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株式会社 日立システムズ

第11回 武田信玄編
人事も調整も戦略も!万能型の最強のプロジェクトマネージャー!

今回は、戦国最強の呼び声も高い、武田騎馬軍団を作り上げ、信長を始めとした名だたる武将から恐れられ、敬われた名将・武田信玄を取り上げて、セキュリティについて考えてみましょう。

下克上とはまさにこのこと!戦国の夢を体現する武将


黎嘉 絵

信長や家康を恐れさせたなど、その戦力の強大さを物語るエピソードに事欠かない名将・武田信玄。しかし最も有名なエピソードと言えば、越後の龍・上杉謙信とのライバル関係でしょう。上杉謙信が戦場で先頭に立って、縦横無尽に活躍する戦術家であるとするなら、武田信玄は稀代の戦略家と言えるかもしれません。戦略とは領地経営や外交、謀略などを含めた総合的な計画のこと。信玄はこれを孫子の兵法から学んだと言われています。
この兵法にもとづき、領地経営では甲州法度之次第を設け、外交では甲相駿三国同盟を結ぶなど、戦以外でも優れた手腕を発揮します。戦においては透波という忍を用いた情報収集や、武田騎馬隊を作り上げ、生涯70戦以上を戦い、負け戦はわずかに3という強靭な軍隊を作り上げました。

チーム統率力がピカイチ!リーダーシップに優れたプロジェクトマネージャー

そんな武田信玄をセキュリティ担当者に例えるならば、抜群の統率力で、チームを自由自在に操るオールマイティーなプロジェクトマネージャーと言えます。部下と力を合わせ、チームの力で困難を乗り切ります。

事実、信玄は部下の力を見極め、活かすことに優れていたと言われています。有名な山本勘助は素性の分からぬ浪人出身、武田四天王にも数えられる高坂弾正も元農民でしたが、信玄によって引き立てられています。そして、武田家の戦略・戦術は、その有能な家臣団との合議制により決められます。家臣たちから積極的に意見を募ることで、数多くの可能性に備えることができ、それらの意見をないがしろにせず、戦術に活かすことで内部の結束を固めることにもつながっていました。

セキュリティを考える時も、設計段階で「セキュリティレビュー」を行うことは少なくありません。一人で考えていると気づかないことでも、他人の視点が入ることで抜けや漏れに気づくことがありますし、メンバー間での情報共有や教育にもつながります。
また、外部の専門家に「脆弱性診断」を依頼するなど、自組織以外からも有用な意見を取り入れることで安全なシステムの構築、運用も可能になります。
自社のセキュリティを専門家から客観的に評価してもらうことで、自社では見つけられなかったウィークポイントや、同業他社との比較などをスピーディーに行えます。

また、信玄は平時から情報収集に余念がなかったと言われています。忍を全国に派遣して、地形やお家事情、経済情勢などさまざまな情報を収集していました。その情報を用いて、時に敵を手なずけ、時に脅し、だまして目的を達成しています。信玄にとって、戦はあくまで最終手段。戦国最強と言われる部隊を持ちながらも、戦わずして勝つ準備を怠らない用意周到さが信玄の強みと言えるかもしれません。

セキュリティにおいても情報収集は重要です。使用しているソフトウェアに脆弱性が発見されても、攻撃を受ける前に修正プログラムを適用することで脆弱性を解消できます。
Windows Updateのように自動的に適用する仕組みがあるソフトウェアの場合は必ず設定するだけでなく、その他のソフトウェアの場合は開発会社が提供している情報やIPA(情報処理推進機構)のような公的機関が提供している情報を定期的にチェックし、常に最新の内容に更新しましょう。

用意周到。ゆえに突発的な事態には窮する場面も…

信玄の戦は、積み上げられた戦術、膨大な情報、入念な軍議など、周到な準備を元に行われます。それゆえに奇襲・奇策に対しては脆い一面も。例えば、信玄の初の黒星となる上田原の戦いでは、村上義清の奇襲により、重臣を失い、自信も傷を負っています。
また、上杉謙信との最大の合戦となった第四次川中島合戦では、武田軍の奇襲を察知した謙信に逆に奇襲を仕掛けられ、弟や山本勘助を失う大損害を受けています。
自分の備えが打ち破られた時のリカバリー力が、信玄の弱点と言えるでしょう。

武将が伝える教訓

残念ながら道半ばで病に倒れた信玄ですが、徳川家康が内政や軍事に武田家の方式を取り入れ、武田騎馬隊の赤備えは信玄が死してなお最強の代名詞であったことを考えると、その影響力は計り知れません。もちろん、そこには現代にも役立つものがあります。

人は石垣、人は城、人は堀、情けは味方、仇は敵なり

武田信玄は、ライバルである上杉謙信や、時代の寵児となった織田信長のように、突出したヒーローというタイプではありません。しかしながら、そんな信玄の作り上げた武田家はけしてそれらのヒーローに引けを取っていません。
リーダーである信玄が、全体の指針を決めるために、当時マイナーであった孫子の兵法を修め、部下たちと信頼関係を築き上げ、その部下がさまざまな案を出し、活躍する。まさに「人は石垣」という信玄の名言こそが、組織としての正しい姿なのかもしれません。
ともすれば、人はカリスマ性のある指導者に憧れを抱くものですが、リーダーも部下も一丸となって、組織のために動く、武田家の姿にこそ、得るものがあるのではないでしょうか。
大きな組織でも、小さなグループでも、理想の指導者として武田信玄の姿勢を学んでいきたいものですね。

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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