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株式会社日立システムズ

専門家コラム:ビジネス健康放談 ~良食への道

【第2回】「酵素の力(後段)~グリーンスムージー&酵素シロップの秘密~」

こんにちは。キャリアライズの西村です。
第二回目は、前回に続き、「酵素」の話をもう少し詳しく説明します。

私が病気になった本当の理由(わけ)

3年前私は、心筋梗塞になりました。

症状は、心臓の冠静脈が詰まっていたのですが、なぜそのような事態になったのか?
退院後、自分なりに整理をしてみました。
一般的には、血液内の悪玉と言われるLDLコレステロールや中性脂肪の増加、血圧の上昇など、メタボリック症候群と言われる状態が主な原因と言われます。

私も、大病になる数年前からコレステロール値や血圧の上昇が続いていましたが、健康診断ではかろうじて正常範囲内ということで、大したケアもしていませんでした。世の中にはそういう方も多いでしょう。

但し私の場合、父が同じ病気で亡くなった遺伝的な要素も加味すれば、正常範囲内とは言え経年的な数値の上昇は見過ごせる状況ではなかったと思っています。結果論ですが。

もし、その時病院に行っていれば、コレステロールや血圧を下げる薬を処方されたことでしょう。薬により、心筋梗塞を回避できたかもしれません。しかし、心筋梗塞発症後の今も同様の薬を飲み続けている私は、(命は助けられましたが)薬を飲むタイミングが病前病後で変わるだけで、生涯薬を手放せず、根本的な解決とはならないことが分かります。薬を飲み続けることで、高血圧が治った訳でなく、高血圧に伴うリスクを回避=先延ばしにしているだけなのです。

大病をした私が感じたことは、根本原因は何か?なぜ、血圧やLDLコレステロールが上昇したのか?の探究です。この根本原因を探らなければ、私のように高い血圧やコレステロールに悩んでいる方は、一生薬を飲み続けることになってしまうという現実があります。

最近の調査では、40代以上の男性の2/3が高血圧の可能性ありとされ、降圧剤の売上が急速に伸びています。薬によるメタボリック症候群の改善はあくまで対処療法であり、根本的な解決を図る必要があるのではないか?という、大病を経験したからこそ生まれた、同じように働くビジネスマンへの問題意識でした。

病気になるプロセス~自己治癒力が鈍くなる

私たち人間は約60兆個の細胞でできています。前号でも触れましたが、その細胞一つ一つが日々刻々と入れ代わり(代謝して)私たちを形作っています。ほとんどの細胞の命は平均たった3日程度。骨は約70日、血液も約14日で入れ代わります。この状態を分子生物学者の福岡伸一先生は「動的平衡」と称しました。

多くの医師が指摘していますが、病気になるとは、この平衡状態が崩れること、なのです。私たちの身体のメカニズムは、もともと平衡状態を保つようにできています。平衡状態を保つ力を小西統合医療内科 院長の小西康弘先生は「自己治癒力」と言っています。例えば、傷を作れば“かさぶた”ができ、皮膚をつくる。暑さを感じれば、汗で体温を下げる。細菌に感染したら細菌を駆逐する酵素の働きが活性化する(結果として体温が上昇して熱が出る)など、です。

平衡状態が崩れるとは、何らかの要因によって自己治癒力の働きが鈍くなること。ちょうど、ゴムを引っ張って縮む動作を想像してください。最初は、「引っ張る」「縮む」という動作は、平衡状態を保っていますが、過度に引っ張ったり、長時間伸ばした状態(本来とのギャップ)が続くとやがて弾力を失い、縮む力は鈍り、伸びた状態になります(不平衡状態の常態化)。この状態が私たちの身体では、血圧や血糖値の上昇という結果=状態(慢性疾患)となって現れ、ある時、私のような心筋梗塞のような病気として現れます。

伸びたゴムを薬の力で縮ませることはできますが、そもそもゴムの弾力が回復したわけでありません。この弾力を失っている本当の原因(ギャップ)を直視しないと、薬漬けから抜けられませんし、ますます弾力を失えば薬の量を増やすしかなくなるのです。私の指摘する根本解決とは、弾力を阻害する根本的な原因を改善することであり、それにより私たち一人一人が持っている「自然治癒力」を回復することにあるのです。

このメカニズムを川の流れに例えれば下図のようになります。

病気になるプロセス
*出典「自己治癒力を高める医療」を参考に作成

良食とは自己治癒力を高める、引き出す食事法

自己治癒力の低下という視点で、当時の私の食生活を振り返ると…

  • 好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べるという食習慣
  • 生の野菜、果物が圧倒的に不足
  • 肉、乳製品など動物性タンパク質の多い食生活
  • おやつ、スイーツなども結構好き
  • それなりの量の毎日の飲酒習慣
  • 長時間労働と仕事のストレス
  • 慢性的な睡眠不足*不規則な睡眠時間

人間は食べたものでできている、という原則からすると、48才という年齢での大病には、明らかに食べ物、食べ方、生活習慣が原因で自己治癒力が低下していた、と言えます。

しかし、私の食習慣は特別のモノでしょうか?誰にでも多くの共通点があるのではないでしょうか?

故に、健康診断で指摘される方も多いのでは?と推察します。
では、何をどうすればいいのか?現代のビジネスマンは多忙を極め、ライフスタイルや職場環境を変更しようにも容易ではありません。唯一、自分ですぐに改善できる要素が「食」ではないでしょうか?良食とは、自己治癒力を高め、引き出すアプローチなのです。

自然治癒力を高める酵素の働き

前号で触れたように、私たちの細胞の代謝に深く関わっているのが酵素です。もちろん、私たちの身体の中にもあります。これを潜在酵素と言います。この潜在酵素は、生産能力が加齢により徐々に落ちてきます。20代の若者と老人とでは、約30倍の差があると言われますが、携帯電話の充電機能やバッテリーに例えると分かりやすいでしょう。買ったばかりは長持ちしますが、経年によりだんだんと、その性能が落ちていく点です。

潜在酵素は、代謝と消化に使われます。すなわち、自然治癒力とは酵素の代謝の働きそのものであり、健康な身体づくりは、体内の潜在酵素を無駄に消化機能に消費しないこと、なのです。

【消化酵素と代謝酵素のバランス】
*出典:「酵素の謎」を参考に作成

「酵素を無駄遣いする」とは、

  • 暴飲暴食
  • 消化の悪いものを食べる⇒動物性タンパク質中心の食生活
  • 不規則な食事時間⇒食べる時間帯に無頓着
  • 酵素を無駄にする食べ方⇒食べる順番を間違える
  • 間食

など、代謝ではなく消化に必要以上に酵素を使うことです。かつての私の食事スタイルそのものであり、現代人の多くが当てはまる食生活が酵素を無駄にしています。
酵素を無駄遣いしない「食べる時間帯」や「食べる順番」については、次号以降でご紹介します。

酵素を無駄にしない食改善2つのアプローチ

1つ目のアプローチは潜在酵素を無駄遣いしない食スタイルの変革です。最近では、自分達が当たり前と思っている食事の仕方そのものが酵素を無駄にしている場合があることが分かってきました。(食スタイルの変革は5号で詳細を説明しますので、お楽しみに)。

2つ目のアプローチは、前号でも説明した、体外にある酵素をふんだんに取り入れる食習慣です。命ある生の食べ物(ローフード)を多く摂取する、ことになります。

前号では、サラダやお刺身(カルパッチョ)に合うドレッシングを紹介しましたが、今号では忙しい朝に、手軽に継続的に摂取できる方法、グリーンスムージーと酵素シロップについて紹介します。

グリーンスムージー

最近では、女性の間で流行ってきたように感じますが、要は、生の野菜と果物を砕いて(スムージー)飲む方法です。ジューサーもしくは、ミキサーに材料を入れるだけでOKです。

グリーンスムージーの利点は

  • 少量の(残った)野菜や果物を有効利用できること
  • 素材を組み合わせて、さまざまな味、色合いが楽しめること
  • 果物の持つ甘味で、添加物が必要ないこと
  • 生の食べ物が砕かれているため、消化によいこと
  • 食べ物の持つ栄養やエネルギー、そして酵素を手軽に効率的に摂取できること

にあります。

グリーンスムージーを摂るタイミングは、食事の前の朝一番がおすすめです。現代人はタンパク質の過剰摂取が指摘されており、朝食も卵やベーコンなどの肉類などが当たり前になっています。一方、朝は、消化のよい軽めのものにする方が酵素の無駄遣いを避ける点ではよいことが最近では分かってきています。その意味では、グリーンスムージーはうってつけのメニューと言えます。(健康的な食事のスタイルは、5号で詳しく説明します)。私は毎朝、バナナをベースにしたスムージーを作っていますが、季節の野菜や果物を使って、自分で工夫して作ってみてください。

代表的なグリーンスムージーレシピ

<バナナベース>

バナナ…1本
リンゴ…1/2個(皮ごと、種と芯を除き、乱切り)
葉もの野菜数枚…サニーレタス、小松菜、ほうれん草一束程度をざく切りにして入れる。
水…150ml

<キウイベース>

キウイ…2個(皮をむき、半分に)
ピーマン…2個(種とワタを取り半分に)
はちみつ…少々
水…150ml 

これらを、ミキサーに入れて、出来上がり!!

現代の醗酵技術、酵素シロップの凄さ

酵素シロップは、生の食材の持つ酵素の性質(タンパク質や糖を分解する機能)を生かし、生の食材(季節のフルーツや野菜、野草など)に砂糖を入れ、手でかき混ぜることで発酵させて作ります。みそやぬか漬けなどよりも簡単に作れることから、現代の醗酵食品として密かに注目されています。

また、作り置きしておくことで、酵素を毎日摂取できる優れものです。

砂糖は甘くて身体に悪いのでは?と言われますが、酵素によって砂糖はブドウ糖に変わっていますので、消化吸収もしやすいと言われます。但し、原料は砂糖なので、飲み過ぎには注意が必要です。飲み方としては、一日60mlを上限に(子供は半分)、水割り、ソーダ割り、豆乳割り、グリーンスムージーにはちみつ代わりに入れる、など朝夕食事の前に飲むのがおすすめ、です。

私は、2年ほど前から、酵素シロップを飲んでいます。あくまでも個人的な体験ですが、以下のような効果があるように思います。

  • 風邪を引きにくくなった。引いても、重くならない→免疫力がアップした。
  • 便通がよくなった。
  • 血圧が安定した
  • アレルギー(花粉症)が改善された*実家の母の体験です。

代表的な酵素シロップレシピ

<イチゴとレモンの酵素シロップ>

季節のフルーツ…イチゴとレモン*イチゴはヘタを取り、レモンは皮をむきます
砂糖…1kg天然のてんさい糖を原料にした上白糖を使います。
白いビン…1リットルの広口瓶
ガーゼ…数枚

作り方

材料と砂糖の割合を「1:1.1」となるように計量計で量ります。広口瓶に砂糖、材料の順番に交互に入れ、砂糖でふたをする。空気が通るようガーゼなどでふたをして、人のいるところに置く(17~20℃が最適)。
一日に2~3回混ぜ合わせることを続け、夏場1~2週間、冬場は2~3週間かけ、砂糖が完全に液体になった時点で、カーゼでこして出来上がり、です。
残った材料は、ガーゼに包んで水洗いし、お風呂に浮かべたり、肌にこすりつけると不思議とすべすべになったりします。

なお、私が館長を務める横浜市技能文化会館でも、酵素シロップづくりをやっています。

また、当館の酵素シロップづくり講座の講師であり、各地で酵素シロップづくりされている杉本雅代さんのHPはコチラ

杉本さん曰く、「男性より女性が作ったほうがよく醗酵する」らしいです。不思議ですが。

今号の一句

健康は 酵素を生かす 知恵工夫

【参考文献】
自己治癒力を高める医療 (小西康弘 著)創元社
「酵素」の謎(鶴見隆史 著) 祥伝社新書
手作り酵素シロップ(杉本雅代 著) 文化出版局

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

 

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