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株式会社 日立システムズ

2008年 年頭所感

株式会社日立情報システムズ 執行役社長 原 巖

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2008年1月4日

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

2008年のスタートにあたり、まずもって皆さんの日頃のご努力に深く感謝申し上げます。希望に満ちた新年の門出を、こうして皆さんと共に、元気に、そして夢と決意を持って迎えることができたことを、誠に喜ばしく思います。

さて、昨年は、皆さんのご尽力により、中間期の決算で過去最高の売上高、営業利益を達成し、株主の皆さまへの増配等を実施でき、中期経営計画の初年度として、幸先の良いスタートを切ることができました。また、アライアンスの推進やグローバルビジネスの基盤整備、さらにはC1、Z1運動のスタートなど、中計を前倒しでクリアしていく基礎固めを推し進めた年でもありました。

中計2年目となる本年は、会社のエンジンを力強く回転させ、さらなる加速に向けてギアチェンジし、中計ロードを一段とスピードアップして走り抜けていくこと。毎期、毎期の「過去最高達成」の手始めに、まずは、当年度決算の目標値を大きくクリアし、次年度目標に弾みをつけること。これが、中計達成、さらには売上高3,000億円プレーヤーに一刻も早く仲間入りしていくための 本年のテーマです。
ギアチェンジのためのシフトレバーは、今期の期首にも申し上げた「マーケティング思考」と「業務の効率化・スピードアップ」の徹底的な実践です。この二つを日々の業務の中で、知恵を絞り、着実に実践する皆さん一人ひとりのパワーが、会社のエンジンを回す原動力となり、加速を実現する推進力になります。本年はぜひ「マーケティング思考」と「業務の効率化・スピードアップ」を、皆さんの、そして日立情報の遺伝子となるまで徹底的に実践し、事業機会を最大限に活かすことに全力を傾けるようお願いします。

さて、わが国経済に目を転じると、足下の景気は依然として拡大基調にはあるものの、米国のサブプライムローン問題の影響を始め、原油価格の高止まりや円高などの経済活動停滞の懸念材料から、ここにきて減速傾向が見え隠れしています。また、これまでITサービス業界の需要を牽引してきた金融業のIT投資も、遠からずひと段落することが予想されており、我々も危機感をもって今後の事業推進に臨む必要があります。しかし、我々には、この環境変化という悪天候、悪路に身を屈め、徐行運転でこれをやり過ごすという選択肢はありません。この局面に対応できるよう我々のマシンとエンジンを絶えずチューンナップして、ひるむことなく果敢に悪天候、悪路に挑んでいくだけです。我々の未来はトップグループで走り続けるその先にのみ開かれているのです。

私は、当社の遺伝子は「チャレンジ精神」、「ベンチャースピリット」にあると感じ、その遺伝子を持つ皆さんに大きな誇りと期待を寄せています。しかし、この素晴らしい気風が、少しばかり薄らいでいるのかもしれない、と考えさせられる出来事がありました。実は、昨年、中国とベトナムに出張し、オフショアリング先である大連創盛社、FPTソフトウェア社を訪問してきましたが、この若い両社で、未来を信じ、夢の実現に目を輝かせて突き進む現地の方々の志と情熱を目の当たりにし、我々の遺伝子が年月とともにコピー劣化しているかもしれないという反省に立ち至った次第です。

人を、そして会社を育て、飛躍に導くのは、『夢』へのチャレンジです。私は就任時に「伝説を残せる社員になろう」という社長方針を掲げ、皆さんが夢に向かって持てる力を最大限に発揮できる『多数精鋭』の会社にするという理念をお伝えしました。当社の資産は何よりも「人財」、そう、皆さん一人ひとりです。私も社長として、皆さん一人ひとりの持ち味や強みを重視した『人に光を当てた経営』に心を砕いてまいりますので、皆さんもこれに応えるべく「伝説を残す」という夢の実現に向け、「チャレンジ精神」という当社の遺伝子を改めて呼び覚まして輝いていただきたい。皆さん一人ひとりが、この技術では、この分野では当社で一番、業界で一番、さらには日本で一番と胸を張れるブランド力を備え、最終的には世界に通じるブランド力を築いた時、自ずと伝説も生まれてくると私は確信しています。
また、チャレンジの最後のもうひと頑張りは、「自分のため」だけではなく、「期待してくれているあの人のため」という気持ちから湧き出てくるものです。当社のスローガンである「On your side」のスピリットを胸に、皆さん一人ひとりが思い描く「you」に喜んでいただけるよう、自信と誇りと勇気をもって、夢の実現に突き進もうではありませんか。

最後に、これまで繰り返し申し上げておりますが、管理者の皆さんには、自分自身はもとより、部下・後輩、若い人たちが、夢を持って仕事をしているかに気を配り、夢とチャレンジの方向性を示すことを自らの最大のタスクと位置づけるようお願いします

結びに当たり、当社はじめ日立情報グループおよび協力会社の社員各位ならびにご家族の皆様にとって、この一年が幸せ多い年となるよう心から祈念して、私の新年のご挨拶といたします。

以上

発表に関するお問い合わせ先

株式会社日立情報システムズ CSR本部
コーポレート・コミュニケーション部
〒141-8672 東京都品川区大崎1-2-1
TEL:03-5435-5002  FAX:03-5435-2742

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