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株式会社 日立システムズ

第12回 加藤清正編
攻撃的なチーム運営と精緻なシステム構築。攻守に長けた最強の現場責任者

今回は、今もなお“清正公(せいしょこ)さま”として親しまれている、虎殺しの猛将にして知将・加藤清正を取り上げて、セキュリティについて考えてみましょう。

虎殺しの猛将・気鋭の政治家! 2つの顔を持つ名将


黎嘉 絵

「賤ヶ岳の七本鎗」のひとりで、古くから秀吉に仕えた猛将・加藤清正。パワースポット「清正井」でもその名を知られる知名度抜群の清正ですが、意外にもその出自は秀吉と同じく、武士ではありませんでした。低い身分から母方の縁を頼って秀吉に仕え、最終的には肥後熊本52万石の大大名になるという、サクセスストーリーの持ち主でもあります。
そんな清正の功績で有名なものと言えば、賤ヶ岳の七本鎗と評される賤ヶ岳での武功と、文禄・慶長の役での活躍でしょう。文禄・慶長の役では虎殺しのエピソードが語り継がれるなど、その武勇は天下に鳴り響いていました。一方で堅城として有名な熊本城をはじめ、さまざまな城を普請するなど城作りの名手としての顔や、民衆に今なお慕われるほどの内政手腕も持っていました。
最終的には徳川方となるものの、死の間際に豊臣秀頼と家康の会談を取り持ったり、最後まで豊臣家を案じるなど、忠誠心にも厚い義の武将でした。

技術力からチーム運営まで…攻守に長けた敏腕現場責任者!

そんな加藤清正をセキュリティ担当者に例えるならば、常に第一線で活躍し、堅牢無比なセキュリティシステムを構築する高い技術力を培った、力強い現場担当者と言えるでしょう。システム保守のみならず、有事には攻撃的でスピーディーな対応で侵入者をブロックします。

たとえば、清正が手がけた熊本城は、戦国時代では一度も戦渦に巻き込まれておらず、天下の堅城として知られています。その秘密は当時としては画期的な、「清正流(せいしょうりゅう)」と呼ばれる石垣。最初は緩やかな勾配ですが、上に行くほどに勾配が急になるものです。その急勾配で石垣を攻略しようとした武士をひっくり返してしまうことから「武者返し」とも呼ばれています。明治10年の西南戦争では、あの西郷隆盛をしても落城させることができず、天下の堅城の真価を発揮しました。

これはセキュリティにおける「ファイアウォール」や「DMZ(DeMilitarized Zone)」の役割に似ていると言えるでしょう。
これらは外部ネットワークからの通信を単純に遮断するのではなく、公開サーバーなどをDMZに配置し、内部ネットワークには直接アクセスできないようにする、というもの。これにより、不正な侵入を防いで外部からのセキュリティを保持しつつ、内側からの管理の利便性を高めています。

また武勇に定評がある清正ですが、その内政能力の高さも強みのひとつ。河川を整備して農業用地を拡げる治水事業においては、公共事業と位置づけて給金を出すことで人足のモチベーションを高めています。また農業においても特産品を定めるなど、安定して利益を出す仕組みを作り上げました。
鉄壁の守りも、勇猛な攻撃も全て国内の安定あってこそ。清正は全方位に優れたバランス型の現場責任者と言えるかもしれません。

攻撃的な性格から独断専行がすぎる場合も

そんな優れた武将である加藤清正ですが、やはりその高い攻撃性が本質なのか、独断専行が進み、度々時の上司から諌められることもあります。文禄・慶長の役は特に顕著で、早期撤退を目論む石田三成らと対立した上、最終的には秀吉の怒りを買いって謹慎にされています。
清正にとっては秀吉の思いを汲んだ上での行動だったのですが、強硬策に出過ぎてしまったその性格は、頼れる武将・加藤清正の唯一の弱点と言ってもいいかもしれません。

業務においても現場の判断は非常に重要ですが、きちんと足並みを揃えなければ思わぬ失敗をしてしまうもの。もしもの事態にどう動くか、あらかじめ想定しておく必要があります。
BCPは災害やパンデミックなどの緊急時に、どのように動くかをあらかじめシナリオ化しておくことをいいます。昨今では災害などのほか、不祥事やサイバー攻撃なども新たな脅威として、対策を急がれています。日々技術が進化していく現在は、刻一刻と状況が変わる戦国時代のようなもの。乱世を生き抜くために「もしも」への備えを整えましょう!

武将が伝える教訓

低い身分から、その才覚を持って52万石の大大名へと成長した加藤清正。しかし加藤家の天下は長く続かず、息子の代には改易となり、領地は細川家が後継することになりました。しかしながら細川家入領の際にも敬意を払われるなど、その影響力は現代まで続きました。そんな加藤清正の人生から学ぶべき教訓はこちら。

上司との信頼関係が肝!

石田三成と仲違いし、関ヶ原では徳川方についた加藤清正。しかし豊臣家への忠誠は厚く、その最後も豊臣家を案じて、豊臣秀頼と家康の対談を取り持った帰りでのことでした。文禄・慶長の役での謹慎も秀吉の求めることがわかるからこその独断専行。それだけに、謹慎とされてしまう前に秀吉としっかりと連携を取ることができなかったことが悔やまれます。もしも秀吉とのホットラインができていれば、遠征の結果も三成との仲も変わっていたのではないでしょうか。

実際に仕事でも、現場と上層部とで温度感が異なることが多々あります。そうした違和感を早期で払拭できるよう、信頼できる上司とのラインについてはしっかりと確保しておきましょう。
たしかな実力を発揮できるのは、理解ある上層部があってこそ。加藤清正の体験から、社内のコミュニケーションのあり方について、考えてみてはいかがでしょうか?

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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