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Hitachi

株式会社 日立システムズ

国立大学法人三重大学様

「サーバ統合」

サーバ台数と構築期間を最小限に抑え、コストを大幅に削減

写真:国立大学法人三重大学様

お客様の声

サーバの空きスペース、環境の改善、バックアップ体制などの問題も、「VMware」で解消できました。

導入前の課題
導入後の効果
免震化工事によりサーバラックのレイアウトが固定化され、増設が困難になったサーバ環境の問題を改善したい。
「VMware」の利用により、サーバラックの空き状況を気にせず、サーバを追加できるようになった。
サーバが増加するにしたがって発生していた、電源不足や熱量増加の問題を解消したい。
サーバ台数を削減できたおかげで、電源や熱量を大幅に抑えることが可能になった。
各サーバごとに異なっていたサーバのバックアップ体制を、統一化させたい。
これまでバラバラだったバックアップ方法も、「VMware」の利用により統一化できた。

地域における電子情報受発信の拠点としての役割を担うため、学術情報基盤の整備と強化に取り組んでおられる国立大学法人三重大学様(以下、三重大学様)。同大学が日立システムズの仮想化技術を利用してサーバを統合した経緯とその効果について、学術情報部情報基盤チームの牧野和人氏、奥野照彦氏、村田佳美氏にお話を伺いました。

導入の目的

免震化に伴ってサーバの増設が困難になっていた

三重大学様が抱えていた課題

  • 免震化工事に伴ってサーバラックのレイアウトが固定化され、サーバ増設が困難になった。
  • サーバの増加に伴い、電源不足や熱量増加などの問題が発生していた。
  • 各サーバごとにバックアップ体制やUPS設定がバラバラだった。

仮想化を行うまでの、経緯を教えていただけますか?

私たちは、当大学の総合情報処理センターとは別に、人事・学務・財務などの事務用として約30台のサーバを維持管理していました。

そうした中、かねてより東海地区では大地震発生の可能性が示唆されていたことや、キャンパスが伊勢湾に面していたことを踏まえ、2009年に免震化工事を行い、除震装置をラックの下に敷いたのです。ただ、これによってラックのレイアウトが決まってしまったため、容易に増設ができない状況に陥ってしまいました。このままでは学内の各部門から来る新システムの追加依頼に応じることができません。そこで、何らかの対策を講じることにしたのです。(牧野氏)

サーバの空きスペースを増やしたいということが、大きなきっかけになったのですね?

ほかにも、サーバ増加に伴って電源が不足していたり、発生する熱量が増加していたりしたため、サーバルームの環境を改善したいという要望も、サーバについて考えるきっかけの1つとなりました。また、各サーバは異なるメーカー・時期に設置していたため、バックアップ方法やUPS設定もバラバラでした。そうしたバックアップ体制やUPS設定を標準化したいと考えていました。(牧野氏)


国立大学法人三重大学
学術情報部 情報基盤チーム
牧野和人氏

選定のポイント

ソフトランディングという要望に、柔軟に対応

「サーバ統合」を選択したポイント

  • これまでに抱えていたサーバに関する3つの問題の解決法として「VMware」が適していた。
  • ソフトランディングしたいという要望にも、柔軟に対応できた。


国立大学法人三重大学
学術情報部 情報基盤チーム
奥野照彦氏

課題を解決する手段として、すぐに仮想化をお考えになったのですか?

はい。しかし、これまではサーバ1台に1システムというイメージが強かったものですから、最初は1つのマシンで複数のシステムを動かせるということに対して、「本当にできるのか? パフォーマンスはどうか?」という不安は、正直ありました。(奥野氏)

当大学が抱えているサーバ周辺の問題は、「VMware」なら解決できるのではないか、という認識はあったのですが、仮想化についていくつか分からないことがあり、多少のモヤモヤがあったことも事実です。しかし、そうした胸のつかえも、日立システムズが大阪で開催したセミナーに参加したときに担当者から話を聞いて、一気にモヤモヤを吹き飛ばすことができました。(牧野氏)

最終的に日立システムズを仮想化のパートナーとして選定した決め手は、どのようなことだったのですか?

私たちは、いきなりシステムを大きく変更することは避けて、新規システムや老朽化したマシンについて優先的に仮想化するといった、ソフトランディングを実行したいと考えていたのです。そうした私たちの要望に柔軟に対応していただけたのが、日立システムズでした。(牧野氏)

システム概要

「VMware」導入で、大幅な費用対効果を享受できた

システムの構築は、スムーズに進行しましたか?

実は、バックアップ体制の部分で若干当初のイメージとは違い、うまくプロジェクトが進まなかったことがありました。

しかし、そうした問題に対して、日立システムズのみなさんが1つひとつ丁寧に解決してくださったので、逆にそこから強い信頼関係が生まれたと感じています。(牧野氏)

ソフトランディングしたあと、仮想化の範囲は拡大しましたか?

メールサーバや給与周辺サーバの仮想化、iSCSIストレージの追加というように複数の段階に分けて、徐々に仮想化の対象範囲を拡大しました。2010年8月には2台目のESXサーバを導入し、冗長化をはかりました。また、日立システムズのデータセンタを利用し、バックアップ体制をさらに強固なものにしました。 (牧野氏)

「VMware」で仮想化したことによって、どのような効果がございましたか?

サーバの空きスペース、環境の改善、バックアップ体制などの問題も解消できました。約20のサーバを1つに集約することができていますので、その分の費用対効果は大幅に得られています。また、システムの設計もしやすくなりました。

メンテナンスの面でもマシンの再起動が格段に早くなったため、電源が落ちている時間を大幅に短縮するなどの効果が得られました。(奥野氏)

「VMware」で仮想化されたシステムを動かすときには、自分のPCのデスクトップ画面上で、さらに別のデスクトップ画面を操作することになるので、少し不思議な気分です。ただ、何かプログラムを実行するわけではなく、普段使っているPCと同じように使えるので、すぐに操作できるようになりました。(村田氏)


国立大学法人三重大学
学術情報部 情報基盤チーム
村田佳美氏

図:システム構成図

今後の展望

システム全体における「VMware」の標準化を進めたい

今後の展望について教えていただけますか?

来年度には3台目のESXサーバを導入したいと考えています。また、現状バックアップ専用機の負荷が高くなっているのですが、そこも2台体制にして負荷を分散していきたいと思います。

さらに次年度には、財務会計システムの入れ替え時期を迎えますので、その際には財務会計システム専用の「VMware」環境を構築したいと考えています。今回だけで終わるのではなく、さらに仮想化の対象範囲を拡大していき、全体における「VMware」の比率を高めて標準化していきたいですね。(牧野氏)

これから日立システムズには、どのようなことを求めますか?

「VMware」だけではなく、ERPやネットワーク、スイッチやLinuxとか、あらゆる分野においてトータルで日立システムズにお願いできるようになれば良いと思っています。そのときに、「この件は誰、この件は誰」と別々に対応していただくのではなく、ワンストップな体制で対応をお願いしたいと思います。(牧野氏)

お客様の概要

ロゴ:国立大学法人三重大学

国立大学法人三重大学様

設立
1949(昭和24)年5月31日
所在地
三重県津市栗真町屋町1577
URL
http://www.mie-u.ac.jp/

「総合大学として、教育・研究の実績と伝統を踏まえ、『人類福祉の増進』『自然の中での人類の共生』『地域社会の発展』に貢献できる『人材の育成と研究の創成』を目指し、学術文化の受発信拠点となるべく、切磋琢磨する」を基本理念として掲げている三重大学様。学生の「感じる力」、「考える力」、「コミュニケーション力」、それらを総合した「生きる力」の「4つの力」を養成しています。

伊勢湾に面した三重大学の「上浜キャンパス」。ここにすべての学部が集中しています。

登録有形文化財に指定されている「三翠会館」。庭園とともに静かにたたずみ、郷愁を感じさせます

フィールドサイエンスセンターの附帯施設である「平倉演習林」。森林資源の育成・利用・保全に関する調査・実習を実施しています

生物資源学研究科に附属する練習船「勢水丸」。実習航海や研究航海のため、伊勢湾から本邦南方、北太平洋、そして東シナ海まで就航しています。

担当より一言

三重大学様の良きITパートナーとして、今後ともご要件の実現化に向け、お手伝いをさせていただきます。


日立システムズ
飛弾陵

私が大学生の時は、何気なく利用していたITインフラ含む各種情報システムに対し、学内の教職員の方が、様々なことにご検討・ご尽力されているということを正直意識しておりませんでした。
しかしながら、三重大学様とのビジネスを通じ、学生、教職員の方が快適にシステムを利用することを意識し、日々仕事をされているということを肌で感じることができました。
今後、三重大学様の事業計画、システムを利用されるエンドユーザ様を念頭に、三重大学様の教育・研究・発展に寄与できるよう、ご要件の実現化に向け、最新のIT技術・ノウハウにより、お手伝いをさせていただきます。

三重大学様のパートナーとして「トータルサポート」でお役に立ちたい。


日立システムズ
本多玲夫

2009年より進めてまいりました仮想化ですが、大変お忙しい中にもかかわらず多大なるご協力をいただき、プロジェクトを完了することができました。
今回の仮想化にとどまらず、将来の三重大学様のあるべき姿、将来像を一緒に考え、支援できるパートナーとして今後も取り組んで行きたいと考えております。

今回の取材にご協力いただいたお客様

国立大学法人三重大学
学術情報部 情報基盤チーム 牧野和人氏
学術情報部 情報基盤チーム 奥野照彦氏
学術情報部 情報基盤チーム 村田佳美氏

ご協力ありがとうございました。
2010年10月掲載
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

日立電子サービスと日立情報システムズは、2011年10月1日に合併し、株式会社日立システムズに社名を変更いたしました。
掲載の情報は当時の社名を現在の社名に置き換えていますが、一部初掲載当時のままですのでご了承ください。

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