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株式会社 日立システムズ

専門家コラム:働くモチベーションアップに繋がる職場コミュニケーションのポイント

【第6回】褒め言葉にもセクハラの危険性が!?

これまで第1回から第5回にかけて、職場での円滑なコミュニケーションおよび安全なコミュニケーションへ向けてのポイントを述べてきましたが、最後に、ハラスメントについて考えてみましょう。ハラスメントにはさまざまな種類がありますが、特に定義がしにくく、判断基準がわかりにくいセクシュアルハラスメント(以下「セクハラ」という)をとりあげます。

セクハラの判断基準

セクハラについて、例えば『職場におけるハラスメント対策マニュアル』(厚生労働省)に詳細が記されています。

判断基準も示されていますが、実際には多様な状況がありえますので判断がむずかしいことも多いでしょう。悪質なものは論外ですが、逆に褒めたつもりで言ったことが相手に不快な思いをさせてしまうことがあるので難しいですよね。

例えば「きれいになったね」「その服似合っているね」と言うのもセクハラであると書かれているマニュアルもありますが、言葉だけをあげていくと、もう何も言えなくなるというコミュニケーション不足に陥ってしまう危険性もあります。

セクハラ防止には言葉よりも文脈

実は、言葉そのものよりも、相手との関係性や心的距離のほうが重要なのです。同じ言葉でも場面・状況・相手によって、全く意味が異なってきます。例えば、ファッションの話をよくし合う関係であれば、「その服似合っているね」と声をかけられることは嬉しいことになる場合もありますし、それまでに容姿のことについて不快な発言をされたことがある相手から言われると、非常に嫌に思う場合もあります。

言語学の語用論では、「言葉の真の解釈はその形式とは異なる」ことを基盤とし、文脈の関与(発話者や発話状況)を踏まえ、解釈はひとつではないことを常に考えます。日常会話では、解釈は文字どおりの意味とは一致しないほうが普通なのです。

文化による表情の出しかた

また、感情や表情研究の分野では、表情の出しかたにも文化差があることがわかっています。感情と表情がわかりやすく結びついている文化もあれば、日本のように感情を顔に出すのは社会的に未熟であり、マナーにも反すると考えられ、ときには感情に反する表情をする文化もあります。

したがいまして、不快なときには、はっきり態度や言葉で示すよう言われても、それがなかなか難しくてできない人もいるのです。
相手がお世話になっている同僚や、尊敬している上司であったりすると、よけいに嫌な表情を見せることに躊躇してしまいます。

言葉と表情の面から注意できること

セクハラ加害者にならないためには、言葉の解釈はひとつではないことを認識し、自分と相手の解釈が一致していると過信しないほうが良いでしょう。また、相手の表情から読み取ることは困難であり、たとえニコニコしていても、非常に不快に思っているかもしれないということに注意する必要があります。相手が耐え切れなくなってしまってからでは遅いので、時折自分の言動を省みる姿勢を持ちたいものです。第5回で説明した「対人距離」も参考になるでしょう。

気持ちの良い職場環境づくりと人間関係構築に向けて、第1~4回の挨拶や会話における円滑なコミュニケーションと、第5~6回の対人距離とセクハラ防止における安全なコミュニケーションが参考になれば幸いです。

  • ※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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