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株式会社 日立システムズ

なんとなく<strong class='TextUX'>UX</strong>は重要と思い始めている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする連載

vol.06 UX発想:UXが問われる時代は仕事の仕方の変革が問われる時代でもある。

3つの「正しさ」のバランスマネージメント

広告コミュニケーションを担当する私たちは、3つの正しさのバランスをどうとっていくのかを常に問われてきました。「広告的正しさ」「クライアント的正しさ」「ターゲットユーザー的正しさ」。広告のプロとして恥ずかしくないクオリティが担保された納品になっていることを⾃⼰確認しながら、同時にそれがクライアント投資価値を⾼く満たしているかどうかをチェックし、ユーザー価値を⼗分に満たすものに到達しているのかを⾃問する。こうした複数レイヤーの正しさを満たすことを⽬的とすれば、おのずとアイデアの幅は狭まり理想の着地への道のりは険しいものになります。でも、それを⾼度に達成できることが有能なクリエーターの証であり選ばれる理由である限り、頑張るしかないわけです。

図:「広告的正しさ」「クライアント的正しさ」「ターゲットユーザー的正しさ」

図:「広告的正しさ」「クライアント的正しさ」「ターゲットユーザー的正しさ」

システム開発の現場で働くみなさんとてその基本は同じ。3つの違った正しさの⾼度なマネージメントを問われているはずです。システムのプロとして恥ずかしくないクオリティが担保された納品になっていることを⾃⼰確認しながら、同時にそれがクライアント投資価値を⾼く満たしているかどうかをチェックし、ユーザー価値を⼗分に満たすものに到達しているのかを⾃問する。UXの意味が声⾼に語られる時代にあっては、3つめの「ターゲットユーザー的正しさ」に改めて真摯に向き合う姿勢が強く求められることになった。もはや安⼼・安全な開発だけでは褒められにくくなってしまった。ずいぶんと⾯倒な時代になってしまったものです。

さらにやっかいなことに、社会は多様化の時代を迎え、⽣活者像も簡単には捉えきれない時代に⼊っています。
F1(⼥性20〜34歳)とかM1(男性20〜34歳)とか、性別や年代で整理されていたターゲットセグメントも、もはやそうしたシンプルな分類では捉えきれないほどに個性と嗜好は多様になり細分化されてしまった。「ターゲットユーザー的正しさ」に真摯に向き合おうにも、その特性をどう捉えるのか、というところから簡単にはいかないのです。マーケティングのプロと⾔われている⼈たちですら冷や汗をかきながら市場と向き合わなければいけない難しい時代なのです。

UXが問われる時代は、
私たちの仕事の仕方の変革が問われる時代でもある。

UXの真実は、U=ひと筋縄では攻略の難しい今時の⽣活者に対して、X=多様な接点と体験の可能性を模索しなければいけない仕事。であるとすると、スピード感と柔軟性をもって新しい時代ニーズに対応する新しい仕事の仕⽅を探求する必要があります。柔軟で臨機応変なチームビルド。これまでの慣習にとらわれることなく、これまでのしがらみに縛られることなく、必要なパートに必要なタイミングで必要なメソッドをもった⼈材を配置し、プロジェクト運営していく。AIが幅をきかせる時代、より問われるのは柔らかな発想と知恵であり、柔軟な⾒⽅・考え⽅です。

ものすごい速度で変化している僕たちのコミュニケーションビジネスでも、重要なのは、⾃分たちの守ってきた変わることなき価値を⾒つめ直してその強みを再確認しながら、変わるべき部分はどんどん壊し修正しパワーアップしていく速度と⼤胆さだと認識しています。

UXが問われる時代は、私たち⾃⾝の仕事の仕⽅が問われ、変⾰が問われる時代でもある。
たいへんですが、エキサイティングな時代です。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。