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システム概要

  • 対象拠点数:データセンター1拠点
  • 監視対象台数:450台
  • 導入製品*:JP1/ITRM (JP1 ITリソース管理製品)、JP1/AJS3 (JP1 ジョブ管理製品)、
    JP1/IM - SS (JP1 ITプロセス管理製品)

統合管理システム 全体概要

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統合管理システム JP1関連システム概要図

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導入前の課題

  1. エンドユーザーに効率の良い運用サービスを提供する必要があった。
  2. 運用管理業務の標準化が急務だった。

選定ポイント

システム運用の改善ポイントは以下のとおり。

  1. お客さまのエンドユーザーに効率の良い運用サービスの提供
  2. 運用管理業務の標準化

ご提案へのアプローチは以下のとおり。

  1. 運用基盤システムを構築し、仮想化によるお客さまのエンドユーザーのサーバー統合を行う。
  2. お客さまのエンドユーザーからの依頼内容に応じたプロビジョニング業務(*1)を自動化する。
  3. お客さまの開発コミュニケーションツール(*2)と運用管理ツールを連携させる。
*1
プロビジョニング業務:エンドユーザーから受けた仮想サーバーの新規構築依頼、およびITリソース変更依頼の承認・反映作業。
*2
開発コミュニケーションツール:エンドユーザーからの申請書を受け取り、管理するツール。

お客さまが当社を選定した理由は以下のとおり。

  • JP1の豊富な製品群とシームレスな連携により、お客さまの課題をクリアする統合管理システムのご提案ができたため。

導入前・導入後のポイント

  1. エンドユーザーに提供する効率の良い運用サービスの実現について
    各種JP1製品を組み合わせ、仮想運用基盤システムを構築。各仮想サーバーの一元的な運用管理が可能になった。
  2. 運用管理業務の標準化について
    • リソース管理製品とJP1/AJS (ジョブ管理製品)によって、プロビジョニング業務を自動化できた。
    • JP1/IM - Manager*とJP1/IM - SSにより、エンドユーザーからの仮想サーバーの新規構築依頼、およびITリソース変更依頼の受け取り、管理業務を自動化できた。

導入効果

  1. 統合された仮想運用基盤により、エンドユーザーに提供する運用サービスが迅速化、標準化され、効率の良い、高品質な運用システムを実現。
  2. JP1/ITRM、JP1/AJS3などの製品を使用し、プロビジョニング時の仮想サーバーの新規構築や リソース変更、運用基盤システムでの各設定変更を可能な限り自動化することで、運用業務の負荷軽減を実現。

運用者の手動による作業工数の約94%を低減

本ソリューションの導入前後で比較すると、プロビジョニング業務1依頼あたりの作業時間の94%を低減することができた。

、プロビジョニング業務1依頼あたりの作業時間の低減
項番 作業内容 1依頼あたりの作業時間
導入前 導入後
1 依頼申請の受け付け 10分 5分
2 仮想サーバーの新規構築 150分
3 運用管理エージェントのインストール 30分
4 運用サービス用ジョブの提供 60分
5 仮想サーバーの動作確認作業 30分 5分
6 依頼申請のクローズ 10分 5分
7 合計 260分 15分
8 作業工数
※平均想定依頼数(18依頼/月を元に計算)
0.49/人月 0.03/人月
*
JP1/ITRM: JP1/IT Resource Management - Manager
JP1/AJS3: JP1/Automatic Job Management System 3
JP1/IM - SS: JP1/Integrated Management - Service Support
JP1/IM - Manager: JP1/Integrated Management - Manager

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