ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ
株式会社 日立システムズ

東部ガス株式会社様

Dell VxRail

東部ガス株式会社様集合写真

柔軟性・拡張性に優れた「Dell VxRail」で社内インフラを構築
市場環境の変化にもスピーディーに対応できるスケーラブルな業務基盤を確立

秋田・福島・茨城の3県で都市ガス事業を展開する東部ガス株式会社様(以下、東部ガス様)は、情報系システムの仮想化基盤構築にデル・テクノロジーズのハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)製品「Dell VxRail」(以下、VxRail)を採用しました。柔軟性・拡張性に優れた「VxRail」により、仮想化基盤の構築や運用保守にかかる工数を大幅に短縮しながら、事業環境の変化にもスピーディーに対応できるスケーラブルな業務基盤を確立しています。

導入前の
課題1
新たなビジネスニーズにスピーディーに対応できるITインフラを構築したい
導入後の
効果1
構成がシンプルで動作検証済みの「VxRail」を採用することで、ITインフラのスピーディーな初期構築が可能に
導入前の
課題2
システム移行・統合や、最新の技術動向にも柔軟に対応できるITインフラを構築したい
導入後の
効果2
ノード・ディスク単位の拡張や、クラウドとの柔軟な連携など、市場環境の変化にも柔軟に対応できるITインフラが実現
導入前の
課題3
多様化するITインフラ業務の効率化を図りたい
導入後の
効果3
アップデート、運用管理、障害時の切り分け対応が容易となり、ITインフラに係る業務効率化を実現

導入の目的

運用管理がしやすく、新たなビジネスニーズにも即応できるインフラを構築したい

秋田・福島・茨城エリアで都市ガス事業を展開する東部ガス様は、東日本大震災をきっかけに6つの拠点にある基幹系システムと本社の情報系システムをデータセンターに移行し、「VMware vSphere」による仮想統合を実施していました。これにより事業継続性は向上しましたが、以前の仮想化基盤は3Tier構成のため、それぞれの機器を個別管理する必要があり、運用管理にかかる工数が増大していました。また、サーバーやストレージの増設が柔軟に行えないため、新たなビジネスニーズに即応できない課題もありました。

選定のポイント

優れた柔軟性・拡張性と、VMware社製ソフトウェアとの親和性の高さを評価

東部ガス様と日立システムズは新たな情報基盤の構築に向けて共同検討を行いました。当初はパブリッククラウドの採用も検討されましたが、東部ガス様の要望を反映するとオンプレミスよりコストが高くなることに加えて、顧客の個人情報を外部に預けることへの不安がありました。新たな選択肢として検討されたのが、高い柔軟性・拡張性を備えたインフラ環境を効率的に実現できるHCIでした。最終的に「VxRail」が選ばれた決め手は、VMware社製ソフトウェアとの親和性の高さです。ストレージ仮想化技術には「VMware vSAN」が用いられており、使い慣れた「VMware vCenter」で運用管理を一元的に行うことができます。開発にはVMware社が参画しているため、障害時の原因切り分けがスムーズであること、また、バージョンアップの際には事前検証済みのプログラムが一括で提供されることなども決め手になりました。

導入の効果

市場環境の変化にもスピーディーに対応マルチクラウド環境への発展も容易に

「VxRail」への移行は情報系システムから行われました。「VxRail」は初期構築済みの状態で提供されるので、すぐにアプリケーションの構築に取り掛かることができます。 従来は約2週間かかっていた作業が約1週間で完了し、短期間でシステムを構築することができました。運用管理の負荷も軽減しています。「VxRail」導入後にローリングアップデートが1度実施されましたが、健全性チェックを行った後はボタンをワンクリックするだけで済むため、旧環境では1週間掛かかっていたアップデート作業が1日で終わるようになりました。

「VxRail」による新たな仮想化基盤は、今後の事業展開にも大きなメリットをもたらしています。「VxRail」は1ノード、1ディスク単位で柔軟に増設ができるため、新たなビジネスやサービスに必要なシステムをスピーディーに立ち上げることができます。また、「VxRail」はクラウド連携機能も備えているため、オンプレミスと外部サービスを組み合わせたマルチクラウド環境を容易に構築することができ、さまざまな事業環境の変化にも柔軟に対応できます。東部ガス様は今後、基幹系のシステム群も新たな情報基盤に統合していく予定ですが、その際にはノードを追加するだけで対応が可能なため、移行にともなうITインフラの増設・拡張作業が格段に容易になっています。

新たなビジネスニーズに即応できる柔軟なインフラを確立した東部ガス様は、今後も顧客ニーズに応えるサービスをスピーディーに提供することで、経営理念である「地域で一番信頼される会社」の実現をめざしていきます。

お客さまプロフィール

東部ガス株式会社ロゴ

東部ガス株式会社

設立
1937年5月1日
資本金
4億748万円(2022年7月時点)
従業員数
459名(2021年12月時点)
代表者
取締役社長 穴水 一行
事業内容
ガスの製造・供給及び販売、電気の販売、液化石油ガスの販売、ガス機器の販売及び賃貸、その他上記に関連する業務

新たなニーズにスピーディーに応えられる、柔軟な業務基盤を構築することができました

会社として新規ビジネスやサービスの立ち上げに挑む時に、インフラが足かせになってしまうことは許されません。今回「VxRail」を導入したことにより、新たなニーズに効率的かつスピーディーに応えられる環境が実現できました。旧3Tier環境と違い、スモールスタートができるようになりましたし、運用管理の負荷が軽減されたことで、より付加価値の高い業務にも注力できるようになりました。今後もビジネスを支える柔軟な情報基盤を構築するために、日立システムズの提案には大いに期待しています。

担当より一言

ビジネスの将来像をしっかりと共有しながら、信頼できるインフラを提供していきます

今回構築した情報基盤は、東部ガス様がめざすべき将来像を、お客さまと共に話し合いながら一緒に構築させていただいたものです。これからもお客さまの事業計画やご担当者さまのニーズをふまえた、信頼できるインフラを提供していきたいと思います。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2022年9月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

メールマガジン

最新のイベント情報、商品情報など、お役立ち情報をご紹介するメールマガジンをお送りしております。

メールマガジン登録

詳しく知りたい方はこちら

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。