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株式会社 日立システムズ

専門家コラム:働くモチベーションアップに繋がる職場コミュニケーションのポイント

【第5回】場面・状況に応じた対人距離とは

対人距離とは

あなたは、すいている電車に乗って片側ワンシートに誰も座っていなければ、どこに座りますか。たいていの人は、一番端に座るのではないでしょうか。まず長いシートの端から埋まり、次に真ん中、そのあとは端と真ん中の間の中央というようにシートが埋まっていくことを経験した人は多いでしょう。たくさん席があいているのに、次に乗ってきた人が自分のすぐ隣に座ってくると不快や恐怖を感じます。残りの空間において、できるだけ距離をとって座るのが電車の中という公共の場所では適切だからです。しかし、電車がどんどん混んできて満員になれば、知らない人と密着してしまうのも仕方ないと受け入れます。このように、状況によって適切な対人距離は変わってきます。

対人距離の取り方

すいている空間で、知らない人がすぐそばに来ると恐怖さえ感じるのは、パーソナルスペースを侵害されるからです。パーソナルスペースについて、アメリカの文化人類学者エドワード・ホール(Edward Twitchell Hall, 1914-2009)は、4つの距離に大別しています。

密接距離(intimate distance,0cm~45cm)
ごく親しい人だけに許される距離で、相手の身体に容易に触れることができる距離であるため、知らない相手が密接距離に入ってくると恐怖感・不快感を強く感じる。
個体距離(personal distance,45cm~120cm)
親しい友人・恋人・家族などと普通に会話する時に取る距離で、相手の表情が読み取れる距離である。
社会距離(social distance,120cm~350cm)
知らない相手や公的な改まった場面で相手と会話する距離で、相手に手が届かない安心できる距離。
公共距離(public distance,350cm以上)
講演会のような、自分と相手との関係が「個人的な関係」ではなく「公的な関係」である時の距離。

対人距離の縮め方

ビジネスの関係なら「社会距離」になります。つまり120cm~350cmですので、この距離内で少しずつ縮めていくことがポイントです。ただし、文化差や個人差などもありますので、相手があとずさりしたり、身をそらせたり、あるいは、あなたとの間に物(テーブルのコップや座席のカバンなど)を置いたりしたら、近づきすぎているというサインです。少し離れて相手のパーソナルスペースを守り、120cmより近づかないよう注意しましょう。

また、距離だけではなく位置も大事です。テーブルに向かい合って座るところから、角を使って90度になる位置に座るようにすると、いきなり隣に座るより抵抗なく心的距離も近づけることができます。また、議論する際は向かい合わせ、なぐさめるようなときは隣り合わせ、説得する際は90度の角度で座るなど、目的と状況に合わせて工夫することもできます。

安心できる気持ちの良いコミュニケーションは、仕事をするうえでも重要と言えるでしょう。

[参考文献]
Edward Twitchell Hall (1966) The Hidden Dimension 日本語訳『かくれた次元』日高敏隆・佐藤信行共訳、みすず書房、1970年

  • ※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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