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株式会社 日立システムズ

専門家コラム:ロボティクスとIT業界の未来

【最終回】ロボティクス市場活性化に向けたIT業界の役割とは?

前回並びに前々回と、ロボット市場の可能性やIoTなどとの融合による成長機会について述べてきた。最終回の今回は、ロボットの市場活性化における課題と、今後のシステムインテグレーターやソフトウェア会社の活躍の方向性について述べていきたい。

エンドユーザーの悩みは「導入の難しさ」

少子高齢化の流れやインバウンドによるホテル業など国内サービス業の成長も合間って、国内企業の人材不足がより深刻になり、人が担ってきた分野をロボットに置き換えようとする動きは、ますます顕著になりつつある。

しかしながら、従来のオペレーションを支える環境は人の動作を前提として構築されてきているため、そのままロボットを導入することは非常に難しい。

また、IoTなどを活用して構築する場合においては、ロボット単独の技術者だけでは足りず、ソフトウェアやネットワークなど広範囲なIT技術者が必要になる。そのため一事業者ではまかないきれず、導入を検討したいエンドユーザーも足踏みをする状態となっている。

「実現したいコト」をサポートするインテグレーターやソフトウェア会社が必要

上記のような技術的なハードルを鑑みると、ロボット単独の技術ノウハウを超えて、エンドユーザーの「実現したいコト」を形にするサポーターが重要になると考えられる。

第2回で述べたとおり、現時点のロボットの性能は「個別機能に特化した」モジュールのレベルである。そのため、多くの企業はロボット単体の「機能実証実験」に留まってしまい、本来の「実現したいコト」まで企画が進むことなく、検討が頓挫してしまっているケースが散見される。

こうした状況において、企業の課題から「実現したいコト」をトータルでデザイン・提案できるようなシステムインテグレーターやソフトウェア会社の出現が、今後は求められると考える。

特に本格的にロボットを多角化して活用しようとした場合には、ロボット同士の作業を連携させるようなプロセス制御の仕組み、センサーやほかの機械と連動して動作するような仕組みが必要となる。

また、今後はロボットと人が協働して作業するシーンも多くなるだろう。そのためには、ソフトウェアの品質管理や導入後のガバナンス、リスク管理などの標準化、仕組み作りをサポートする存在が、ロボット産業全体を育成するため必要になってくると考えられる。

将来的なロボット市場の成長に向けて~互換性などの壁を超えていくために

今後ロボットが各分野に普及していくにあたり、耐用年数や端末の進化に伴って複数のロボットを活用するシチュエーションが予想される。その状態を鑑みた場合、将来的にはロボット機体のOSや開発言語に依存しない環境の構築が必要になると考えられる。
そのため将来的には、汎用的なOSを提供する企業やSaaSのようにソフトウェアそのものを提供する企業が、大きく貢献するのではと考える。

本寄稿を読んだ皆さまがロボットに可能性を感じ、ロボットもしくは、ソフトウェアを開発、提供し続けることで、ロボット市場全体を持続的に進化させていくことを願ってやまない。

※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
※ 記載の会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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