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Hitachi

株式会社 日立システムズ

岩手県盛岡市様

仮想化ソリューション「サーバ統合」

新システムを支える基盤となる仮想化環境を、短期間で構築

写真:岩手県盛岡市様

お客様の声

3カ月少々という非常に短い期間の中で、迅速な支援や期日を守った作業など、完成度の高い仕事をしていただきました。

東日本大震災でのシステム状況について

盛岡市でも震度5強という強い揺れと、2日間にわたる停電に見舞われました。とはいえ、サーバの仮想化とラックの免震装置により、システム機器への影響を最小限に抑えられました。電力復旧後は、物理サーバの大幅削減による節電効果もあり、新システムは問題なく稼働しています。

導入前の課題
導入後の効果
サーバ台数の増加に伴い、膨大化していた管理担当者の負荷を削減したい。
VMwareの管理機能により、サーバの稼働状況を可視化できるようになり、管理担当者の負担も軽減できた。
庁舎内の限られたスペースを効率的に活用したい。
仮想化技術により、サーバ台数を大幅に削減でき、スペースを有効活用できるようになった。
サーバ台数に比例して増加していた、サーバルームの消費電力や熱量を削減したい。
サーバ台数の削減により、消費電力や熱量を大幅に抑制できるようになった。

岩手県の中心部に位置する盛岡市様は、「人々が集まり・人にやさしい・世界に通ずる元気なまち盛岡」をまちづくりの基本目標として、行政サービスの向上や盛岡ブランド確立などの施策を展開されています。その盛岡市様が今回、日立システムズの技術力を利用して、システムの仮想化基盤を構築した経緯とその効果について、総務部総務課情報企画室室長の佐々木國夫氏、同室主任の難波学氏にお話を伺いました。

導入の目的

増加したサーバ台数を削減する施策が必要だった

仮想化を検討されるまでの経緯を教えていただけますか?

私たちは平成22年度からの3カ年計画として、第三次盛岡市情報化基本計画を策定し、さらなる市民サービスの向上、行政の簡素・効率化、情報セキュリティ対策の強化を進めています。

盛岡市様が抱えていた課題

  • サーバ台数の増加に比例して、消費電力も増加していた。
  • サーバ台数の増加に伴い、管理側の負荷も膨大化していた。
  • 庁舎内の限られたスペースを有効に活用するための手段が必要だった。

その中で、グループウェアの更新時期を迎える22年度は、システムの刷新を計画していました。(佐々木氏)

それまではシステムごとに物理サーバを用意して冗長化していたため非常にサーバ台数が多いシステム構成となり、消費電力や発生する熱量が増加していました。一方でメンテナンス負荷も増加していましたので、その部分の改善策として、仮想化を研究しはじめたのです。(難波氏)

どのようなお考えに基づいて、仮想化を検討されたのでしょうか?

現在耐震補強工事を行っているこの庁舎は、今後も長く大切に使っていく予定です。そのため、庁舎内の1平米をいかに有効に活用するか。このようなコスト意識が、一番の前提部分としてありました。(佐々木氏)


岩手県盛岡市
総務部 総務課 情報企画室
室長 佐々木國夫氏

選定のポイント

技術的なバックボーンやコスト面での提案に共感できた

システムを仮想化することについて、心配事などはございましたか?

最初の段階では確実に稼働するのかという不安はありました。

「サーバ統合」を選択したポイント

  • サーバ台数の削減により、省スペース化や消費電力・熱量の抑制が期待できること。
  • VMwareの管理機能により、管理者のメンテナンス負荷が削減できること。


岩手県盛岡市
総務部 総務課 情報企画室
主任 難波学氏

しかし、他の自治体での成功事例などを調査したり、実際に事例にかかわった方のお話を聞くなどした結果、十分に実用化できることが分かりました。また、仮想化によってメンテナンス負荷の軽減や省スペース化、消費電力や熱量の削減といった効果が見込めるという感触も得られました。そこで今回は、グループウェアやそれに関連するシステムを構築する基盤として、仮想化技術を活用することにしたのです。(難波氏)

システム全体の基盤となる仮想化の部分を、日立システムズにお任せいただいたのはなぜですか?

管理機能が優れているVMwareで仮想化を実現すること、仮想マシンが正常に稼働することを条件としてお声がけをさせていただきました。30社ほどの候補の中から、実際に提案までしてくださったのは4社。その中で、技術的なバックボーン、ESXiへの対応など先進技術を取り入れる姿勢やコスト面での提案なども踏まえて、日立システムズを選定しました。(難波氏)

システム概要

物理サーバ構成時と比べ、5分の1のサーバ台数で新システムが稼働

どのようなシステム構成になっていますか?

情報共有用システムのSharePoint、メールシステムのExchange、ICカードを使った認証印刷用のサーバ、シンクライアントといった、全体のシステム群を支えるベースになるハードウェアとして、今回お願いした仮想基盤があります。
また、仮想化のメリットとして、リソースの追加が必要になった場合に、ブレードサーバやメモリも簡単に追加できる構成になってます。(難波氏)

今回、システム構築が短い期間で進められたとお聞きしましたが?

仮想化部分を日立システムズに依頼したのが、2010年6月。そこから、9月末のシステム全体の稼働開始までは3カ月少々しかありませんでした。それに加えて、仮想化環境でシステムが稼働するか確認するために、8月中旬までにテスト環境を構築する必要がありました。そのような非常にタイトなスケジュールの中で、こちらからの質問への迅速な回答や期日を守った作業など、日立システムズには大変完成度の高い仕事をしていただきました。(難波氏)

仮想化によって、どのような効果がありましたか?

今回はシステムを刷新していますし、新しいことにも取り組んでいますので、単純にサーバ台数を比較できないと思いますが、それでも物理サーバで構成した場合には約40台になるサーバが8台まで削減でき、そこで新システムを稼働できていることの効果は大きいと思います。さらに、物理サーバのときは難しかったサーバ状況の把握が、簡単に可視化できるようになりました。また、今回仮想化環境でコンパクトにサーバを保持できるようになりましたので、これまで外部のハウジングを利用していたサーバを引き上げることができたこともコスト削減につながっています。(難波氏)

図:システムイメージ図

今後の展望

今後も仮想化環境の拡張を継続していく方針

今後の展望について教えていただけますか?

基本的には、グループウェアシステム群を稼働させる環境として、今後も拡張を続けていく方針です。

例えば今回はPC1600台のうち500台をシンクライアント化しましたが、残りのPC1100台についても徐々にシンクライアント化し、仮想化環境に追加する予定です。また、現在すでにストレージが一杯になりつつありますので、来年度には早速拡張しなくてはいけないと考えています。(難波氏)

これから日立システムズには、どのようなことを求めますか?

いつもパートナー企業に対して感じていることなのですが、できる限り油断しないでいただきたいと思います。お付き合いが長くなりますとそれだけ緊張感が少なくなっていきます。そうならずに、常に最適なものは何かを考え続けていただきたいと思います。日立システムズは、そういうことができるパートナーだと信じています。(難波氏)

お客様の概要

ロゴ:岩手県盛岡市

岩手県盛岡市

市制施行
1889(明治22)年4月1日
URL
http://www.city.morioka.iwate.jp/

岩手県の県庁所在地であり、内陸中心部の北上盆地に位置する盛岡市は、1889年の市町村制施行によって誕生した、全国39都市の1つです。市制施行から120年以上経過した今でも、長い伝統と美しい自然が調和した北東北の交流拠点都市として、新たなる発展を続けています。

日本の歴史公園100選に数えられている「盛岡城跡公園」。4月にサクラ6月にバラが見ごろとなり、多くの観光客が詰めかけます。

旧第九十銀行を活用した「もりおか啄木・賢治青春館」。青春時代を盛岡で過ごした石川啄木と宮沢賢治のゆかりの品が展示されています。

「おいでください」という言葉から名づけられた情報発信基地「プラザおでって」。特産品販売店や和風料理店などが入った複合施設です。

毎年8月1日から開催される「盛岡さんさ踊り」。最終日に行われる「世界一の太鼓大パレード」は、「和太鼓同時演奏」でギネス記録を達成しました。

担当より一言

仮想化基盤の一層のご活用に向け、ご支援、ご提案を継続していきます。


日立システムズ
市川理樹

提案にあたっては、盛岡市様が何を課題とされているかを十分理解することに努め、将来的な増強にも迅速かつ柔軟にお応えできる構成、VMwareプレミアパートナーとして安心してお任せいただける体制を重点的に提案いたしました。
また3カ月という短期間での導入はチャレンジでもありましたが、お約束通りの納期で形にでき、品質についても高いご評価をいただきましたことを大変うれしく感じております。
仮想化ソリューション自体はゴールではなく、本当の価値を享受できるかは今後にかかっています。仮想化基盤を最大限ご活用いただき、より一層業務効率化やサービス向上に貢献できるよう、引き続き幅広くご支援、ご提案を行ってまいります。

盛岡市様のご協力により、一丸となって取り組ませていただいたことで、予定通り構築することができました。


日立システムズ
今里智海

仮想化基盤はすべてのシステムを稼働するための重要な基礎部分となるため、設計段階から常に完成度の高いものを目指し、検討を重ねてまいりました。そして、仮想化基盤をスケジュール通りにご満足いただけるレベルで構築することができ、大変うれしく思います。盛岡市様にはご多忙の中、多大なるご協力をいただき、一丸となって取り組ませていただけたことを大変感謝しております。
今後もアフターフォローに努め、拡張性や柔軟性といった仮想化のメリットを生かして、盛岡市様のお役に立つことができるよう、取り組んでまいります。

今回の取材にご協力いただいたお客様

岩手県盛岡市
総務部総務課情報企画室 室長 佐々木國夫氏
総務部総務課情報企画室 主任 難波学氏

ご協力ありがとうございました。
2010年12月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

日立電子サービスと日立情報システムズは、2011年10月1日に合併し、株式会社日立システムズに社名を変更いたしました。
掲載の情報は当時の社名を現在の社名に置き換えていますが、一部初掲載当時のままですのでご了承ください。

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