-タグを小さな工具や金属部品に埋め込み、物の管理ソリューションを提供-
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2010年5月12日
株式会社日立情報システムズ
日立化成工業株式会社
株式会社日立情報システムズ(取締役社長:原巖、本社:東京都品川区、以下、日立情報)と日立化成工業株式会社(執行役社長:田中一行、本社:東京都新宿区、以下、日立化成)は、2.45GHz非接触ICチップを内蔵した超小型の金属対応RFIDタグ「金属対応小粒タグ」の開発に成功しました。従来の金属製タグに比べ大幅な小型化(従来比:約1/28、サイズ:4×6×3mm)を実現し、小型工具への取り付けや金属部品への埋め込みが可能になりました。今後、日立化成は「金属対応小粒タグ」の製造と販売を、日立情報は「金属対応小粒タグ」を活用した物の管理ソリューションの提供を行います。
日立情報では2003年より、RFID システムの導入を総合的に支援するRFID トータルソリューション「Chipin(チップイン)/Innovation(イノベーション)」を提供しています。また2006年には、ステンレス製のアンテナでIC チップを保護した金属製タグを活用するRFIDソリューション「Chipin(チップイン)/Metal(メタル)」の提供を開始しました。金属製タグは、雨水や紫外線に対して耐久性に優れ、高電圧や衝撃などの負荷がかかる環境でも利用できるため、工具・成形金型・建設部材の管理、機械・プラントの保守・点検など、金属素材や屋外機器へのRFID 活用を提案してきました。この間、お客様からは、より小さな工具や金属部品に金属製タグを取り付けるため、さらに小さなタグ開発への要望が多数寄せられていました。
一方、日立化成は1997年よりRFID事業を開始し、これまでに累計で6,000万枚強(2010年3月末時点)のRFIDカード・タグの生産実績があります。
この度、日立情報と日立化成は、日立情報の金属対応技術と日立化成のチップ実装技術等を駆使し共同で小型化に取り組んだ結果、「金属対応小粒タグ」の製品化を実現しました。これにより、ドライバーの軸など、より小さな工具や金属部品へのタグの埋め込みが可能となりました。
今後、日立情報と日立化成は「金属対応小粒タグ」と関連ソリューションの提供により、電力設備点検や交通インフラ設備管理の他、各種金属加工製品のトレーサビリティ用途、偽造防止などのRFID市場開拓を、日立グループ各社とも連携をとりながら推進します。2010年8月より、国内を手始めに本格的な販売を開始し、海外への展開も順次実施します。2012年度には、年100万個~200万個の需要創出を図ってまいります。
なお、本製品は、5月12日(水)~14日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される、「第5回RFIDソリューションEXPO」の日立化成ブースに参考出展致します。
株式会社日立情報システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部
〒141-8672 東京都品川区大崎1-2-1
TEL:03-5435-5002 E-Mail:press@hitachijoho.com
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。