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Hitachi

株式会社日立システムズ

株式会社タムラ製作所様

化学物質管理ASPサービス「ChemicalMate」(ケミカルメイト)

REACH規則への対応を短期間/低価格で実現

写真:株式会社タムラ製作所様

お客様の声

膨大な化学物質データを管理できるシステムを考えたとき、コスト面で圧倒的にメリットがあったのが、このASPサービスでした。

導入前の課題
導入後の効果
RoHS指令用に自社開発したAccessとExcelによるシステムの拡張では、REACH規則への対応は難しい状況となっていた。
製品情報およびREACH規則対応の含有化学物質情報を、しっかり管理できるようになった。
REACH規則の施行により、製品に含まれる化学物質について、完成品メーカーに情報を開示しなくてはならなかった
REACH規則への対応を求める完成品メーカーに対して、素早く詳細な情報開示ができるようになった。
化学物質管理を行なうシステムを導入するに当たり、できる限りコストを抑えたいと考えていた。
ASPサービスである「ChemicalMate」により、自社でメンテナンスの必要がないシステムを、低価格で導入できた。

電子部品や電子化学材料、放送機器など、幅広い分野で「オンリーワン」の製品を開発し、人々の暮らしを支え続けている株式会社タムラ製作所様(以下、タムラ製作所様)。環境活動にも格別な配慮を続けてきた同社が、日立システムズの化学物質管理ASPサービス「ChemicalMate」を採用した経緯とその効果について、電子部品事業統括本部 品質保証統括部 環境物質品質革新グループ マネージャーの佐藤晴彦氏にお話を伺いました。

導入の目的

自社開発したシステムでは、REACH規則への対応が困難

タムラ製作所様が抱えていた課題

  • 保有するデータの量が膨大になり、システムが行き詰まっていた。
  • REACH規則により、1,500種類の化学物質を管理しなければならなかった。

今回、「ChemicalMate」の導入に至った、経緯を教えていただけますか?

当社ではRoHS指令が告示されたことを受け、ExcelとAccessを使った自社開発のシステムで化学物質のデータを管理していました。RoHS指令の対象物質は6種類ですが、当社では関連する29種類の物質を対象に、何年も順調に運用していたのです。しかし、製品のバージョンアップが進むと、部品ごとに入力していたデータが膨大に蓄積され、ExcelとAccessをベースとした独自システムでは、うまく機能しなくなっていました。

そのことがシステムを見直すきっかけになったのですね?

はい。そこへちょうどREACH規則の話が持ち上がり、将来的に1,500種類といわれる化学物質を管理しなければならないという状況がわかってきました。
29種類の化学物質を管理するのにも膨大なデータ量を保有していますから、1,500種類になった場合、管理しきれなくなることが容易に予想できました。そこで、2008年からREACH規則に対応するための専門プロジェクトを社内で立ち上げて、データの取り扱いや管理方法について、検討を重ねてきました。そして、管理システムの構築については外部の専門業者に任せることにしたのです。


株式会社タムラ製作所
電子部品事業統括本部
品質保証統括部
環境物質品質革新グループ
マネージャー 佐藤晴彦氏

選定のポイント

法改正対応のメンテナンスが導入の決め手に

化学物質管理ASPサービス「ChemicalMate」を選択したポイント

  • イニシャルコストとランニングコストのどちらにもメリットがあったこと
  • ASPサービスであるため、システムのメンテナンスが容易だったこと

どのような形で業者の選定を進められたのでしょうか?

2008年10月頃、当社のIT専門部署に調査を依頼して、化学物質の管理システムを取り扱っているベンダーを何社か紹介してもらいました。

その中の3社について、説明を聞きに行ったり、来社していただいたりしながら、検討を進めました。

当社を選定されたポイントは、どのようなことだったのですか?

日立システムズの「ChemicalMate」は、導入型のシステムとは違ってASPサービスですので、自社で新しくハードを購入したり、システムを構築する必要もないため、イニシャルコストとランニングコストで圧倒的にメリットがありました。

ほかに決め手になったポイントはありますか?

メンテナンスが容易であることも大きなポイントでした。REACH規則は対象となる規制物質が段階的に追加されるなど、施行されてからも規則の内容が変わっていまして、それに対応していくために自分たちでその都度システムを変更していくのは、困難だと感じていました。その点、「ChemicalMate」はメンテナンスを日立システムズ側で実施してくれます。社内のマンパワーを割かないでメンテナンスできることも、大きなメリットだと思いました。

システム概要

既存システムとの連携で、作業工数が約15%削減できる見込み

現在は「ChemicalMate」を、どのような形で使っているのですか?

今は当社が既存で運用していた生産管理システムから、BOM(部品構成情報)をCSVベースで出力して、そのデータを「ChemicalMate」へ読み込ませる形で元となるデータを登録しています。

また、これまで調査シートのフォーマットはお客様独自のものも多く、書き写す作業の段階でミスが発生することがありました。しかし、「ChemicalMate」導入後は、自動作成できるJAMP AISをベースとした運用とすることで、転記ミスが一切なくなりました。

稼働開始から、それほど時間は経過していませんが、どのような効果が得られていますか?

調査データが集まり始め、ようやく最近出力を始めたばかりなので、概算の効果しか出していませんが、当社では今回から、調査シートのフォーマットをJAMP AISに統一することを推し進めています。それが実現すれば、約5%の効率化が見込めます。このASPサービスを導入した効果を合わせますと、全体で約15%のマンパワー削減を期待しています。また、「Aという化学物質は使われていますか?」という問い合わせがあったときに、「ChemicalMate」で検索すると、全レコードの中から瞬時に該当データを表示してくれます。指定した化学物質が使われている部品を素早く検索できるので、すぐにお客様に回答できるようになりました。この効果は想定していなかったのですが、非常に便利な機能だと実感しました。

図:システムイメージ図

今後の展望

シリーズ製品の管理など、さらなる使い勝手の向上に期待

今後の展望について教えていただけますか?

先ほども申しましたが、当社ではフォーマットをJAMP AISに統一したいと考えています。

しかし、お客様の中にはJGPSSIというフォーマットを希望されるケースもあり、JAMP AIS以外のフォーマットでの対応も想定されます。その際には、「ChemicalMate」がサポートしている対応フォーマットの広さを利用していきたいですね。また、今はまだできていませんが、化学物質に関連する情報を製品と紐づけて管理できる文書管理機能についても、これから有効に活用していきたいと思います。

これからの日立システムズに対して、何かご要望はございますか?

たとえば抵抗であれば、形や素材は同じでも抵抗値だけ違うものがあります。そうしたシリーズ品と呼ばれる製品の管理には、1つのデータテーブルを持つことで、何回も入力しないで済むような仕組みがあると、とても便利だと思います。今までと同様に、こうしたユーザの声を素早い対応で反映していただけると、非常にありがたいですね。

お客様の概要

ロゴ:株式会社タムラ製作所

株式会社タムラ製作所

設立
1924(大正13)年5月11日
所在地
東京都練馬区東大泉1-19-43
URL
http://www.tamura-ss.co.jp/

2009年に創業85周年を迎えたタムラ製作所様は、「オンリーワン」をキーワードに電子部品・電子化学材料から、放送・通信機器、LED 照明までの幅広い事業を展開しています。最近では省エネ照明として期待されているLED製品の開発にも本格参入し、高効率な電子部品や、地球環境に配慮した電子化学材料など、エコノミーとエコロジーの両立の実現を支える製品の開発・販売を推進しています。

タムラ製作所様の主力製品である「電子部品」の一部。電気が使われるさまざまな機器の中で使われています。

環境に配慮した新型の大型「N2リフロー」。小型基板から産業機器などの大型基板までのさまざまな基板に対応します。

チェコにある海外工場で撮影した、現地スタッフの集合写真。

タムラ製作所様の技術を利用した駅構内の「LED照明看板」。JR目黒駅など、さまざまな場所で活用されています。

担当より一言

今後もお客様のビジネスに貢献できるITサービスをご提案して参ります。


日立システムズ
小牧和也

タムラ製作所様では「環境対応が企業存続にかかわる」と、環境問題に対し積極的に取り組まれています。このタムラ製作所様で、REACH規則対応は、現場の方々の大きな不安となっていました。「ChemicalMate」でこの不安を払拭し、お役に立てたことを大変喜ばしく、また光栄に思っております。 今後も信頼されるITパートナーとして、タムラ製作所様のビジネスに貢献できるサービスをご提案して参りたいと考えております。

含有化学物質管理業務の効率化をサポートいたします。


日立システムズ
田中保崇

タムラ製作所様では、含有化学物質管理のシステム化にいち早く取り組まれており、そのお手伝いをできたことは、大変喜ばしく思っております。今後もお客様からのご要望を「現場の生の声」として捉え、業務をより効率化するサービスをご提供していけるよう、製品開発/改善に注力させていただきます。

今回の取材にご協力いただいたお客様

株式会社タムラ製作所
電子部品事業統括本部 品質保証統括部 環境物質品質革新グループ マネージャー 佐藤晴彦氏

ご協力ありがとうございました。
2010年2月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

日立電子サービスと日立情報システムズは、2011年10月1日に合併し、株式会社日立システムズに社名を変更いたしました。
掲載の情報は当時の社名を現在の社名に置き換えていますが、一部初掲載当時のままですのでご了承ください。

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