータルサポートしている企業として、従業員のITスキルのみならず、ヒューマンスキルの向上を重視し、情報化社会を支えるにふさわしい人財育成に注力します。また、全国の支社でも森林保全活動に取り組み、社会全体の環境負荷低減に貢献していきます。

*1
水源林パートナー制度: 水源地域の森林を健康で活力ある状態に保つという神奈川県の活動に賛同した企業・団体参加する制度。植栽作業や間伐作業などの森林保全活動を行うための専用エリアとして「パートナー林」が提供されます。
*2
コンピュータシステム技術学校: 日立システムズの新人教育機関。入社後8ヵ月間ここでITスキルとヒューマンスキルを身に付けた後に配属します。

神奈川県の森林の現状と「水源林パートナー制度」について

神奈川県の約40%を占める森林の多くは水源地域に位置しており、とても重要な役割を担っています。しかしながら近年、外国産木材の輸入増加などを背景に林業活動が徐々に難しくなり、それに伴い手入れの行き届かない森林が増加、県森林課が1996年度~2002年度に県内民有林の人工林30,413haを調査したところ、調査対象の約61%の森林で荒廃が進んでいました。
手入れの行き届かない森林は、木と木の間が込み合いすぎて、地表に太陽の光が届かないため、木々の下に草木が生えず、雨が降ると表土が流されてしまいます。このまま放置すると、土壌保全・土砂災害防止機能や水源かん養機能、生物多様性保全機能などさまざまな働きが損なわれる心配があります。
そこで神奈川県では、水源の森林作りに企業・団体からの参加を促す制度として、「水源林パートナー制度」を1999年に設立。神奈川県への5年間以上継続した定額の寄付(1口30万円/年を2口以上)と森林活動への協力を呼びかけています。
なお、当制度に参画した企業・団体には、森林活動を行う専用の場所としてパートナー林が提供され、ここに企業名や団体名を入れて水源の森林作りへ参加協力をしている旨の表示を行うことができます。また、2009年3月より、同制度は「森林再生パートナー制度」へ移行しました。

喜多郎氏のプロフィール

日本が世界に誇る作曲家・シンセサイザー奏者。1980年にNHK特集「シルクロード」の音楽を担当し、大反響を巻き起こす。その後、数多くの楽曲を発表。1987年、日本人初の全米ツアー(25都市31公演)を敢行し大成功を収める。1990年発表の「古事記」は、ビルボード誌ニューエイジ・アルバム部門8週連続第1位を獲得。グラミー賞、ゴールデン・グローブ賞など数々の賞を受賞し、世界的にも高い評価を得る。2000年、国際環境議員連盟GLOBE(国連が唯一認定した国会議員のためのNGO組織)より、グローブカウンシルの一員に迎えられ、“国際環境アーティスト”としての役割を担う。大自然の中に居を構え、自然との触れ合いの中から生まれる喜多郎氏の音楽は、人種や民族、政治や宗教の壁を越え世界中の人々に愛され続けている。

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、お客さまに密着した高品質な運用・保守サービスや、サポート力を生かしたプラットフォーム運用ソリューションに強みを持つ日立電子サービスと、幅広い業務システムの提案や設計・構築・運用に豊富な経験とノウハウを有し、データセンターサービス事業において豊富な実績を持つ日立情報システムズが合併し、2011年10月1日にスタートしました。日本のIT黎明期から業界をリードしてきた両社が培った技術、ノウハウを結集し、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、保守までITライフサイクルの全領域をカバーする真のワンストップサービスの提供により、お客さまのビジネスの発展を支えます。そして、グローバルサービスカンパニーをめざし、豊かな社会の実現に貢献してまいります。
詳細は、https://www.hitachi-systems.com をご覧ください。

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
CSR本部コーポレート・コミュニケーション部 松林、杉山
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2 番1 号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@hitachi-systems.com

以上

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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。