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株式会社 日立システムズ

なんとなく<strong class='TextUX'>UX</strong>は重要と思い始めている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする連載

vol.01 なぜ今、UXの重要性が語られるのか?

PC革命、インターネット革命、ソーシャル革命、AI革命、、、この数10年、次から次へとずいぶんとたくさんの革命が起きてきたものです。革命と名のつくものは、そんな簡単に起きてしまっては困るわけで、せめて100年に一度ぐらいにとどめていただきたいというのが本音です。始末が悪いのは、そのひとつひとつが単なる流行的なるものにとどまらず、社会や産業に確実にインパクトを与え業態やシステム、経営の考え方に大きな変更を余儀なくさせるものであり続けてきたことです。容赦ない変化の波は、2018年の現在も引き続き世界を揺さぶり続けているのです。

頭におくべき環境変化の大きな流れ

  • 高度成長時代のように、消費に夢見る時代ではなくなった。
  • 消費が冷え、大量生産大量消費の成功パターンが成立しにくくなった。
  • 市場は成熟し、商品の情報性は全般的に低くなった。
  • 生活者は多種多様な情報回路を手にした。

変化の時代のクリエイティブ設計をテーマに登壇する際、福田は上記の4項目を必ず話すようにしています。時代変化の大きな流れのなかで、以前当たり前のように機能していた成功パターンがさまざまな業種で崩れ始めています。出せば一定数売れていた商品が予想どおり売れなくなってきた。何10年も安定的に確保されてきた売り場が確保しにくくなってきた。開発チームが設定する差別化ポイントが届きにくくなってきた。そうした変化はなんとなくそうなっているわけではなく、この4項目で整理している大きな時代変化がその背景にあり、その変化とどう向き合うかを考えなければ、解決は難しい時代になっているのです。

「ユーザー中心主義」というキーワード

いろんなところで語られる「ユーザー中心主義」というキーワード。それは、ユーザーの気持ちになって考えましょう的な精神論ではなく、ユーザーのニーズや行動をよくウォッチしそれにあわせた開発やコミュニケーションをしていかないと振り向かれなくなった、届かなくなった時代が到来したことを意味しています。これまでは企業主導で企業がつくったものをユーザーが文句を言わずに使ってくれた。でも今は、ユーザーのニーズや使い方をよくウォッチしユーザー主体の開発をしていかないとユーザーにそっぽを向かれる、あるいは、他の商品やサービスに乗り換えられてしまうのです。
OPEN INNOVATION(自社だけでなく他社や大学、研究機関など異業種、異分野の技術やアイデア、ノウハウと効果的にコラボして、あらたなビジネスや製品・サービス開発していく考え方)が多くの場で語られるのも、もはや社内開発機能だけで完結していると、時代やユーザーニーズの早い変化に追いつけず滅びてしまうという危機的現実がそこにあるからです。

  • イメージ:かつては企業主導 ユーザーがあわせる
  • イメージ:いまはユーザー主導 企業がユーザー行動にあわせる

UXは企業が振り向かれるための生き残りのメソッド

なぜ今、UXの重要性が語られるのか?その理由もそこにあります。製品やサービスを形にすることをゴールにするのではなく、製品を通じて良き体験を提供することにスイッチを切り替える。それが選ばれる製品・サービスになっていく道なのです。
ユーザーの使い勝手を考えない製品・サービスは生き残れない、ユーザーの喜びや快適さに向きあえない製品・サービスは生き残れない。限られた市場パイを多数のプレーヤーが取り合う時代では、ユーザー体験を真ん中に据えた設計と開発が不可欠なものになりつつあるのです。それは、製品開発であっても、サービス開発であっても。それが、金融産業であっても医療産業であっても、通信産業であっても。それがBtoCであっても、BtoBであっても。です。福田が席を置く大学の求人にも、UI/UXデザイナーの求人が増えています。
かつては「デザイナー職(UI/UXデザイナー含む」というような部分的扱いだったものが、UI/UXデザイナーを枠として明示し採用希望数字を具体的に書く企業が増えています。求人市場においても、優秀なUI/UXデザイナーの確保のための戦いが始まっています。
このコラムでは、この数年、福田が実践し体験して来たUX設計のリアルにフォーカスしながら、振り向かれるための設計、生き残るための設計を紐解いていきたいと考えています。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。