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株式会社 日立システムズ

人手不足を解消する
「見守りシステム」を開発

日立システムズは、介護・福祉サービスの向上に貢献するために、長年にわたって業務管理システム「福祉の森」シリーズを介護施設などに提供しています。近年、ますます人手不足が深刻化している介護現場の課題に応えるために、当社は新たに「福祉の森 見守りシステム」を開発。介護施設や医療施設の生産性向上を支援しています。

ICTで介護施設の運営を支援

社会への視点

介護施設の人手不足が深刻化

少子高齢化の波はますます加速しており、総務省が公表した人口推計によると日本の総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合は28.1% *となり、介護が必要な高齢者の数も増加傾向にあります。一方、介護施設では限られた数の職員で各入居者の居室を巡回し、食事から入浴、排泄などの介助のほか、常に入居者の健康状態を管理・把握する必要があるため、職員の業務量は膨らむ一方です。

この膨大な業務の一部を介護ロボットなどの活用によって軽減し、介護職員が働きやすく、より質の高いサービスの提供を実現するための環境づくりが求められていました。当社では、本システムの実証実験を複数の介護施設で実施した結果、介護施設ごとの目的や用途に応じた適切なセンサーの選定などに関する知見が蓄積されました。そこで、さまざまなセンサーをラインアップに組み込んで、入居者の安全確保と介護職員の働き方改革を支援する「福祉の森 見守りシステム」を販売することとなりました。

*
平成30年10月1日 総務省統計局「人口推計」より引用

出典:厚生労働省発表「第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について」(2019年3月発表)

日立システムズ
のアプローチ

IoTを活用した見守りシステムで
介護の現場を支援

「福祉の森 見守りシステム」は、赤外線センサーやマット型の生体センサーなど、さまざまなセンサーから複数の入居者の寝返りなどの体動情報をはじめ、脈拍、呼吸などに関する生体情報などを取得し、居室ごとに分かりやすく一画面で表示。これによってより安全かつタイムリーに入居者をケアできるようになります。

また、この見守りシステムで取得した情報やIoT対応の医療機器から取得した体温や血圧などのバイタル情報は「福祉の森 介護記録システム」に自動記録することができるため、入居者に対するケア状況を素早く確認したり、記録システムへの入力時間や申し送り時間を短縮したりすることができます。さらに、ケアプランの作成を支援するシステムなどもワンストップで提供するほか、無線・有線LANを含めたITインフラの整備、介護者の抱き起こしなどを軽減する作業補助スーツ、ナースコールやインカムなどの各種システム設計・環境などをワンストップで提供しています。

提供する価値

入居者・介護職員・事業者——
皆さんにとってのメリットを実現

これによって、入居者様にとっては「常に見守られている」「何かあったときに直ぐに駆けつけてくれる」という安心・安全感が向上するほか、日中の活動と睡眠のリズムの改善が可能となりQOLの向上にもつながります。

一方の介護職員にとっては、居室外から効率的に見守りができることで定期巡回の回数が削減されます。また、ナースコール時にも状況を見てから行動でき、急変時にも早急な対応が可能になるほか、センサー画像や生体記録があるため事故時にも状況説明ができます。

さらに、施設を経営する事業者にとっても少数のスタッフでも運営を可能になるほか、スタッフの離職防止やリクルート面での強みにもなります。

将来的には、一元化したデータをAIなどと組み合わせることで健康の改善や増進、未病といった健康科学の分野にもサービス提供するなど、当社はさらに介護現場の幅広い課題解決に貢献していきたいと考えています。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。