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株式会社 日立システムズ NEW GRADUATE RECRUITING SITE

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大型重量物輸送プロジェクト「CYDEEN フィールド作業支援サービス」現場作業と管理業務を、デジタライズで変革する。

CYDEEN (サイディーン) フィールド作業支援サービスは、わかりやすい作業指示と現場状況の「見える化」などにより、現場作業の品質の向上と作業者と管理者双方の負担軽減を実現するサービスだ。
これまでの現場作業は、事前に作業手順をプリントし現場に持参、現場作業者はそれに従い作業を進めるとともに1つ1つ結果を手書きや写真で記録していた。また、管理業務は結果の確認に留まり、現場作業者からの報告があるまでは現場状況の確認ができなかった。そこへタブレット端末などのスマートデバイスとクラウドを活用した本サービスを導入し、さまざまな業務改善を提案してきた。
タブレット上で作業指示コンテンツに従いながら作業を実施するため、経験の浅い現場作業者でも効率良く業務を行うことが可能であり、管理者は進捗状況管理画面で、現場作業の状況をリアルタイムに確認することができる。
たとえばイギリスの都市間高速鉄道プロジェクト「Intercity Express Programme(IEP)」。このプロジェクトのために、日本で製造された鉄道車両のイギリスへの輸送作業を陰で支えたのも、フィールド作業支援サービスだった。

プロジェクト サマリー
現場で見つけた課題
  • インフラ、物流、工場などあらゆるところで現場へのICT導入が求められているが…
  • 各現場で求められることが異なり、手順や答えがひとつではない
  • 現場によっては慣れないデジタル化への抵抗感も
社会に届けたもの
  • 現場作業者と管理者をリアルタイムで繋ぎ、進捗状況を共有
  • 映像や音声による遠隔支援で、現場でのトラブル対処の迅速化
  • 熟練技術を伝承し続けられる現場への変革の一歩に
中島 和樹 公共・社会事業グループ 社会情報サービス事業部 技師 システムエンジニア

現場を知ってこそわかる、求められること。

鉄道車両という重量物をイギリスまで安全に運ぶ。そのために行われる多くの作業を簡素化し、ミスやトラブルを防ぐためのシステムづくり。心がけたのは、タブレットの業務指示に従っていけば、誰でも迷わずスムーズに作業ができることと、作業者と管理者のコミュニケーション性を高めることでした。

現場の作業を簡素化し、経験の浅い作業者でもミスなく仕事が進められること。管理者がリアルタイムに状況や問題を把握できること。それが課題でした。

同じ日立グループの一員である日立物流に、重量機工という事業があります。これは巨大な重量品や精密機器などを安全確実に輸送・移設する事業で、今回のIEPの鉄道車両輸送を担ったのも日立物流さまでした。イギリスまで無事に送り届けるためには作業の安全性が何よりも重要なので、日立システムズのフィールド作業支援サービスが有効だとの判断から採用されたわけです。タブレットによる作業指示コンテンツを作成するため、先方の担当者と何度も打ち合わせをし、現場で実際の作業を確認しながら、誰でも迷わず、簡単に扱える作業リストを作成していきました。目指したのは、作業指示コンテンツに従いながら作業を実施することで、点検漏れを防ぎ、経験の浅い現場作業者でもミスなく作業が実施できること。また、点検結果や撮影した写真などをリアルタイムで統制管理者にアップロードして、現場作業者と統制管理者で二重チェックを行える機能も重視しました。


このプロジェクトには大きな可能性がある。多くのお客さま、多くの現場を経験することで、より良いものに発展させたい。

現場でトラブルが発生したとき、問題をできるだけ早く解決したいというニーズを受けて、遠隔サポート機能も盛り込まれています。問題のある現場の映像をリアルタイムで管理者に送り、作業者と管理者が会話をしながら問題点を見出していくという機能です。これなら現場作業者に解決策が分からなくても、熟練の管理者が原因を発見し、的確な指示を出すことで、トラブル解決のために現地へ行く手間も時間も省けます。またこの遠隔サポート機能によって、少数の管理者が多くの現場の作業を随時チェックすることが可能です。このほかにも、報告書作成支援機能を利用することで、オフィスに戻って作業報告書を作成するための工数を削減することも可能になりました。このプロジェクトを経験したことで、多くの収穫がありました。現在はまだお客さまの限られた現場を支援するものでしかありませんが、これからもさまざまなお客さまの、さまざまな現場を経験することで、このフィールド作業支援サービスがあらゆる現場に欠かせないソリューションとなるよう改善を重ね、発展させたいですね。


田中 康規 公共・社会事業グループ 社会情報サービス事業部 主任技師 システムエンジニア

社会が、時代が、このソリューションを求めている。

フィールド作業の現場では、熟練作業員の不足が深刻化しています。そのため作業の簡素化とミスの防止、熟練作業員の技術やノウハウの伝承が大きな課題となってきました。私たちはフィールド作業支援サービスを普及させることで、現場作業の変革と効率化を実現し、社会のニーズに応えたいと考えています。

作業の属人化を防ぎ、現場作業のノウハウの継承や共有化ができるのも、このシステムの大きなメリットです。

中島も私も、職種で言えばSEということになります。ただCYDEENフィールド作業支援サービスは現場の作業工程をつぶさに理解しないと個々のニーズにしっかり即したサービス提供ができません。とにかく現場へ足を運ぶことが多いので、デスク作業の多い一般のSEのイメージとはちょっと違うかもしれません。お客さまも多様なので、ヘルメットをかぶって作業者の後ろを一日中ついて歩くような現場もあります。今回の鉄道輸送プロジェクトでは、私が中島の仕事を管理するという立場でしたが、実際には一緒に現場を見て打ち合わせをして、知恵を出し合ってサービスを導入したという感じでしたね。フィールド作業支援サービスには、作業の効率化だけでなく、現場作業の技術継承や作業の標準化といった側面もあります。現場では作業者独自の仕事のやり方がほかの作業者に共有されない、つまり作業の属人化が起きやすいのですが、ダブレットで作業指示コンテンツを作成しておけば、いつでも誰でもその作業のやり方が分かります。そういう役割を担ったシステムでもあるのです。


公共事業から民間事業へ。フィールド作業からさらに多彩な領域へ。事業領域は確実に広がっていきます。

そもそも日立システムズの社会・公共ソリューション「CYDEEN(サイディーン)」は、公共事業のライフサイクルをトータルにサポートするソリューションとしてスタートしたもので、計画・設計、入札・契約、工事施工、維持管理などで構成され、官庁や自治体から高い評価をいただいています。フィールド作業支援サービスはCYDEENの中の「維持管理」ソリューションのひとつとして開発されました。ただ、フィールド作業の支援が必要なのは公共事業に限りませんから、最近では民間事業への普及にも力を注いでいます。「維持管理」ソリューションには、ほかにもネットワークカメラなどを用いてメーターの画像と数値データを自動で収集する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」や、公共構造物のアセットマネジメントから保守・運用BPOをワンストップで支援する「社会インフラ維持管理システム」などがあります。私はこれら全体を管理する立場ですが、それぞれの技術が成長し、連携することで、需要はますます広がると期待しています。当然我々も立ち止まることなく現状のソリューションを進化させ、培ったノウハウを活用することで、課題を抱えるあらゆるビジネスを少しでも改善できるようお客さまに対して積極的に提案していきたいと考えています。


日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。