システム上の300の課題を解決し、マクニカの成長戦略を支える拡張性の高いITプラットフォームを構築
2023年1月31日
株式会社日立システムズ
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、株式会社マクニカ(代表取締役社長:原 一将、本社:神奈川県横浜市/以下、マクニカ)に対してSAP S/4HANAへのマイグレーションを行いました。これまでに日立システムズが培ったSAPに関する知見・経験とマクニカにおける業務・業界に精通した知識を生かし、2年に及ぶプロジェクトを完遂させました。
SAPシステム改修では、マクニカにおける業種・業界に対する業務知識と、数多くの課題対応実績を生かして、システム上の300の課題を解決しました。これにより、全社視点での業務効率化を図ることができ、「受発注業務の引き当て」プロセスの改善では月400時間の工数削減を実現しました。
SAP S/4HANAマイグレーションでは、入念なアセスメントと4回にわたるリハーサルで、スムーズで確実なマイグレーションを実現しました。システムのクラウド基盤をマイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に移行したことで、これまで数週間かかっていたリソース増強が3~4日で可能となり、急増する受注に対応できる仕組みを構築できました。
長期間にわたる、複雑かつ大規模なプロジェクトでしたが、大きなトラブルもなく予定どおりに稼働を迎えられたことを経営層含め高く評価しています。マクニカの業務に対する知見はもちろん、SAPについても豊富な技術・ノウハウをお持ちの日立システムズには、プロジェクト全体を通して非常に助けていただきました。
日立システムズは、あらゆる業種のお客さまに多様なITサービスを提供しており、SAPソリューションの導入に関しても20年以上のシステム導入や運用保守などの豊富な実績と、多くの専門技術者を有しています。
今後、本プロジェクトで実現した課題解決を含む大規模なSAP S/4HANAへのマイグレーションを、半導体業界だけでなく製造業や医薬品業界などにおいても実現し、企業のデジタル化推進へ貢献していきます。
株式会社マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。
日立システムズは、企業理念に掲げる「真に豊かな社会の実現に貢献する」ために、日立グループの社会イノベーション事業を支える一員としてサステナビリティ経営を推進しています。強みであるさまざまな業種の課題解決で培ってきたお客さまの業務知識やノウハウを持つ人財・サービスインフラを活用したデジタライゼーションサービスと、日立の先進的なデジタル技術を活用したLumadaやパートナーと連携した独自のサービスによりお客さまのデジタル変革を徹底的にサポート。社会課題を解決するだけでなく、社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献し、人々のQuality of Lifeの向上とお客さまの価値向上を支援してまいります。
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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。