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株式会社 日立システムズ

第9回 上杉謙信編
まさに常在戦陣!現場対応力に優れたセキュリティプロジェクトマネージャー

今回は、越後の龍と讃えられ、自らを毘沙門天の化身と称した、軍神・上杉謙信を取り上げてセキュリティについて考えてみましょう。

圧倒的な力を持ちながら、義に生きた名将


黎嘉 絵

あの武田信玄と幾度も争い、その戦ぶりから越後の龍、軍神と称される稀代の名将・上杉謙信。幼いころに預けられた林泉寺でさまざまな学問を学び、特に兵学でその才能を開花、軍略を培いました。15歳の初陣で鮮やかな采配を見せると、19歳で長尾家の家督を相続、22歳のころには越後を統一します。その後は、当時の関東管領・上杉憲政などの求めに応じて、北条氏や、後に終生のライバルと言われる武田信玄と対立していきます。これらの戦いで謙信の存在は天下に知られることになりますが、自ら仕掛けた戦は一つもありませんでした。
このように謙信は自分のためではなく、朝廷や助けを請われた武将のためにその力を振るう、義に厚い武将でした。それが最もよく現れたエピソードが、「敵に塩を送る」という逸話でしょう。今川・北条に経済封鎖をされて、塩を得ることができない武田信玄に対し、敵対していた謙信が塩を送り、窮地を救った、という話です。
その後も謙信は最期の時まで私利私欲の戦はせず、義に厚い姿勢を取り、敵味方含め多くの武将の尊敬を集めました。

圧倒的な力で、どんなトラブルにも対応!百戦錬磨のプロジェクトマネージャー

そんな上杉謙信をセキュリティ担当者に例えるならば、自分自身が最前線に立ち、かつ的確な采配を行える、超現場感覚のプロジェクトマネージャーと言えます。
謙信の戦は、まずは相手の情報収集をしっかりと行い、そこから相手の攻め手を予測し、自らが陣頭指揮を執る、という戦法。有能なリーダーが最前線にいるからこその、的確な判断と迅速な動きは神がかり的で、謙信が指揮を執る上杉は無類の強さを誇り恐れられました。

例えば、第4次川中島合戦では、武田軍の炊事の煙を見て、夜襲を察知、山本勘助の奇策「啄木鳥戦法」を破り、武田家に大きな被害をもたらしました。また、霧の中でも索敵と攻撃を行える「車懸りの陣」も、上杉謙信の有名な戦術です。

セキュリティ対策の場合、考える上で重要なのは「セキュリティポリシー」の策定です。セキュリティポリシーは「組織の代表者」が策定の作業自体に関り、組織に合わせた内容にする必要があります。
効果的なセキュリティポリシーを策定するには、守るべき情報資産や対象を明確にし、実現可能な内容で運用管理をしなければなりません。また、社会状況の変化、新たな脅威の発生などに応じて定期的な見直しが必要です。そのためには、現場感覚を持ったプロジェクトマネージャーの存在が必要不可欠でしょう。

また、謙信は敵武将だけでなく、部下に対しても義に厚い姿勢を持っていました。ある戦では、奮戦する部下の命を無駄にしないために、勾留してまでも参戦を留まりました。このような情けが部下の信頼を集めたと言えます。急な現場判断でも混乱せずに即座に対応できる上杉軍の強さの秘密は、もしかしたらここにあったのかもしれません。

圧倒的、ゆえに後継者選びに難あり

類まれな軍事力とカリスマ性を持って、越後の国をまとめあげていた優秀なリーダー・上杉謙信ですが、欠点を挙げるとするならばその非凡さと言えるかもしれません。
上杉軍の強さは軍自体の強さもさることながら、謙信の天才的な采配によるところが大きくありました。事実、負けなしだった上杉軍も謙信亡き後には負け戦も多くなってきています。
あまりに謙信の手腕によるところが大きい采配ぶりはマニュアル化できず、属人化を招いていたようです。

最近では、セキュリティに関するツールがどんどん高機能になっています。ウイルス対策ソフトやログ監視ツール、各種ソフトウェアの自動アップデート機能など、担当者が操作をしなくても自動的に対応できる環境が整いつつあります。
自動化されると担当者は楽になりますが、問題が発生した際の対応が難しくなる、という一面も…。内部がブラックボックス化して、想定外の事案が実際に発生したときにどう対応すればいいのか分からない、ということにもなりかねません。業務の引き継ぎを行う際にも、問題がなかなか表面化しないため、事案の継承が行われない事態も発生するのです。

武将が伝える教訓

結局、上杉謙信は圧倒的な力がありながらも天下統一とはほど遠い地位のまま、その生涯をとじました。ですが、越後の国の内部は栄え、領地を荒らされることもなく、領民は平穏な生活を過ごすことができたのも事実。そんな上杉謙信から学ぶべき教訓とは一体何でしょうか。

初志貫徹の大切さ

武田氏との争いも、有名な北条の小田原城攻めも、それぞれ村上氏をはじめとした武将や将軍家の頼みを聞き、行動したもの。さらに言えば戦いに臨む際も「毘沙門天の化身」として戦うなど、どこまでも上杉謙信は他者に重きを置いた行動をしています。
それゆえ他者からの評価は絶大で、多くの尊敬を集めました。
仕事においても、信念を持って行動する人は多くの信頼を集め、仕事運にも恵まれます。信念を貫き通す意志はその天才的な戦術以上に学ぶべきことと言えるでしょう。

「極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし」

極楽でも地獄でもどちらでもいい。いま自分の心は雲一つない月のように晴れ晴れとしている、という意味の上杉謙信の辞世の句です。
何かを成し遂げた時、こう思えるよう全力で仕事に取り組みたいものですね。

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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